中国共産党の政治的中心・延安にやって来た文龍。そこでの生活にも慣れた頃、仲の良かった同志が反革命分子の疑いをかけられ、連行されるという事件が起きた。党に対して不安と戸惑いの気持ちが湧き上がっていたそんな折、図書室を訪れた文龍は、毛沢東主席の夫人・江青と出会う。
険しい旅路の果て、龍が甘粕正彦のもとへ持ち帰った皇帝の秘宝“黄龍玉壁”。甘粕は玉壁に秘められた情報と交換に、ソ連から満州国存続の確約を得ようと目論んでいたが、玉壁が納められているはずの箱の中には何も入っていなかった。空となった鉛の匣(はこ)を前にして、甘粕が龍を問い詰めると…!?
ソ連軍の満州侵攻が間近に迫った1945年8月8日。龍は、退避勧告が届いていない遠隔地の開拓村の住民を救うため、飛行機によるピストン輸送を請け負っていた。だが、日没で周囲が暗闇に包まれていく中、定員以上の乗客を抱え、投光器すらない滑走路への着陸を強行することになり…。