押小路の家に戻った龍は、自分が世間知らずだったと悟り、ていとの結婚のためにも勘当してくれと一磨に言う。だが一磨は二人の結婚を認め、三人だけの仮祝言を挙げることに
険しい旅路の果て、龍が甘粕正彦のもとへ持ち帰った皇帝の秘宝“黄龍玉壁”。甘粕は玉壁に秘められた情報と交換に、ソ連から満州国存続の確約を得ようと目論んでいたが、玉壁が納められているはずの箱の中には何も入っていなかった。空となった鉛の匣(はこ)を前にして、甘粕が龍を問い詰めると…!?
ソ連軍の満州侵攻が間近に迫った1945年8月8日。龍は、退避勧告が届いていない遠隔地の開拓村の住民を救うため、飛行機によるピストン輸送を請け負っていた。だが、日没で周囲が暗闇に包まれていく中、定員以上の乗客を抱え、投光器すらない滑走路への着陸を強行することになり…。