明治7年、秋。四国・松山に秋山淳五郎真之という6歳の少年がいた。淳五郎をはじめとする侍の子供たちは、武士が職を失ってすぐのこの時期、町人の子供たちにいじめられていた。だが淳五郎はどんな仕打ちを受けても決しても怯まず、仲間を助け、相手に立ち向かっていく…。
1894年10月。旅順を陥落すべく、花園口への上陸を目論む日本陸軍は、鴨緑江の清国陸軍を牽制するための陽動作戦として、大迫少将率いる第五旅団が鴨緑江渡河戦を行なっていた。だが、後続部隊の渡河の遅れにより、日本軍はたちまち劣勢に。この危機を救うべく、立見少将の第十旅団が動き始めるが…!?
明治27年11月8日。朝鮮の漢城で総理大臣、外務大臣、度支大臣らと面会した井上馨は、朝鮮の維新を断行させるべく熱弁をふるう。朝鮮国の現権力を握っている大院君とその孫を、現政権から追放すべきと考えていた井上は、今の朝鮮国と幕末のころの日本を重ね合わせ、当時に思いをはせていた…。