明治27年9月15日。平壌包囲軍・南攻担当部隊の戦闘が始まった。第五師団・第二十一連隊長の武田秀山中佐(土佐出身)と、同第十一連隊長の西島助義中佐(長州出身)は、互いにライバル心をむき出しにしながら大同江手前の敵陣を突き崩していく。だが、清国軍はその先に巨大な陣地を隠しており、それに気付かない両隊は…!?
1894年10月。旅順を陥落すべく、花園口への上陸を目論む日本陸軍は、鴨緑江の清国陸軍を牽制するための陽動作戦として、大迫少将率いる第五旅団が鴨緑江渡河戦を行なっていた。だが、後続部隊の渡河の遅れにより、日本軍はたちまち劣勢に。この危機を救うべく、立見少将の第十旅団が動き始めるが…!?
明治27年11月8日。朝鮮の漢城で総理大臣、外務大臣、度支大臣らと面会した井上馨は、朝鮮の維新を断行させるべく熱弁をふるう。朝鮮国の現権力を握っている大院君とその孫を、現政権から追放すべきと考えていた井上は、今の朝鮮国と幕末のころの日本を重ね合わせ、当時に思いをはせていた…。