小説家の新たな時代の苦悩を描く意欲作!生成AIに頼らずに小説を執筆した菅井だったが、復帰一作目の評価は思わしくなかった……担当編集者・ニールセンと二作目にとりかかるのだが出版社からの軋轢もあり、生成AIによる評価基準を越える作品以外は出版させないという。ストレスフルになった菅井が手にしたものは…!?
表現者にとって生成AIは脅威か?生成AIを利用した執筆は非常識と思われていたが、100年後の未来では常識と言われていた――無名の小説家だった菅井櫓は100年の冬眠から目覚めると一転、国民的作家と評されるようになっていた。現在の自分の評価に戸惑っている時に、100年経った“現在”の菅井に、生きているはずのない当時付き合っていた彼女からの手紙が届く。「彼女は生きているのだろうか……」同じ疑問が菅井の頭の中を永遠に回り続けた後、ひとつの決意を固める。それは再び彼女が喜んでくれる小説を書くこと。100年経った今、生成AIを使用せずに小説を書いている者などいない世界になっていた。新しい感動を届ける物語を菅井はどのように執筆していくのか。物語を紡ぐことに取り憑かれた者たちの近未来譚!!
小説家が見つめる100年後の文学界!100 年経ってもひとが物語を求める熱量は変わらなかったが、物語の作り方には大きな変化があった。それは生成AIを必ず利用するということ。自らの手で小説を執筆することにこだわる小説家・菅井に試練の時がおとずれる――――……
SFサイバーロマンス、完結!!ひとつの愛を100年貫こうとしてひとりの女性が生み出した文学界を大きく揺るがすひとつの革命的技術。文学とテクノロジーの狭間で葛藤しつづける小説家・菅井櫓の現在地!!