“親”との別れ…そして、新しい絆が生まれる――親子の縁が薄い“父親”に呼び出され、面談に臨んだイルムヒルト。彼の口から語られたのは、兄であるリーベル伯に関するいくつもの新情報…?それらの情報が、『アレ』を仕留める糸口になりうるのか。そして、『アレ』からもまさかの接触が……。その一方、王立学院への就学とマリウスとの婚約が着々と準備が始まる。男性からの好意に免疫がないイルムヒルトと、ぐいぐい距離を詰めてくるマリウス。恋愛初心者のふたりが初々しく交流を重ねていく――。
その冤罪、異議ありです!!華麗なる復讐劇の幕開けは、ある間抜けな断罪劇から――。異母姉をいじめた罪で、卒業記念パーティーで急に第2王子に断罪されるイルムヒルト。姉を階段から突き落としたり、いくつかの犯罪の真犯人だと言われているけど証拠は“犯人は青い髪の女”という証言だけ?……はあ、いいですか?そもそも私、イルムヒルト・リッペンクロックは学院に通ってすらないのですが……。降りかかる火の粉(冤罪)は払わなければいけないから、第2王子殿下、ご覚悟はいいですか?
マリウス様が子爵家に婿入り!!!?その婚約、本気ですか!?ついに語られるリーベル伯の企みと先代子爵・ヘルミーナの死の真相――。冤罪を晴らし、真犯人をおびき出し、さらに第二王子たちの余罪まで露見させるなど、波乱の卒業記念パーティーはイルムヒルトの華麗なる反撃により閉幕を迎えた。自らの潔白を証明したはいいものの、子爵家当主であることがバレたことで、高位貴族からの縁談が雪のように舞い込んでくる。それは、結婚という形で子爵領を“合法的”に乗っ取りたいがためのもので、イルムヒルトは別の意味で苦境を立たされることに。そんな時に、バーデンフェルト侯爵から、マリウスとの婚約を提案されて――!?