名門お嬢様学校・月ノ森女子学園に通う長崎そよ。バンド・CRYCHICを結成してからの日々は、まぶしくて、楽しくて、愛おしくて。あたたかなもので満ちていく、そんな時間がずっと続いてくと信じていた。けれど、それは容赦なく降りしきる雨とともに、こぼれ落ちていく--。こんなの誰も望んでない。絶対に終わらせないから--。これは、かけがえのない居場所を失った迷子の少女の物語――。
名門お嬢様学校・月ノ森女子学園に通う長崎そよ。足りないものは一つもないはずなのに、どこか満たされない日々を過ごしていたある日、突然現われた豊川祥子に誘われ、バンドを組むことに。戸惑いながらも過ごしていく時間は、彼女にとってかけがえのないものだったが――。迷子の少女に訪れた運命が動き始める。※収録内容と紙版の内容は一部異なります。
名門お嬢様学校・月ノ森女子学園に通う長崎そよ。バラバラになったバンド・CRYCHICを、もう一度やり直すため。すれ違ってしまったみんなと、また元通りになるため。ずっと頑張ってきたはずだった。しかし、元メンバーから冷たく放たれた言葉に、彼女の淡い期待は打ち砕かれる。「CRYCHICは壊れてしまいましたわ。復活は絶対にありえません」一人、前に進めないまま、戻りたかった居場所は、もうどこにもない。一生なんてそんなもの――信じるほうがどうかしてる。それなのに。すべて終わったはずなのに。迷子の少女に伸ばされた手は、彼女の手を強く握って離さない――。