小雪が夜になって少し勢いを増した。大根の収穫の時、ミズナは政信の車の助手席に座る人影を目撃していた。あの髪の毛の色、政信の車、沓沢先生の慌てぶり……そうかママが来てたんだ! 恋しいはずの母親とのニアミス。ただミズナには素直に喜べない母との《思い出》があった。父と母がこうなったのもあの日からだ……。一方、良平は沓沢先生、政信、オドと今回の件について話し合っていた。2人の間にあった「何か」には立ち入ることができないが、2人の子どもたちのために出来ることはある。良平の妻であり太平・ミズナのママである京子は、明日の朝に東京へ戻る。どうする? 良平は2人にそう伝えた……。|矢口高雄先生がお贈りする『おらが村』と『新・おらが村』の間をつなぐ新シリーズ! 大自然に放り込まれた都会っ子・太平が野山を駆け回る! そんな少年と《家族》の成長物語、シリーズ第8巻(全11巻)!!
京子の容態が思わしくない。東京の病室へ駆けつけた良平は、眠り続ける京子の枕元で2人の思い出の数々を辿っていた。そして良平はある決断を下す。一方、日暮村で太平とミズナは、母の命が消えかけていることも知らずに野山を駆け回っていた。そしてついに良平から連絡が入る。「ママが死にそうだって……」。母危篤の知らせを受けた太平とミズナは政信と共に急遽東京へと向かうのだった……。その車中、太平は突然つきつけられた残酷な現実を理解することができず、ただ《ふるさと》にやって来た2年間をぼんやりと思い出していた……。感動のシリーズクライマックス!|矢口高雄先生がお贈りする『おらが村』と『新・おらが村』の間をつなぐ新シリーズ! 大自然に放り込まれた都会っ子・太平が野山を駆け回る! そんな少年と《家族》の成長物語、シリーズ最終巻(全11巻)!!