昨日も雪。今日も雪。飽きずに振り積む雪。そんな真冬の川で太平は不思議な光景を目撃する。川に入った老人がガッチーンと石を叩いてるのだ。話を聞くとこれは《ガッチン》と呼ばれる冬の伝統漁法。冷たい水の中、石の下でじっとしている魚を大きな音で気絶させてしまうのだ。その名人・茂作じいに《ガッチン》を習うことになった太平だったが、このガッチン漁、実は漁業組合法で禁止されているものだった。それでも茂作じいは漁を続ける訳とは……。一方、良平は妻・京子に対してある決断をすることになる。その重大な決断を太平とミズナに伝えると……。ホッとしたのもつかの間、しばらくして京子がキタキツネを媒介とするエキノコックス症を発症したと告げられるのだった。|矢口高雄先生がお贈りする『おらが村』と『新・おらが村』の間をつなぐ新シリーズ! 大自然に放り込まれた都会っ子・太平が野山を駆け回る! そんな少年と《家族》の成長物語、シリーズ第9巻(全11巻)!!
京子の容態が思わしくない。東京の病室へ駆けつけた良平は、眠り続ける京子の枕元で2人の思い出の数々を辿っていた。そして良平はある決断を下す。一方、日暮村で太平とミズナは、母の命が消えかけていることも知らずに野山を駆け回っていた。そしてついに良平から連絡が入る。「ママが死にそうだって……」。母危篤の知らせを受けた太平とミズナは政信と共に急遽東京へと向かうのだった……。その車中、太平は突然つきつけられた残酷な現実を理解することができず、ただ《ふるさと》にやって来た2年間をぼんやりと思い出していた……。感動のシリーズクライマックス!|矢口高雄先生がお贈りする『おらが村』と『新・おらが村』の間をつなぐ新シリーズ! 大自然に放り込まれた都会っ子・太平が野山を駆け回る! そんな少年と《家族》の成長物語、シリーズ最終巻(全11巻)!!