…けれど、あの日泣いていたあなたが強くなったことも、私がいちばん知っている――…。「いつか私がメイドを辞めるとき、ここがあなたの居場所になっていますように」公爵家との婚約破棄により、辺境伯・マルクに嫁ぐことになった令嬢のエリシア。メイドのワンダも、エリシアの父の命令もあってアトワン領に着いて行くことに。アトワン領は国境にあり、国内外からの干渉が絶えない。武器の輸入などを通して貿易を生業としているエリシアの生家・シスレーとの協力関係が生まれ、エリシアとマルクの関係がゆっくり深まっていくなか、それをよく思わない人もいて――…!?これは誰よりも主を想う老メイドが、辺境の地で暮らす彼女のために「幸せ」を設える物語。アトワン領の個性豊かな面々も登場して、ますます盛り上がる第2巻!!描き下ろしはアトワン領の傭兵・ベルの過去が垣間見れる『嫌われ令嬢と女傭兵』
泣いているあなたを抱きしめることも、ずっとそばに居続けることも許されないけれど――…。「いつか私がメイドを辞めるとき、あなたがこの世でいちばん幸せでなければ」自分が仕えている令嬢・エリシアの結婚を機に、隠居することを決めていたメイド長のワンダ。しかし、婚約者の公爵・アランは従妹のナターシャと結婚するという。公爵家との婚約が突然破棄されることとなり、立場的にも危ういエリシアを見て、ワンダはただ寄り添うことしかできず、歯がゆさを覚える。そんなエリシアのもとに、辺境伯・アトワンとの縁談の話が舞い込んで―…!?これは誰よりも主を想う老メイドが、辺境の地で暮らす彼女のために「幸せ」を設える物語。