アーシアは王妃の護衛騎士である夫レジェスに献身的に尽くしてきたが、冷遇される毎日を過ごしていた。ある日、玄関先に置かれていた一冊の本に記された“日本語”を目にした瞬間、前世の記憶がよみがえる。ここは小説『禁じられた愛』の世界。物語の主役はレジェスと王妃で、アーシアは王妃暗殺を企み、処刑される悪女にすぎなかった。利用された挙げ句、殺される未来などまっぴら。“ある条件”が揃う三年後に反撃を開始すべく、絶体絶命の状況を打開しようと動き始め……。
王妃サフィラと元夫レジェスの不義の恋文を新聞で大々的に公開し、大胆かつ緻密な復讐劇を開始したアーシア。しかし息つく暇もなく、小説のシナリオ通りに幼い王太子・ディノの死が迫っていた。物語を変えるため、アーシアは王家騎士団長のヴォルフと共にディノの体を蝕む要因を突き止めようと奔走する。 一方、不義の代償として地位も名誉も失いつつあるレジェスは、サフィラの妊娠を知り、己の保身のため堕胎薬に手を伸ばそうとしていて……。 断罪されるはずだった“元悪役令嬢”の痛快な反撃がさらに加速する!