「俺のこと一目ぼれとか言ってたくせに」自分の泳ぐ姿を撮られて以降、燈真のことが頭から離れない一臣。クラスになじまず、いつも一人で楽しそうにシャッターを切る燈真。変わり者なのに、好きなものにまっすぐで、自由気ままな毎日を過ごしているよう…。家族から”正しさ”を押し付けられてきた一臣にとって、燈真のその姿は、知らなかった世界そのものだった。下校途中、一心に撮影する燈真を見つけた一臣は、気づけばその背中を追いかけていて――。心を隠す王子様×ぼっち写真部員。隠してきた本音が、露わになっていく第3話。
「本当の君に、僕だけが触れられる」写真以外に、興味ない。風景や動物の撮影に熱中する高校生・燈真。そんな彼はある日、学内の広報写真を任される。そこで目にしたのは、水泳部員・一臣の泳ぐ姿。水を切り裂く身体。息を呑むほど、かっこいい横顔。無我夢中で撮った一枚は一臣の目にも止まり、彼の心まで揺らしてしまう。心を隠す王子様×ぼっち写真部。“写すだけ”だったはずの世界が、交わりはじめる――。
「また、撮りたい…!」燈真が初めて興味を持った“人間の被写体”、それはクラスメイト・一臣だった。燈真は気づけば一日中、その姿を目で追ってしまう。けれど一臣はいつも人の輪の中心で、燈真には手が届かない…。距離を縮められないまま迎えた放課後。誰もいない教室で、眠る一臣を見つけた燈真は思わずレンズを向けてしまう。しかしその瞬間、一臣が目を覚まし…!?心を隠す王子様×ぼっち写真部。正反対な二人の距離が、静かに動き出す第2話。