聖女を魔界へ連れて帰ってきてしまったヴァーリック。魔王にしては生真面目な彼に、子どもを封印などできるわけもなく「手元に置いておけば封印と似たようなものだろう」と半ば無理やり自分を納得させ、魔王城での共同生活が始まる。そんな中、聖女が突然倒れてしまい、期せずして新米パパ(?)になったヴァーリックと部下たちは大慌て!!
エルシャと一緒に過ごす日々の中で、自分の中で「脅威」であったはずの聖女の存在が変化していることに気付いたヴァーリック。またも聖女奪還を目論む勇者からの「魔界にいることで聖女様は不幸になる」という言葉に、思わず心が揺らいでしまう。エルシャにとっての幸せとは? 魔王と聖女のあるべき関係とは?葛藤するヴァーリックが出した答えは――。
勇者の言葉を受け、聖女を人間たちの元へ返す決意を固めたヴァーリック。優しい魔族たちと離れたくないエルシャは全力で抵抗するも、子どもの小さな体ではどうにもならない。だがその時、エルシャの強い想いが聖女の力として目覚め――!?