女官として、王宮での寮暮らしが始まったエマ。なんと寮で同室になったのは、試験の日に助けたキャサリンだった。数日後、配属先が決まる日ー。エマが希望したのは花形部署の”王太子妃付き”だが一体どこに配属されるのか?
子爵令嬢エマが目撃したのは、王太子が婚約者ケイトに婚約破棄を突きつける瞬間だった。傷つき倒れ込んでしまったケイトをエマは救護室へ運ぼうとするが、周囲は誰も助けてくれない。孤立無援の中、ただ一人、エマに手を差し伸べたのは―宰相補佐官のロベールだった。かつて妹と婚約者に裏切られ、ケイトと同じ痛みを抱えるエマ。更にケイトは、過去に自分を救ってくれた大切な恩人だった。「ケイト様をお支えするため 私は王宮女官を目指します!」
王宮パーティの一件で、ケイトの元婚約者・王太子シャルルは身分をはく奪され王都は騒がしくなっていた。一方、エマは女官試験に備えて勉強の日々を送っている。そんな中、ロベールは親代わりのエマの伯父伯母にある申し出をして…?
ついに王宮女官の試験当日を迎えた。エマは低い身分により嫌がらせを受けていたキャサリンを助け、思いを新たにする。そして迎えた試験最終日。最終面接官は、ずっと憧れていたあの人だった…!
伯母・カレンと共に、故郷ガーサの地を訪れたエマ。「バルト卿から求婚された」というカレンからの連絡をうけ、喜ぶ父・アランや、嫉妬する妹・マニカに何も知らないエマは戸惑いながらもどうにか家族への報告を終え、王宮女官になるべく出仕の準備をすすめる。そんななか迎えた、王太子と妃の華々しい結婚式。祝宴の席で、バルト卿に出会ったエマはとうとう自分の気持ちに気づいて…?