第8巻戦いを終えた竹蔵と龍太郎たちは別れ、それぞれの道を歩いていた。パリに残った竹蔵は、裸しか描かない天才画家ルイ・ロベールと出会い、そのすさまじい絵と生き方に衝撃を受ける。一方、龍太郎は南フランスへ渡り、セザンヌの元を訪れるが、人嫌いのセザンヌに会うことは出来ずにいた。そこで出会ったのが謎の少女・リーナであった。二人は次第に仲良くなり、ともに暮らすことになるのだが…。
第11巻サロンで大賞を受賞した龍太郎に対し、サロンから追い出された竹蔵だったが、フォンテーヌ伯爵の助力によって個展を開く事になる。それを機に、二人は日本へ戻ることを決意する。故郷へ凱旋を果たした龍太郎。片や、死んだことになっている竹蔵は京都のある寺に身を寄せることになるのだった。ある日、小僧となった竹蔵の前に天女のような美しい女性が現れる。彼女の姿に憑りつかれた竹蔵は、あの手この手でモノにしようとするが…。
第12巻竹蔵の想いが通じたのか、ついに天女は竹蔵の前に裸体を露わにする。仏画師・海石、煩悩画家・竹蔵の二人がたどり着いた絵とは…。絵の基礎を学ぶため、九州の黒田清輝のもとに身を寄せていた竹蔵であったが、物足りず東京へ行くことを決心する。一方、黒田との対立で画壇から孤立している龍太郎だったが、竹蔵の上京を機に二人で個展を開くことを決意するのだった。画家を志して上京した二人の若者の蒼き炎は、始まりの地、東京で再びメラメラと燃え上がる!