第12巻・心の壁贋作作家として逮捕された堂本だが、刑事の計らいにより釈放される。その後、オークション会場で堂本を高く評価したマーシャル卿にイギリスへ招かれる。パリで友人となったカトリーヌ親子と別れ、イギリス行きを決心した堂本。その前に現れたのは、なんと麦子であった。イギリスへともに渡ることにした二人は、麦子の提案でイタリアへ寄ることになる。堂本は久しぶりの二人旅を楽しむのだが…
第11巻・贋作のこころパリへ渡る決心をした堂本。はや半年が経ち、絵の制作に励んでるかと思いきや、言葉も分からず、思うように筆の走らない日々が続いていた。そんなある日、一人の男が現れて、堂本の絵をぜひ自分の画廊に飾りたいと申し出る。自分の絵を高く評価してくれたその言葉に、燃える堂本。しかしここから、絵画のもう一つの世界に関わることになる。思いもよらない形で名画と接することになった堂本は…?
第13巻・ライバル登場マーシャル卿の計らいで結婚式をあげた堂本と麦子。その夜、二人は結ばれる。いざ、イギリスのマーシャル卿の元へ。マーシャル邸を目の当たりにしてビビる堂本。全てのものが桁違いであった。マーシャル卿に与えられた使命は、巨大な壁にフレスコ画を描くことであった。そのテーマは一本の樫の木。幾度も習作を描くも、マーシャル卿によって全て破り捨てられる。そんな中、ニューヨークで堂本にとって最大のライバルとなる男が…
第14巻・表と裏麦子の妊娠。新たなるフレスコ画。堂本へ任せるつもりだったマーシャル卿だが、そこへ最大のライバルとなる盲目の天才芸術家・アートが現れ、自分こそがフレスコ画を描くに相応しいと主張する。アートには壮絶な過去があり、堂本とは光と影のような対極の存在であった。マーシャル卿の出した答えは、一つの壁を左右に分けて描き、評価の高かった者が全ての壁を描くことが出来るということであった。そして、前代未聞の対決がここに始まる。
第15巻・夜明け左側を描くことになった堂本、右側を描くことになったアート。二人は巨大なフレスコ画の制作に取り掛かるにことになる。アートには伝説のフレスコ画家・ダ・ヴィンチがサポート役として加わり、片や堂本には、ダ・ヴィンチのライバルであった男の息子・ロミオがサポート役として付くことになった。ロミオの助けを借りながら描いては消し描いては消しながら製作を進める堂本。アートは、一向に部屋から出ず、壁は白いままであった。そして数カ月…マーシャル卿に異変が?
第16巻・薔薇の審判堂本とアートの戦いは、世界中で話題となっていた。途中経過を見ないと言ってたマーシャル卿であったが、自らの余命を知り宣言を覆し一人、フラスコ画の前に立つマーシャル卿。二人の絵をみて、アートは地を見るもの、堂本は天を仰ぐものと評し…死す。完成した二人の絵に、審判が下される日がやってきた。それは、赤と黄色の薔薇をマーシャル卿の棺に入れた数によって決められることとなった。果たしてその結果は…
第17巻・チャレンジャー薔薇の審判が続く中、二人の薔薇の数は拮抗する。そして最後に現れた一人の男、彼はマーシャル卿の長男だった。戦いの後、日本へ帰国する堂本と麦子。日本で待ち受けていたのは、国を挙げての大歓迎であった。取材やテレビ出演などで調子に乗る堂本だった。一方、麦子は出産を控え危険な状態となっていた。それを知った堂本は我に返り、本来の自分に戻ろうとするのだった。そんな時、一人の似顔絵描きと出会い、似顔絵勝負を挑まれる。
第18巻・一本の線巨匠としての名声を確立させた堂本。それを敵視する謎の画商・宮田。その宮田に刺客として育てられた北村遥。さらに似顔絵描きの漁の出現によって物語は意外なほうへ進んでいく。堂本を越えさせてやる、と宮田の一言によって家族も全て捨てる決意をした漁。一方、宮田と決別を決意した遥は、堂本のところへ身を寄せていた。その頃、漁は堂本を越えるために宮田の元で過酷な修行の日々を送っていたのだった。
第19巻・対決、決定謎の暴漢に襲われた堂本は、画家生命の危機を迎える。入院中の堂本のところに突然現れ、堂本を挑発する宮田と漁。利き腕が使えなくなった堂本は左手で描こうとするが、うまく行かず絶望する。着々と実力を受けた漁は、次々と大きな展覧会で賞をとり、新進気鋭の画家として名声を馳せていた。そして画商・宮田の策略によって、二人の対決が仕組まれることになる。舞台は、一年後に決まった。
第20巻・おのれの道堂本は右手が治らないまま、リハビリを兼ねて労働画家・河東の元を訪れる。原点に戻り、自分にとって絵とは何か見つめ直すのだったが、そこへ恩師である保坂画伯が訪れどんちゃん騒ぎになるのであった。一方、漁は宮田の元を離れ単身インドへ渡り、極限まで自分を追い詰めることによって、何かを見つけ出そうとしていた。最終対決を控え、堂本は自分の絵を描くことは出来るのか?そして漁がインドで見出したものは、果たして…。