君がいなくなったら、俺は生きていけない。名家に生まれるも不遇な日々を過ごしてきた八重だったが、今は御曹司の頼久のもとへと嫁入りし、幸せに暮らす。行儀見習いの百合子を避けるため、しばらくの間、屋敷を離れることになった頼久。一方、もう一人の行儀見習い・鈴が、八重に意味ありげな視線を向けていて…?そして困難を乗り越えた時、二人はついに初めての夜を迎える――!!
足りない、八重が。一時的に頼久と離ればなれで過ごしていた八重だったが、ついに本邸に戻れることに。互いを想い合う気持ちを再確認する二人。しかし、父・頼幸への警戒を強める頼久は、八重への束縛を強めてゆき…一方、真木はそんな頼久の様子に懸念を抱いていたが…逸(はや)る想いが溢れる第十一巻。