結婚しよう、エリザベス。1548年。偉大なる母キャサリン・パーを失ったイングランド。28歳になったセシルは政治家として、国王エドワードの伯父ふたり、シーモア兄弟の排斥に向け動き出す。「主を、友を、その手で殺す覚悟はあるか?」その先に待つのが、たとえ違う色の地獄だとしても。すべては“彼女”のため、罪も業も背負い、男は炎の中を進む。一方、少女から大人へと追いやられたエリザベスはある選択を迫られる――“エリザベス1世を女王にした男”の物語、権力と思惑蠢く第10集!
王家に生まれた子どもたち。1550年、宗教改革の進むイングランド。伯父であり摂政だったサマセット公爵エドワード・シーモアからの独り立ちを宣言し、国王としての矜持を胸に歩み始めたエドワード6世……わずか12歳。政治の実権はウォリック卿ジョン・ダドリーが握ることになるが、前権力者であるサマセットの逆襲を警戒、セシルに、彼を完全失脚させるよう命令する。「サマセットを殺せ。言葉通りの意味でだ」政治家としての覚悟を問われる立場へ。誰がために、彼は修羅をゆくのかーー一方、エドワードと姉メアリは、信仰の違いから、徐々に対立を深めていた。プロテスタントとカトリック。嫡子と庶子。男と女。家族でありながら、様々な属性により分断され、政治と宗教、国の駒とされる運命を背負った子どもたち。二人の間に立つエリザベスが見つめる地平はーー“エリザベス1世を女王にした男”の物語、悲しみが忍び寄る第11集!