エリザベス1世と彼女を支えた忠臣の物語。「俺がエリザベス様をこの国の女王にします」アン王妃にそう約束したウィリアムは、ケンブリッジへと進学。学内ではカトリックとプロテスタントが混在し議論を深めていたが、国王ヘンリー8世に背く立場として、大学総長であり、カトリック司教ジョン・フィッシャーがロンドン塔へ収監される。時の権力者・クロムウェルに、釈放の条件としてフィッシャーに国王支持を表明させるよう言い渡されたウィリアムは――!?歪む音を立てながら、強引に進む時代。大人にならざるを得ない少年たち。そんな折、前王妃・キャサリンの訃報が届き、ウィリアムの、アンの、エリザベスの運命を大きく揺るがすこととなる激動の1536年が幕を開ける――!!!!!
王家に生まれた子どもたち。1550年、宗教改革の進むイングランド。伯父であり摂政だったサマセット公爵エドワード・シーモアからの独り立ちを宣言し、国王としての矜持を胸に歩み始めたエドワード6世……わずか12歳。政治の実権はウォリック卿ジョン・ダドリーが握ることになるが、前権力者であるサマセットの逆襲を警戒、セシルに、彼を完全失脚させるよう命令する。「サマセットを殺せ。言葉通りの意味でだ」政治家としての覚悟を問われる立場へ。誰がために、彼は修羅をゆくのかーー一方、エドワードと姉メアリは、信仰の違いから、徐々に対立を深めていた。プロテスタントとカトリック。嫡子と庶子。男と女。家族でありながら、様々な属性により分断され、政治と宗教、国の駒とされる運命を背負った子どもたち。二人の間に立つエリザベスが見つめる地平はーー“エリザベス1世を女王にした男”の物語、悲しみが忍び寄る第11集!