繰り返される王妃交代劇の行方は!?1540年、6月――政敵ノーフォーク公(トマス・ハワード)に陥れられ、失脚した稀代の政治家トマス・クロムウェル。ウィリアム・セシルが師と仰ぐ彼の処刑が迫る中、4番目の王妃アン・オブ・クレーフェは、王の愛人であるキャサリン・ハワードに、ある密約を持ちかける。一方、6歳になったエリザベスは、幼くして王族に生まれた孤独を知っていた。「俺に使わせてください。ヘンリー8世の娘として生まれた、あなたの運命を」「俺はあなたの、もうひとつの魂〈スピリット〉になりたいのです」血よりも、恋よりも濃い誓いを申し出たウィリアムに、エリザベスの答えとは!?船頭を失い、混迷していく政治。不信感を募らせ、暴走を始める王。時代の荒波と周囲の思惑に翻弄されながらも、自らの道を見定めようとする女たちの姿を見届けよ―ー!!
王家に生まれた子どもたち。1550年、宗教改革の進むイングランド。伯父であり摂政だったサマセット公爵エドワード・シーモアからの独り立ちを宣言し、国王としての矜持を胸に歩み始めたエドワード6世……わずか12歳。政治の実権はウォリック卿ジョン・ダドリーが握ることになるが、前権力者であるサマセットの逆襲を警戒、セシルに、彼を完全失脚させるよう命令する。「サマセットを殺せ。言葉通りの意味でだ」政治家としての覚悟を問われる立場へ。誰がために、彼は修羅をゆくのかーー一方、エドワードと姉メアリは、信仰の違いから、徐々に対立を深めていた。プロテスタントとカトリック。嫡子と庶子。男と女。家族でありながら、様々な属性により分断され、政治と宗教、国の駒とされる運命を背負った子どもたち。二人の間に立つエリザベスが見つめる地平はーー“エリザベス1世を女王にした男”の物語、悲しみが忍び寄る第11集!