誰もが、“王の死”を待つ世界で。1546年――肥大化した身体と、亡き父と兄の幻影に苦しめられ、誰にも理解されぬ孤独と不安に喘ぐ国王、ヘンリー8世。「王妃キャサリン・パーに不貞の疑いあり」政権奪取を狙う保守派層は、そんな王の心に付け入ろうと、虚偽の注進に及ぶ。王家の家族再生を叶えた、罪なきキャサリン・パーの運命は。“来るべき日”に備え、自らを鼓舞する王子エドワードは。そして、ある夜、王として生きる者の孤独を誰より理解する“二人”が抱えることとなった秘密とは――歴史が音を立てて動く、激震の第8集!!
王家に生まれた子どもたち。1550年、宗教改革の進むイングランド。伯父であり摂政だったサマセット公爵エドワード・シーモアからの独り立ちを宣言し、国王としての矜持を胸に歩み始めたエドワード6世……わずか12歳。政治の実権はウォリック卿ジョン・ダドリーが握ることになるが、前権力者であるサマセットの逆襲を警戒、セシルに、彼を完全失脚させるよう命令する。「サマセットを殺せ。言葉通りの意味でだ」政治家としての覚悟を問われる立場へ。誰がために、彼は修羅をゆくのかーー一方、エドワードと姉メアリは、信仰の違いから、徐々に対立を深めていた。プロテスタントとカトリック。嫡子と庶子。男と女。家族でありながら、様々な属性により分断され、政治と宗教、国の駒とされる運命を背負った子どもたち。二人の間に立つエリザベスが見つめる地平はーー“エリザベス1世を女王にした男”の物語、悲しみが忍び寄る第11集!