ヘンリー8世、最後の王妃。1547年。先王ヘンリー8世が逝去し、幼年王エドワード6世が9歳にして即位。権力の在処が毎秒蠢く中、未亡人となった王妃キャサリン・パーは時の権力者【サマセット公爵】エドワード・シーモアの弟、トマス・シーモアと秘密裏に式を挙げる。35歳、4度目の結婚にして、初めて愛する人と結ばれたパーは、義娘であるエリザベスを引き取り、共に暮らすことになるが……一方、セシルは初めて訪れた戦場・スコットランドで、運命が急転する事態に巻き込まれる――果たしてこの世界に、“ユートピア”は存在するのか。愛と悲しみの第9集!
王家に生まれた子どもたち。1550年、宗教改革の進むイングランド。伯父であり摂政だったサマセット公爵エドワード・シーモアからの独り立ちを宣言し、国王としての矜持を胸に歩み始めたエドワード6世……わずか12歳。政治の実権はウォリック卿ジョン・ダドリーが握ることになるが、前権力者であるサマセットの逆襲を警戒、セシルに、彼を完全失脚させるよう命令する。「サマセットを殺せ。言葉通りの意味でだ」政治家としての覚悟を問われる立場へ。誰がために、彼は修羅をゆくのかーー一方、エドワードと姉メアリは、信仰の違いから、徐々に対立を深めていた。プロテスタントとカトリック。嫡子と庶子。男と女。家族でありながら、様々な属性により分断され、政治と宗教、国の駒とされる運命を背負った子どもたち。二人の間に立つエリザベスが見つめる地平はーー“エリザベス1世を女王にした男”の物語、悲しみが忍び寄る第11集!