大学受験に失敗した枕野(まくらの)ゆり。それを皮切りにボーイフレンドにはフラれ、たったひとりの身内である祖母も亡くなるという不幸に見舞われる。ところが、祖母の遺書により、死んだと思っていた母親が生きていたことがわかる。しかも、母親は有名女優で、兄弟が3人もいるというものだった…!!
葵のことが好きなかえでは花屋敷家に住み着き、ゆりと共に家事に励む。菫は今も死んだ恋人・セリを愛しているが、次第にゆりに特別な感情を持ちはじめる。また、弟の葵は、ゆりが菫のことを好きだと知りつつも姉のゆりに恋をして…!?
ある日、ゆりと血のつながった弟である葵が、本当の弟でないことがわかる。そのことを知った葵は、「今日限り弟はやめだ」とゆりへの恋心を募らせる。そして、菫が葵のゆりへの気持ちを認めたと知って、ゆりはショックを受ける。
葵を失いたくないゆり、本気でゆりのことが好きな葵、セリを忘れられない菫はお互いのことを考え思い悩む。そして、菫から「こんな半端な男より、葵をとれ」と言われたゆりは、「わかった、そうする」と言い、菫のマンションを飛び出すが…!?
ゆりへの特別な感情を確信した菫は、「おまえを愛しているよ」とゆりに告白する。ゆりは喜び、ふたりは両思いになる。葵は複雑な気持ちだが、「がんばれよ」とゆりを応援する。しかし、母親であるしょう子が反対して…!?
ゆりの本当の母親である、桜井萌子の兄がゆりを訪ねてきた。そして、ゆりに桜井家に戻ってきてほしいと言う。しかし、この善人そうな顔をした伯父には、ゆりを桜井家に呼び戻して病気で倒れた祖父の面倒をみさせようという腹黒い計画があり…!?
ついに菫と結ばれたゆり。しかし、翌日家に戻るとしょう子からぶたれてしまう。ゆりのせいで気持ちが乱れてイライラするしょう子。そんなしょう子を受け止めようとするゆり。そんなとき、妊娠中毒症でしょう子が倒れてしまい…!?