ウンタマギルー

ウンタマギルー

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  • 配信期間: 2023/03/03 ~ 2030/03/31
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沖縄の日本返還直前の複雑な時代を全篇ウチナーグチ(沖縄言葉)で展開するファンタジー。

あらすじ

日本返還直前の沖縄で、製糖工場に勤める男、ギルー(小林薫)は、西原親方(平良進)の養女マレー(青山知可子)を誘い出し関係を持つが、そのことが親方に知られてしまう。また、マレーが豚の化身であることを知ってしまったギルーは親方の怒りを買い、妹のチルー(戸川純)の助言で運玉森に身を隠す。ギルーは森の妖怪キジムナー(宮里榮弘)から特殊な手術を受け、超能力を授かり、義賊・ウンタマギルーとなって米軍倉庫や悪徳動物商会から武器や食料を盗んでは、独立派のゲリラや貧しい村人に分け与え、島中の人気者となる。そんなギルーを題材とした芝居に本人役で出演中、西原親方の槍が命中し、ギルーの超能力は失われてしまう。月日が流れ、製糖所ではギルーそっくりなサンラー(小林薫)が働いており、マレーも居る。そこに親方が現れて、沖縄の日本復帰を告げ、マレーを道連れにダイナマイトで自爆する。

解説多くの人々に愛された沖縄時代劇芝居「運玉義留」をもとに、時代設定を1972年の日本復帰直前におきかえた創造劇で、海外でも絶賛された高嶺剛監督の代表作。全編ウチナーグチ(沖縄語)で展開され、日本語字幕付きという珍しい作品である。平凡な男が超能力を授かり、義賊となって悪徳商会などから盗みを働き、村人に分け与え、島中の人気者になっていくが、その背景には米軍統治下の沖縄があり、沖縄の複雑な立場が垣間見える。主人公ギルーを小林薫、妹のチルーを戸川純、妖艶なマレーを青山知可子が演じている他、沖縄の名優たちが脇を固めている。第63回(1989年)キネマ旬報 日本映画ベストテン第4位、第14回(1989年)報知映画賞 最優秀作品賞、ベルリン国際映画祭 カリガリ賞ほか受賞。

キーワード 邦画 ハイビジョン ベルリン国際映画祭 PG-12 ファンタジー

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詳細情報

スタッフ
監督:高嶺剛
プロデューサー:伊藤準一
プロデューサー:針生夏樹
脚本:高嶺剛
音楽:上野耕路
撮影:田村正毅
美術:星埜恵子
その他の情報
視聴について
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