死体の人

死体の人

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  • 配信期間: 2023/11/01 ~ 2030/03/31
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生きることが下手です。死んだふりは上手です。

あらすじ

役者を志していたものの、気がつくと“死体役”ばかりを演じるようになっていた吉田広志(奥野瑛太)。開いたスケジュール帳はさまざまな方法での“死ぬ予定”でいっぱいだ。演じることへの強いこだわりを持つ彼だが、効率を重視するだけの撮影現場では、あくまでも物言わぬ“死体”であることを求められる。劇団を主宰していた頃の後輩俳優は要領よくテレビで活躍を果たしているが、彼にはそれができない。ある日、母(烏丸せつこ)が入院するという報せが父(きたろう)から入る。気丈に振る舞う母だが、どうにも病状は良くないらしい。さらにそこに、新たな問題が発生。自宅に招いたデリヘル嬢・加奈(唐田えりか)が忘れていった妊娠検査薬を何気なく自分で試してみたところ、何と陽性反応が出たのだ。これはいったいどういうことなのだろうか……?

解説オフィスクレッシェンド主催の“まだ存在しない映画の予告編”で審査するユニークな映像コンテスト「未完成映画予告編大賞 MI-CAN3.5復活祭」最優秀作品の映画化。演じることにかける想いは人一倍強いものの、死体役ばかりをあてがわれる男の姿を通して、理想と現実の折り合いをつけることの難しさ、そして何より、“生きることと死ぬこと”という、私たち誰もの前にある深遠なる問題を描き出している。2014年の「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」で制作した『本のゆがみ』をはじめ、2016年公開のオムニバス映画『スクラップスクラッパー』内の一編「To be or...」、ラッセ・ハルストレム監督作『僕のワンダフル・ライフ』(2017年)のソフト化を記念して作られた『ひなたぼっこ』など、草苅監督は独自の視点で人間を見つめてきた。本作では自身の俳優経験をも活かし、ユーモアとペーソスのバランスが絶妙な人間ドラマを生み出している。主人公の〈死体の人〉を演じるのは、『アルキメデスの大戦』(2019)や『プリテンダーズ』(2021)、『グッバイ・クルエル・ワールド』(2022)などの奥野瑛太。作品のジャンルを問わず幅広い活動を展開し、ドラマ『最愛』(2021/TBS系)での好演も記憶に新しい演技巧者が、ひとりの人間の“生き様”をスクリーンに刻む。そんな〈死体の人〉が運命の出会いを果たすヒロイン・加奈役に、『寝ても覚めても』(2018)や『の方へ、流れる』(2022)の唐田えりか。奥野を相手にした胆大心小な彼女の演技が観る者を魅了する。また、加奈の恋人役を楽駆が演じるほか、〈死体の人〉の両親役を、きたろう、烏丸せつこ らベテラン俳優が務め、コミカルな作風に深みを与えている。

キーワード 邦画 ハイビジョン ヒューマンドラマ PG-12

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詳細情報

スタッフ
監督:草苅勲
脚本:草苅勲
脚本:渋谷悠
プロデューサー:利光佐和子
その他の情報
視聴について
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