富士見学園高校の一年になったこずえと、家業の青果店を継いだ努は、互いに励まし合う親友だった。その頃、こずえの胸には八木沢三姉妹の三位一体攻撃が焼きついて離れなかった。この三姉妹のいる寺堂院高校は、三年連続インターハイで優勝。この攻撃を破らなければこずえ達に栄光はない。そして、こずえ達の血の滲む練習は繰り返され、向かえた寺堂院高校との決勝戦。だが、その最中に努が交通事故で危篤という知らせが届いた。悲しみを胸に、こずえは力の限り新しい技・ダブルアタックに挑戦した。
世界ジュニア選手権大会に、日本チームの初参加が決まった。こずえ、みどり、垣之内をはじめとする全日本チームは、猪野熊コーチのもと、厳しい強化練習に励み、世界の強豪が待つニューヨークへ乗りこんだ。この大会での最大の強敵は、ソ連のボルチンスカヤの殺人スパイク。これを破らなければ、優勝は望めない。アメリカ、韓国チームらの協力を得て、練習に励む全日本選手。そして、いよいよソ連との決勝戦当日。必勝の作戦を胸に、ソ連の固いブロックに挑む日本チーム。栄光はいずれに輝くか?決戦の時は迫る。
日本一を目指す富士見学園バレー部に、浜紀中の四天王が加わった。しかし、四天王の一人・ゆりは、手首を痛めバレーが出来ない体に。ヤケをおこし、一度は他校のスパイとなっていたゆりだが、こずえ達の励ましで、今後は陸上部で全力投球すると決意する。そして、いよいよ全国大会。豪快に勝ち続ける富士見学園は、ついに回転レシーブの名手・垣之内がいる福岡中学との決勝戦を迎えた!!
東京の名門中学から転校してきた鮎川こずえは、劣等生ばかりで即席バレー部を作り、レギュラーチームを負かしてしまった。こずえはキャプテンに推薦され、劣等生グループも正式に入部した。しかし、その後転校してきた早川みどりに、一度はその座を奪われてしまう。だが、チームはみどりのワンマンプレーのために最初の試合で惨敗。チームワークの重要性を初めて知ったみどりは、こずえとのアタック・コンビを完成させ、日本一を目指し歩き始めるのだった。
富士見学園中等部に転校してきた鮎原こずえは、やり場のない力を持てあました不良グループを率いて、バレーボール部に挑戦。その技量を見込まれて新キャプテンとしてバレー部に迎えられる。チーム内でのエース争いの末に無二の親友となる早川みどり、ボーイフレンドの一ノ瀬努、新たな技を生み出させるために猛特訓を課した本郷コーチ……。鮎原は、様々な人々に支えられて、中学、高校、そして世界のアタックNo.1に成長していく。