「闇金ウシジマくん」シリーズ待望の新章幕開け!丑嶋馨の最大の宿敵である史上最も危険な女闇金・犀原茜が主人公に!
横浜市内で、若い女性を狙った連続3件の殺人事件が発生。事件を担当した夕子(鷲尾いさ子)は、事務官の球磨(斉藤洋介)と共に現場に出勤した。所轄の刑事課長・柴田(藤田宗久)の話によると、犯行は左利きの同一人物の可能性が大きく、凶器は登山ナイフのような大型ナイフ。3番目の事件の翌日、警察は、15年前に発生した婦女連続殺人事件で容疑者となった過去がある。工務店勤務の石塚達治(光石研)を拘束し、取り調べに入った。石塚は犯人と同じ左利き、第1、第2の事件でのアリバイはなく、第3の事件に関しても髪の長い女と擦れ違ったと証明しただけで、他のアリバイはない。
女検事・霞夕子(桃井かおり)が今回担当した事件は、猟奇的臭いのする殺人であった。被害者は、往年の名映画監督・伴池修造(下元勉)、75歳。黒い袋を頭からかずされたまま自宅リビングで刺殺されているのを、通いの家政婦・尾形みず江(中原ひとみ)が発見。警察は、伴池の身体にすり傷や打撲傷があり、家の宝石類等がそのままだったことから、顔見知りの犯行とみた。マスコミは、伴池の妻がテレビによく出ている大女優・美原晶子(赤座美代子)だったことから大騒ぎ。晶子は若い頃、伴池の映画でデビュー、それが縁で24歳年上の伴池と結婚していたのだ。
歯科医を狙った殺人事件が発生、女検事・霞夕子(桃井かおり)が事務官の桜井(光石研)と共に捜査に加わった。被害者は新婚の妻・由子(蜷川有紀)と2人暮らしの宗田郁雄(山口仁)。死因は扼殺で、現場の状況から顔見知りによる犯行と見られた。現場の指紋はほとんど拭き取られていたが、鑑識員がソファーに残っていた右手親指の指紋を採取、さっそくその登録リストの検索に入った。そんな中、由子は、臼井(伊東紘)という男が犯人と断言、3ヵ月程前に起きたある事故のことを告白した。