時は元亀二年、世に言う戦国時代。諸国の群雄が天下統一のため上洛をねらって凌ぎを削り合戦を繰り返す中、己の身を守り必死に生き延びようとする身寄りのない子供たちだけの盗賊団があった。小さな力で時代に爪をかける群れ…その先頭に立つ少年・志郎は、集団で暮らしながら盗んだ農作物を市で売ったり、落ち武者狩りに紛れて大将の首を取ったりして集団の生計を立てていた。弱い奴は死ねばいい、俺は強くなって生き延びる! 時には冷酷にも見える志郎だが、皆そんな志郎の強さと生き方が好きで、ついて行くのだった。乱世が続く中、季節は冬を迎えようとしていた。このまま冬を越せるかを案じた志郎は、戦もなく物が溢れる豊かな街・堺を目指