ソ連を軍事力の増強によって再生しようとするテロリスト集団が、プルトニウムを搭載した貨物列車を占拠。ドイツ・スイス国境を突破し、イラクへと向かった。国連の要請で元傭兵のマイクをはじめとする4人の腕利きが特殊部隊を組織し、列車への潜入に成功するが……。
1980年、航行中の原子力空母は、突然の異常な嵐に巻き込まれた。周囲が穏やかになった時、無線機が奇妙な声をとらえ、偵察機は驚くべき航空写真を持って帰ってきた。なんと空母は、1941年12月7日のハワイ沖、真珠湾攻撃直前にタイムスリップしていたのだった。歴史を知る艦長は、真珠湾攻撃阻止のために部下を出撃させようとする。歴史は変わってしまうのか、果たして、彼らは現代に戻ってこられるのか?
引退を考え始めていた伝説の傭兵ジョン。そんな彼のもとに、CIAの作戦担当官ヴァンからある男の暗殺の依頼が舞い込む。ウクライナへ飛んだジョンは男を始末し、依頼を完了したかに思えた。だが、街で襲われていた女性を助けたことから、彼は闇組織と対立する。やがて組織のボスがヴァンを通じて女性を引き渡すよう求めるが、死ぬ前に何かいいことをしたいと願っていたジョンは彼女を守り抜くことを決意する。
自分を“K-PAX星”からやって来た異星人だと称する男プロートが病院に送られてくる。彼の治療に当たるのは精神科のパウエル医師。初めは戯言と思っていたパウエルだったが、驚いたことにプロートは、専門家より宇宙に詳しく、また神秘的な力を備えていた。
目が覚めると研究室と思しき部屋で、奇妙な装置に座る男の遺体の横で倒れていたクロノス。記憶を失い事態の把握に努めるクロノスは、ポケットに入っていたメモを頼りに、高齢者・障害者救済センターに向かう。そこにはクロノスを友人と呼ぶ白髪の老人タナトスがいた。しかし彼自身も医師から逆行性記憶喪失との診断を受け、記憶は完璧ではなかった。そんな中、タナトスをこの施設に連れ込んだのは他ならぬ、お前だと告げられたクロノス。身に覚えのない行動を指摘され動揺する彼は、手がかりを求めてかすかに残る記憶から酒を求め販売店へ。そこで知り合った男オグから密造酒を買い、クロノスの研究の手伝いとして、新鮮な遺体の運び屋をオグに依頼するのだが…。
エステティシャンとして働くベロニクは、夫のイーサンとマンション暮らし。イーサンは一見優しそうな夫だが、ベロニクの体調も無視して毎晩のように身体を求め、彼女の行動を監視している様子だった。そんな日々にストレスを感じつつも、自身への愛の深さゆえと、拒否もできずに過ごすベロニク。豪華な新居が完成し引越すが、幸せな日々は長く続かず、イーサンの独占欲や嫉妬心はさらにエスカレートしていく。自身の仕事はそっちのけで尾行をしては、監視の目を光らすイーサンに対し、我慢の限界が訪れたベロニクは、イーサンの友人で部下でもある隣人エリックとパスカル夫妻の家に避難する。だが、イーサンに連れ戻され、またもやなし崩し的に身体を奪われてしまう。
敏腕弁護士として熱心に働くローラだったが14年前、メイフェア波止場で娘が誘拐された過去を持ち、現在に至る今でも何度となく現場を訪れては、娘を探し続けてきた。当時、この悲劇が引き金となり夫とは離婚していたローラは、カウンセラーの勧めで同じ境遇の人たちが集まる支援グループに参加。その後ジェイコブという男性と知り合い、恋人関係になっていた。彼とつき合ううちに娘に対する想いに区切りをつけようと決意。事件以来そのままにしていた娘の部屋の整理を始め、衣類などを寄贈するためにシェルターに立ち寄ったローラだったが、そこでボランティアとして働くレベッカという少女を見かける。その時、ローラの中に眠っていた母なる直感と、チャームポイントだった首の後ろにあるハート型のアザを見た瞬間、彼女こそが娘のゾーイだと確信するのだが…。
南カリフォルニア大学に通うため上京したマーシャルは、友人のスコットとジョセフと共に新車のシボレーで夜の街をドライブしていた。しかしまだロスの街に慣れていないマーシャルは、いつしかスキッド・ロウと呼ばれるダウンタウンの犯罪多発地区に迷い込んでしまう。不穏な街の雰囲気に不安が増す3人。その不安が的中するかのように、道路に仕掛けられた罠によってシボレーのタイヤがパンク、ウィルコ率いる浮浪者の集団に囲まれ暴行を受けるハメに。ウィルコたちと口論の末、スコットとジョセフを殺され、自身も暴行の嵐に遭うマーシャルは、すんでのところで逃げることに成功。しかし、ここからが彼にとって長く辛い夜が始まるのだった。
幼い頃に両親を亡くしたフェリシタスは、孤児院でナターシャと出会う。時を経て大人になったフェリシタスは、1人でベルリンからタイ旅行へ。現地女性のガイにバンコクを案内してもらうも、その夜、謎の男たちに襲われガイは殺される。逃げ出したフェリシタスは、なんとか帰国。自宅に戻ると、なぜか別人が住んでいた。恋人のタイタスに連絡すると、自身は休暇直前に彼の部屋へ引越したという。覚えのないフェリシタスは混乱するが、実は過去の記憶も曖昧だった。翌朝フェリシタスは、ナターシャと一緒に撮った写真を探すよう、生前のガイが語る動画がスマホに入っていることに気づく。フェリシタスはナターシャが入院する精神病棟を訪れ写真について聞こうとするが、暴れ出した彼女は瞬間的に突然姿を消してしまう。
ドナルド・トランプは父フレッドの下で不動産業を学んできたが、家賃を集金するだけの仕事に辟易していた。そこで彼はニューヨーク・マンハッタンにある未開発地域の土地に目をつけるが、父親からは不況を理由に開発計画を反対される。しかし、自らの野望に燃えるドナルドは、土地を所有しているアイクラーやニューヨーク市長を味方につけ、大型コンペンションセンターの建設にこぎつける。しかしその後、建設計画が暗礁に乗り上げるも、ドナルドはさらなる野望に突き進む。グランドセントラル駅前に建つコモドールホテルの購入を手始めに、マンハッタンに自分の名を冠したトランプタワーの建設を目論む。
北極にあるサンタクロースのもとで働いている妖精のエルフェット。クリスマスまであと5日、彼女はサンタが配るプレゼントの包装紙デザイナーだったがヒマを持て余し、仲間たちの手伝いをしようとするもドジばかり。仕方なくエルフェットはひと足早く、仲間のスパークルとフロリダにバカンスに向かった。一方、クリスマスを前に鉛筆と携帯電話が合体した“Pフォン”が大人気となり、サンタにお願いする子どもたちのクリスマスプレゼントになったが、販売会社ジョイテックの株は急落。このままだと会社は倒産の危機に陥ることから、女社長に命令されたマフィアがサンタクロースを誘拐、拉致する。ひょんなことからエルフェットがサンタを救うために奔走することになるが…。
1981年、パリ。結婚生活が終わりを迎え、ひとりで子供たちを養うことになったエリザベートは、深夜放送のラジオ番組の仕事に就くことに。そこで出会った少女、タルラは家出をして外で寝泊まりしているという。彼女を自宅へ招き入れたエリザベートは、ともに暮らすなかで自身の境遇を悲観していたこれまでを見つめ直していく。同時に、ティーンエイジャーの息子マチアスもまた、タルラの登場に心が揺らいでいて......。夫との別れ、新たな出会い、子供たちの成長――訪れる様々な変化。不安や戸惑いを覚えながらも1歩ずつ前へと進んでいくエリザベートの姿が、観るものの胸を打つ。ラジオから流れる優しい声に耳を傾けるうち、些細な、あるいは平凡にさえ見える出来事こそが人生の一大イベントであり、本当の意味でのドラマチックな変化だということに気づかせてくれる。
愁いを帯びた瞳とあふれる好奇心を持つ灰色のロバ、EO。心優しきパフォーマー、カサンドラのパートナーとしてサーカス団で生活していたが、ある日、サーカス団から連れ出されてしまう。予期せぬ放浪の旅のさなか、善人にも悪人にも出会い、運を災いに、絶望を思わぬ幸福に変えてしまう運命の歯車に耐えている。しかし、一瞬たりとも無邪気さを失うことはない。
腕にドラゴンのタトゥーがあり、何かと喧嘩っ早い少女ヘヨン。母亡き後、ギャンブル中毒の父の代わりに幼い弟の面倒をみていた。ある日、父が盗んだ車で事故を起こし、意識不明の重体に。被害者から巨額の和解金をつきつけられ、さらには住まいも奪われてしまう。しかし、その事故の裏には信じがたい事実が隠されていた。格差、不正、虚偽・・・こんな世の中は許せない!怒り狂ったヘヨンはブルドーザーに乗り、理不尽な社会をなぎ倒す!
海の世界に住む人魚姫のセレイアは15歳、海の国王マリス家の四姉妹の末娘。ある日、仲良しのウミガメ、シェルドンと航海中の船に近付き、人間の王子ルーカスを見つける。しかし、突然嵐に襲われルーカスは海に投げ出されてしまった。セレイアはルーカスを海から海岸まで引き揚げたがルーカスが目覚める前に身を隠してしまう。セレイアはますます地上への憧れとルーカスへの恋心を募らせる。セレイアは祖母、皇太后ナリッサから黒魔術を操る魔女レヴィーナの話を聞き、地上へ行けるように尾ひれと人間の足の交換をお願いしてしまう。交換条件は「1年以内にルーカス王子の愛を勝ち取らなければならず、できなければ深海にある暗闇の溝へ一生閉じ込められてしまうこと」。尾ひれと交換に声を失ったセレイアは人間の足を手に入れ、憧れ続けた陸の世界へ。人間の世界に辿り着いたセレイアはルーカスの宮殿に招かれるが、声を失い自分がルーカスを救ったことを伝えられない。そして、突如として決まったルーカスと王女ダーラとの結婚式が刻々と迫ってくる。果たしてセレイアの愛の行方は…。
ロサンジェルスの街を車で流しながら視聴者からのコメントをもじった即興のラップを配信するミュージシャンのアニー。ロックダウンの息苦しさにうんざりし、かつてのバンド仲間でイギリスに住むストレッチをアポなし訪問する。今や配達員として生計を立てる彼を茶化し、気まぐれで車を拝借したアニーは、大金につられて奇妙なオーダーを受ける。それは想像を絶する恐怖の幕開けであった。
ソフィアは、教養と美貌を備えた高級エスコート嬢。テレビの取材でも、学費のためにオトコたちと寝るが、楽しみながら恩恵を得ている、と屈託なく話す。だが放送されたインタビューでは意図せず「哀れなスペイン経済危機の犠牲者」に仕立てられ憤るが、同じく放送された「経済危機の救世主・スペインIT界の寵児ハノ」に見覚えがあった。彼はソフィアに夢中な客のひとり・ウゴと名乗る男だった。ソフィアは、ハノを破滅に導く重大な秘密を握っていた…。
1953年パリ。ある日、モンマルトルのヴァンティミーユ広場で、シルクのイブニングドレスを着た若い女性の刺殺体が発見される。血で真っ赤に染まったドレスには5か所もの執拗な刺し傷。この事件の捜査を依頼されたメグレ警視は、死体をひと目見ただけで複雑な事件になる予感がするのだった……。死体に所持品は残されておらず、事件の目撃者も、彼女が誰なのか、どんな女性だったのかを知る者もいない。そんな状況で、身につけていた靴や下着などとは明らかに不釣り合いな高級ドレスが彼女を特定する唯一の手がかりに。メグレ警視は、身元不明の彼女がどうして殺されなければいけなかったのか、彼女はどんな人生を送ってきたのかを明らかにするべく、捜査を進めていく。この事件に異常にのめり込んでいくメグレ。何が彼をこれほどまでに駆り立てるのか……。
金目当ての結婚をした女。夫にドライブに誘われ、ついていくとそこは山奥。女は車の中に閉じ込められて・・・。
恋人さゆりを事故で亡くして悲しみに暮れる健悟は、風変わりな女子高生の海花と出会う。彼女の父である祈祷師の哲史によって健悟はさゆりの霊が見えるようになり、再びさゆりとの同棲生活が始まる。さゆりは可愛い。幽霊なのにちっとも怖くない。それどころか料理の作れない健悟に熱心にレシピを伝授し、すっかりさゆりと同じ味を再現できるまでになる。音楽の夢も、恋人の霊も、こんなにはっきり見えるのに、まるで掴み取ることができない。そんな歯痒い日々が、それでも彼は幸せだった。しかしある日、祈祷師の娘 海花が健悟のことを好きだと言う、いわゆる三角関係事案が発生。海花は悪霊だろうが心優しき霊だろうが何でも除霊してしまう悪趣味の持ち主だった。
20世紀末のヨーロッパ。フィッシャーはかつての恩師オズボーンを訪ねる。彼の著作「犯罪の原理 (エレメント・オブ・クライム)」は、捜査官が犯罪者の視点に立って事件を追体験しながら解決へと導く方法論で、フィッシャーは自身の捜査哲学の中核を為すほどに影響を受けていた。しかしオズボーンは、かつて掲げた自らの理論を危険なでっち上げだと激しく否定する...。ある日、港で殺人事件が持ち上がり、フィッシャーはこの捜査を受け持つことになるが....。
ますますセックスに溺れるようになったジョーは、かつて愛したジェロームと再会し、久々に身体を重ねる。しかし、不感症となったジョーはまったく歓びを感じることができなかった...。ジェロームとの子を身ごもったジョーは、心の平穏を求めて彼との共同生活をスタートさせるが、性感を失い続けている不安ゆえに、過剰に激しいセックスを求め、彼女をもてあましたジェロームは、他の男との浮気を容認する。ジョーは更なるアンダーグラウンドの世界に足を踏み入れるが、やがて大きな代償を支払うハメになる…。
セリグマンは、重症を負いながら、救急車も警察も呼ばないでほしいと懇願する女性ジョーを自宅で介抱する。セリグマンに事情を訊かれたジョーは、幼い頃から抱いている性への強い関心と、数えきれない男たちと交わってきた数奇な物語を語り始める。冷淡な母、大好きだった優しい父、15歳で迎えた“J”との初めての性体験、幼なじみの“B”との高校時代などを語る。卒業後、印刷会社のアシスタントに応募したジョーは、偶然にもその会社の社長代理である“J”=ジェロームと再会する...。
カナダでのスパイ任務に失敗し警察に逮捕された初老のビル。運よく組織の手回しで釈放されるも、ビルを引き取りに来た元パートナーのマーガレットから年齢と失敗続きを理由に組織からの引退を勧告される。スパイ生活の幕引きを突きつけられ意気消沈するビル。その夜、ビルがスーパーマーケットで買い物をしていると、強盗に遭遇。その強盗を撃退しようと動き出したビルの目の前で、若者アーロンが果敢に強盗を取り押さえ、瞬く間に退治した。アーロンの能力の高さを気に入ったビルは、彼を新しいパートナーに据えるべく厳しく指導を開始。アーロンの修行が一段落する頃、ビルはカナダの資産家リチャード・ナイトが黒幕だと思われる麻薬組織に目をつけていた。
星歴4044年。銀河は激しい戦闘の混乱に陥っていた。地球人のカリ王女によって結成された宇宙反乱同盟軍と、爬虫類人の秘密結社・アルコン軍との戦いである。両軍とも多くの死者を出したこの戦いは、同盟軍がアルコン軍のリーダー・ラスチャイルドを葬ったことで終戦。両軍は争いを避け、互いに離れて暮らしていていくことで平和を取り戻していた。しかしそこに突然、メガドロンが出現した。西暦1945年、ナチスの機密実験により人類とサメのDNAを融合し誕生した生物であり、凶暴な戦闘マシンであるメガドロンは、次々と同盟軍の宇宙船に攻撃を始める。事態を重く見たカリ王女は、同盟軍のエースパイロット・ビッグフットにメガドロン討伐の命令を下す。
パーティープランナーとして才能あふれるホリーのもとに舞い込んだ、ある建設会社のクリスマスパーティーの企画。ただし、その企画には建設会社の若き2代目の息子テオを参加させるのが条件だった。というのも、新しく建設するシティーセンターの入札を得るため、テオがパーティーで市長に認められる必要があったからだった。成功すれば、昇進が約束されていると言われて引き受けたホリー。一方、当のテオは社長である父親から「入札のためのプレゼンの準備よりも、パーティーの企画に力を入れろ」と言われ、渋々の参加だった。だが、クリスマスの思い出を語り合い、パーティーの準備を進めていくなかで、似た価値観を持つ2人は互いに惹かれていく。
ニューヨークの出版社で多忙な日々を送るグラフィックデザイナーのエンバーは、遠く離れたコロラド州にある亡き祖母のクリスマスツリー農園を相続。休暇を利用し、ようやく故郷に戻ってきた。農園に着くなり、祖母の依頼で管理を任されていたブランドンと最悪の出会いを果たしたエンバーは、彼に農園を売却するつもりであることを告げる。そんななか、毎年クリスマス・イブに開催されていた農園の恒例行事を楽しみにしていた住民らの説得により、最後となる農園祭の開催を決めたエンバー。しかしかつて祖母と一緒に作っていた未完成の絵本を見ているうちに、祖母や住民らの農園に対する思いを知り、売却に対して心が揺れ動く。
家族と離れて暮らしていたロペス家の長女ジャスミンが、実家に戻ることになった日、弟カルロスの恋人グレースも、顔合わせとして家に招かれていた。家族が揃い、和やかにレストランで会食が進む中、カルロスは1週間後に結婚式を挙げたいと報告。しかし過保護のジャスミンは、たった4ヵ月の交際ということから意を唱えるものの、その意見は流されてしまう。納得のいかないジャスミンがトイレに向かうと、見知らぬ女性とグレースの会話が聞こえてきた。知人のように話しかける女性を冷たくあしらうグレースの行動に違和感を覚えたジャスミンは、彼女の過去を調べ始める。
400万人のリスナーを持つ、大人気ポッドキャスト番組「殺人鬼と出会うには」のホストを務めるマック。義母が亡くなったのを機に、彼女は夫ヘンリーの実家に越してきた。早速、この地に馴染もうとするマックだったが、家の向かいに住む夫の高校時代の同級生オリバー以外の住民からは、遠巻きにされてしまう。それは、ヘンリーにまつわる過去の事件が関係していた。15年前のプロムの夜、ヘンリーの当時の恋人リリーが、プールで死亡していた事件である。最終的には事故として片づけられたが、現在の今に至るまで、ヘンリーが殺したのではとの疑惑が渦巻いていた。時を同じくマックは番組のため、地元に伝わる“青いリボン殺人鬼”について調べ始めるのだが、この事件に関してもヘンリーが関与しているのではないかと疑念を抱き始める。
ホリデームード溢れるクリスマスシーズン。ニューヨーク・マンハッタンにある高級ホテルには、多くのゲストが訪れる。ボブとアイリーンは結婚50周年を迎えた老夫婦。ディエゴとガブリエラはパーティーに出席するためにやって来た若いカップル。ジャスミンとキャサリンは同性同士のパートナー。スーザンは家に娘と不仲な夫を残し、恋仲のベンと別部屋で宿泊中。スイートルームでかつての恋人を待つ女性コートニーや、幼い息子を残し、ライブにやってきたミュージシャンのジャックなど、クリスマスを大切な人と楽しむために集まった様々な男女が、それぞれ悩みやトラブルを抱えながらも幸せな時間を過ごそうとしていた。
「カット!その場で待て」「現像してくれ」とノーマン・ジュイソン監督の指示が飛ぶ。映画『屋根の上のバイオリン弾き』の1971年当時の撮影シーンだ。「ユダヤ人しか見に来ない」と言われた映画「屋根の上のバイオリン弾き」。だが、米「ニューヨーカー」誌の名物評論家・故ポーリン・ケイル氏が“最も力強いミュージカル映画”と絶賛したように世界的ヒットを収めた。なぜユダヤ人一家を描いた物語は世界的名作となったのか?撮影から50年後、ジュイソン監督は「なぜ特に思い入れが?」との問いに「冒険だったから」と語る。年頃の5人の娘を持つ主人公テヴィエの物語には普遍的なテーマがあると振り返る。そんなジュイソン監督はトロント生まれ。「物心ついた時からユダヤ人になりたかった」という。故郷を追われたユダヤ人の歴史を映画に取り込み、舞台には不可能な形で描こうとしたのだ。本作は、音楽を担ったジョン・ウィリアムズや主人公テヴィエを演じたトポル、3人の娘役たちへのインタビューやロケ地を巡る困難、舞台セットや撮影に凝らした数々の工夫などを丹念に追い、名作の舞台裏を解き明かし、あらゆる人の心を掴み続ける『屋根の上のバイオリン弾き』の知られざる魅力を明らかにする。
ゾンビが発生し、感染拡大を防ぐために隔離された地方都市。女子高生の早希(倉島颯良)は、ゾンビとなった家族を世話するために隔離地域に残り、あまり危険ではないサバイバルを繰り広げる。ゾンビ発生前には不登校になり、家族との関係がぎくしゃくしていた早希にとって、それは新しい生活だった。
愛猫を失い、テッドは精神を病んでしまう。その精神状態の中、九人の人間の魂を捧げる事により愛猫を生き返らせられると信じ込んでいく。愛猫を生き返らせる為、テッドは猫のマスクと爪を身に着け「キャットマン」に変身し、魂を求め動き出す…。
2011年、中国西北地方の農村。貧しい農民ヨウティエ(有鉄)は、マー(馬)家の四男。両親とふたりの兄は他界し、今は三男・ヨウトン(有銅)の家に暮らしているが、息子の結婚を心配するヨウトン夫婦にとって、ヨウティエは家族の厄介者。一方、内気で体に障がいがあるクイイン(貴英)もまた厄介者だった。互いに家族から厄介払いされるかのように、ふたりは見合い結婚、夫婦になった。ぎこちなく、それでも互いを思いやり、作物を育て、日々を重ねていくふたり。ヨウティエのことをいつも気にかけるクイイン。そんな彼女の気持ちに愛おしさを覚えるヨウティエ。ある日、家を建てるためにヨウティエが作ったたくさんの日干しレンガが突然の大雨に襲われる。そんな不運さえもふたりには大切な日々となる。クイインは初めて会ったその日からヨウティエの優しさに気付いていたと話す。ロバと、ヨウティエと、クイインと。力を合わせ、毎日懸命に働き、ついに自分の家をもった。だが、その幸福は長くは続かなかった―。
3歳の娘・ひなの育児を、妻の小百合に任せきりだった和真。ある夜、小百合が事故で意識不明になり入院し、ひとり家で泣いていたひなは児童養護施設に引き取られていった。育児放棄をしていた和真は、ひなを家に連れて帰ることを許されなかった。和真が繰り返し面会に行っても、ひなは泣いてばかり。ひなは、父親の事を忘れてしまったのだろうか…。本当の父親になるために、懸命に娘と向き合おうとする男の感動の物語。
2020年、世界は新型コロナウイルスの脅威に晒された!?その影響は健康のみならず経済へも波及し、リモート生活を満喫していたサラリーマンの大木勇造は、きっぱり、あっさり、これっきりとリストラされてしまう。どうにか再就職をするものの、彼を待っていたのは銭ゲバ社長を筆頭に、会員数ゼロのフィットネス講師や廃品回収とは名ばかりのゴミ泥棒、ギャンブル狂の営業担当や着ぐるみの中に引きこもる男など、クレイジーな面々ばかり。それでもめげずに新たな職場で、ふんばりがんばる勇造だったが…あまりにも身勝手な同僚たちに振り回されたあげく、恋人にもフラれてしまいヤケを起こす…。
自ら知的障がい者のふりをして、人々の偽善を暴こうとする活動グループ、“イディオッツ”。彼らは、人々の偽善的な反応を、挑発的なやり方で暴こうとしていた。ある日、彼らに遭遇したカレンは、最初は怒りを抱くも、次第に彼らに惹かれ、引き寄せられるようにグループと行動を共にするようになっていく。彼らは一軒家で共同生活をおくりながら、“白痴”のふりをすることで闘いを挑み、また、それを楽しんでさえいた。カレンもまた、“白痴”の演技をし始めるのだったが…。
ある夫婦が愛を交わしているさなか、幼い息子ニックがマンションの窓から転落してしまう。愛する息子を失くし悲しみに暮れる夫婦。特に妻は神経が弱ったままで一向に回復の兆しが見えない。セラピストである夫は自宅療養を試みるが、妻は悲しみを夫とのセックスで埋めようとする。夫は更なるセラピーを妻に施すため、妻の恐れている場所を聞き出し、彼らが“エデン”と呼ぶ森の中の山小屋へと二人で向かう。夫は心理療法によって恐怖を取り除こうと努力するが、妻の精神状態は更に悪化していき...。
グレースが父親と共にドッグヴィルを去った後、ギャング団は南部アラバマ州の大農園“マンダレイ”を訪れるが、そこには70年も前に廃止されたはずの奴隷制度が残っていた。グレースは、“ママ”と呼ばれる大農園の女主人と対峙し、黒人たちを開放する。マンダレイを去ろうとするも、「自由な」生き方を知らない黒人たちのために、この地に残る決心をするグレース。4人の部下と弁護士のジョゼフとともに、黒人主権の新しい共同体を作り、監督役として、その最初の収穫まではこの地に留まることにするが...。
愛しているからセックスをしたくない。それが原因で別れた恋人アキを未だに忘れられないでいる自主映画監督のまるお。自身の体験を基に新作映画を撮ろうとするが脚本に行き詰まってしまう。なぜアキを抱けなかったのか。自らも答えを出せない問いに向き合うためアキに会う決心をするまるお。一方のアキはサラリーマンの田頭と結婚しているが、子供は欲しいのにセックスレスの夫婦関係に悩んでいた。久しぶりに再会するまるおとアキ。まだアキの事を忘れられないまるおに対し、アキは別れ際に言う。「まるおの精子をください。」
西暦995年京都。藤原道長と安倍晴明の密談により、大江山に住まう鬼・酒呑童子の討伐を命じられた源頼光たちは、見たことのない様相の敵に道を阻まれる。その正体は歴史改変を目論む“歴史修正主義者”が放った“時間遡行軍”。この窮地を救ったのが、三日月宗近ら歴史を守るべく戦う“刀剣男士”たちであった。しかし、先に鬼の根城へと踏み込んだ山姥切国広は酒呑童子の最期の呪いを受け、光とともに姿を消してしまう――。西暦2012年東京。下校途中だった琴音の耳に聞き慣れない音が届く。引き寄せられるように向かった先で目にしたのは、禍々しい影と戦う一振りの太刀だった。戸惑う琴音だが、不思議な声に導かれるままその名を口にする。「――三日月宗近」一方、日本各都市では市民が突如意識を失う事件が多発。この不可解な事態を解決すべく、時の政府から遣わされた刀剣男士・山姥切長義が内閣官房国家安全保障局に出現。事態との関与が疑われる山姥切国広の確保を始めとする“特命任務”の開始を告げる。その要請に応じ、各本丸より続々と刀剣男士が集結する。消えた山姥切国広、それを追う三日月宗近の運命は?時間遡行軍の真の目的とは!?
春日部竜平はトラック運転手。年中トラックに乗って全国を走り回っている。あるとき公園に立ち寄ると「助けて!」と女性の叫び声が聞こえてくる。近寄ってみると草むらで髪の長い女性がホームレス男3人にレイプされそうになっていた。竜平は勇気を振り絞ってホームレスを追い払い、女性を助け起こそうとすると女はその手を振り払って「さっき見てたでしょ、なんですぐ助けなかったの」と竜平をにらみつけ、フラフラと歩きだす。その姿から察するに女もホームレス生活を送っていたようだ。竜平は再び女に声をかけた。「バイトしないか、一日5000円出す。このトラックに一緒に乗ってくれるだけでいい」こうして竜平のトラックに乗り込んだ女性・のぞみ。訳あって一年前に家を出て、今は住む家もなくホームレスをしていると言う。竜平は竜平で妻の待つ家に帰りたくない事情があった。二人は東京から沼津・浜松とトラックで移動しながら少しずつ互いの事情を知るようになる。道中デリヘル嬢や街頭詩人、ヤクザに追われる男と遭遇しながら移動を続ける二人。そして二人が出した答えは…。
千原ジュニアがお笑いコンビ「野性爆弾」のロッシーに仕掛けたドッキリをベースに構成されるSFファンタジー・コメディ。2人がテレビ番組の収録で、ある村を訪れると、その村の住民全員が宇宙人だった。そこに巨大UFOが出現し宇宙戦争へと巻き込まれていくというでっち上げのストーリーを完全に信じたロッシーは、悪の宇宙人と戦うことを決意する。
今も世代を超え愛され続ける画家いわさきちひろ。本作は、誰もが知ってる絵本画家の、誰も知らない波乱の人生を、黒柳徹子、高畑勲ら、ちひろから影響を受けた50人の証言を元にひも解くドキュメンタリー。四面楚歌での再婚、失業中の夫を絵筆一本で支えた過酷な日々、病と闘いながら反戦を訴えた晩年。貴重な原画の数々をもちいて、愛と不屈の物語を描く。ちひろを敬愛する山田洋次がエクゼクティブプロデューサーを務める。
世界が「東」と「西」に分断されていた1980年代前半。共産主義政権下のチェコスロバキアで母親のイレナと二人暮らしを送るアンナは、将来を期待された陸上選手だ。ライバルのマルティナと共に、彼女は国が支援するエリートスポーツセンターでコーチのボフダンから厳しい指導を受ける日々を送っていた。高地合宿のさなか、ロサンゼルスオリンピック出場のため、有能なアスリート向けの新薬のプログラムに参加させられるアンナ。だがそれは、筋肉の成長を助ける、ドーピング薬だった…
ホラー映画史に残る有名殺人鬼たちも震え上がる、かつてなく凶悪で残虐なホラー・ヒーロー“クロムスカル”。それは、銀色の髑髏をつけ、右肩にビデオを装着、両手にサバイバル・ナイフを持って被害者を惨殺して、その模様を撮影し、ビデオを警察に送りつける映画史上最凶最悪のサイコキラー…。
1970年代初頭のスコットランド。キリスト教戒律の厳しいカルヴィン主義が支配する小さな村の教会で、信仰の厚い無垢な女性ベスは、よそ者であるヤンと結婚する。ベスは村から離れて石油採掘の仕事に就いているヤンが早く戻ることを神に願う。しかし、油田で発生した事故でヤンは重症を負い、一命は取り留めたものの全身麻痺となってしまう。ヤンはある日、「もうお前を抱くことはできない。別のセックスの相手を見つけ、その様子を話してくれ。」とベスに切り出す…。
わずか23人の住人しかいない、廃れた鉱山町ドッグヴィル。偉大な作家になることを夢見るトムは、ギャングに追われる美しい女性グレースを助ける。翌日、トムは村人たちに彼女をかくまうことを提案し、「2週間で彼女が村人全員に気に入られること」という条件つきの同意を得る。グレースは村人たちに認めてもらうため、肉体労働を始める。閉鎖的な村人たちは、熱心に足を運ぶ彼女に対して徐々に心を開いていく。しかし、住人の態度は次第に身勝手なエゴへと変貌してゆき…。
1960年代、アメリカの片田舎。セルマと息子のジーンは、温かい隣人たちに囲まれ、つつましくも幸せな日々を送っていた。そんなセルマには悲しい秘密があった。遺伝性の病のため、彼女は視力を失いつつあり、息子ジーンも手術を受けない限り同じ運命を辿ることになるのだった。ある時、セルマは、無理な労働による疲労と視力の悪化により仕事場でのミスが増え、遂に工場を解雇されてしまう。さらに家に帰ると、ジーンの手術代として貯めていたお金がなくなっており…。
1945年、第二次世界大戦後のドイツ。ドイツ系アメリカ人のレオ・ケスラーは、父の祖国であるドイツの戦後復興の一端の担い手になりたいと、単身でドイツにやって来た。叔父の助力でドイツの大鉄道会社ツェントローパに就職し、寝台列車の見習い車掌として汽車に乗り込むことになる。いつものように汽車に乗り込んだレオは、走る列車の中で、同乗していたフランクフルト市長夫妻の暗殺事件に遭遇する。犯人はレオが乗せたふたりの少年で、ナチス残党が組織する地下組織<人狼>の刺客だった…。
IT企業経営者のラウンは、面倒事を全て押し付けるために架空の社長“ボス・オブ・イット・オール”を仕立て上げ、自身はいち従業員のフリをしている。そんな中、取引先のアイスランド人社長が直接会って交渉したいと言い出したので、落ち目の役者クリストッフェルに演じさせることにする。しかし、従業員らと出くわしてしまい、社長として、従業員たちが抱えていた様々な不安や要望をぶつけられることになったクリストッフェルだったが、次第に従業員たちに情が湧き始めて...。
フォン・トリアーは敬愛するデンマークの大監督ヨルゲン・レスに、彼の短編映画『完全な人間(ルビ:パーフェクト・ヒューマン)』(1967)のセルフリメイクを5本撮ることを依頼。それぞれをどんな作品にするか全決定権はフォン・トリアーが持つ。「1カット12フレームで撮影すること」「世界で最も悲惨な場所に行って撮影すること」「自身で主演すること」「アニメーションで制作すること」次々と無理難題を課してくるトリアーに対し、レスはどのように“5つの挑戦”をクリアしてゆくのか?
映画監督ラースと脚本家のニルスは脚本のデータがワープロから消えてしまい、内容を思い出せない二人は、「実はあの脚本は気に入らなかったんだ。」と開き直り、残り5日間で新たな脚本を仕上げることにする。二人が新たに書き始めたのは『エピデミック(伝染病)』と題した、死の伝染病が蔓延した架空の国で、理想に燃える若い医師メスメルが、病に冒された人々を救うために謎のウィルスに挑む物語だった。そのころ、現実世界のヨーロッパにも死のウィルスの影が忍び寄っていた…。
コペンハーゲンの巨大病院(キングダム)。夢遊病者のカレンは、助けを呼ぶ謎の声に導かれキングダムへと辿り着く。数々の不可解な事件を解決するため、カレンは病院の用務係のブルザー、心臓外科医のユディットと手を組むが、悪魔の力に反撃されてしまう。一方、キングダムに赴任してきて間もないスウェーデン人医師のヘルマー・ジュニアは、亡くなった父スティーグ・ヘルマーの秘密を探り始めるが・・・。
退院したドルッセ夫人は直後に事故に遭い再びキングダムに舞い戻る。ユディットから生まれた赤ん坊のリトルブラザーは、新生児とは思えぬ異常な体格を持ち、生まれてすぐに喋りはじめる高い知能を持っていた。一方、ハイチから帰国したヘルマーは、自らが犯した少女モナに対する医療ミスの証拠を掴んだクロウスホイを黙らせるため、ハイチで手に入れた秘薬で毒殺を試みる。そしてついに、リトルブラザーの父親であるクルーガーが現れ、リトルブラザーの秘密を明かす…。
コペンハーゲンの古い洗濯池の跡地に建つ巨大病院、キングダム。デンマーク人嫌いのスウェーデン人医師ヘルマーは、神経外科の主任医師としてキングダムに赴任してくる。医師長の息子モッゲは仕事そっちのけでセクシー看護婦にのぼせあがり、父の医師長メースゴーは“朝の空気運動”に力を入れ、患者のことなどそっちのけである。ドルッセ夫人は仮病を使って入院し降霊術の会を開くことを趣味としていたが、あるとき病院内のエレベーターで少女の泣き声を聞き、その世にも悲しげな声の正体を求め探しはじめる。
心まで満たしてくれる魔法の空間、ハナ食堂。一度も行ったことのない人はいても、一度しか行ったことがないという人はいないと言われる沖縄。ここで「ハナ」は自分の名前を冠した食堂を開く。いつの間にか食堂のアルバイトになった「セヒ」と一緒にそれぞれの事情で沖縄を訪れたお客さんたちに会うことになるが…。現地の人から観光客まで魅了したハナ食堂の魅力は果たして何だろうか。慌ただしい日常の中でちょっと一息つきたいあなたへ贈るヒーリングムービー。
女性は仕事と愛を同時に手に入れることはできるのか?デザイナーとして働くヨンジンは女性である事が理由で会社からほとんど評価されていない。しかし、コネを利用して簡単にヨンジンの上司の地位に抜擢される男性のジュンソル。ヨンジンはジュンソルを敵視するが、彼の空虚さに同情し、会社に馴染めるよう手助けをする。しかし、ジュンソルはヨンジンの許可なく彼女のデザインを盗み出してしまう。盗まれたデザインを取り戻したいヨンジンだが、ジュンソルと築いた関係もあきらめることが出来ず…