東アジアの魔都・新宿歌舞伎町。肩で風を切って歩くその男は、新宿中央署の新人刑事・相葉四郎。歌舞伎町生まれ、歌舞伎町育ちの相葉は、元暴走族総長で腕っぷしの強さと血の気の多さからいつも問題ばかり起こしていた。ある日、国際手配中の凶悪な犯罪集団を追って、韓国警察庁の刑事チェ・シウが来日する。初日から相容れず一触即発になってしまう2人だったが、手配犯が歌舞伎町に潜伏しているとの情報があり、即席のバディを組んで共同捜査を開始する。 対立しながらも捜査を進める中、ある集団強盗事件をきっかけに武闘派ヤクザと歌舞伎町最大のホストグループが大抗争に発展。さらにそこに犯罪集団も参戦し、戦場と化した新宿が、混沌の闇に包まれていく。 そして、その裏には国家権力も関わる巨大な陰謀が渦巻いていた――。
カリフォルニア州インランド・エンパイアの一角、サンバーナーディーノ。2010年7月9日、911に通報が入った。それは、数日間連絡の取れない友人の安否を確認してほしいという内容だった。保安官が邸宅に足を踏み入れると、幼い娘を含む一家3人が血を抜かれて殺されており、天井には謎のシンボルが描かれていた。殺人課刑事ジョセフ・カービーは、1993年から95年に発生し迷宮入りした連続殺人事件を思い出す。儀式的な手口、際立った残忍性――その符合は偶然とは思えなかった。そして当時、犯人が「ミスター・シャイニー」と名乗り警察に送りつけた手紙にも、同じシンボルが記されていた。15年前の悪夢は、まだ終わっていなかったのか―。
亡き父が残した借金を返すため、仕事を求めて地方から都会へやってきた青年マルロ。彼は、かつて父が面倒を見ていた男ケンゾーの計らいで、格安の部屋を借りることになる。ケンゾーの病弱な妻アモールに世話を焼かれながら新生活を始めたマルロだったが、ある日、自室の床に空いた小さな「覗き穴」を見つける。そこから見えたのは、階下の部屋で魅惑的な女性ニラがオンラインセックスで金を稼ぐ淫らな姿だった。さらにマルロは、仕事が行き詰まったケンゾーがニラの肉体の相手をし、金を恵んでもらっている衝撃の光景を目撃する。ケンゾーとアモール夫婦の絆は、すでに冷え切っていたのだ。ある日、いつものように覗き見をしていたマルロの視線に気づいたニラは、壁越しに彼を誘惑し、二人は背徳の欲望を交わし始める。一方、アモールも夫の不貞を知りながら、静かにマルロとともに穴を覗き込む奇妙な関係へと溺れていく。一つの覗き穴を巡り、4人の男女の愛欲と欺瞞が不穏に交錯していく中、マルロに激しい嫉妬を募らせたケンゾーは、やがて思いもよらぬ狂気の行動に出る――。
本作では年齢の異なる多数のパンダに密着。それぞれのライフステージを通して、パンダの一生を描く。表情から性格までパンダの個性は様々。大自然の中で野生復帰トレーニングに取り組むシエンシエンとその子ども。親代わりを務め、木登りの練習に励むルイルイら親子。母パンダによる授乳と人工哺育を交互に行うツインスワッピング法で育てられるパンチンの子ども。やんちゃな双子パンダのシャオルーとシャオジアンやパンダ界のトップスターことファーファー。香港で暮らす巨大パンダのアンアンとココや最高齢だったジアジアとアンアン。北京動物園の母親モンモンとモンランら5頭の子供たち。高齢となり余生を過ごすリンヤン、ガオガオ。さらに、上野動物園で暮らしたシャンシャンや韓国にいた大人気パンダのフーバオもチラリと顔を見せる。
完璧な息子、教養ある恋人、デート中にヒーローになりたい人のためのチンピラ役――。「マイ・コンパニオン」は、どんなシチュエーションもこなせる理想的な人物を提供する代理店だ。マティアスはそのトップパフォーマーとして、求められる役割を完璧に演じ分け、日々さまざまな人格を生きている。だが、恋人ソフィアに「本当のあなたを感じない」と告げられ別れを迎えたことで、彼の完璧な仮面は静かに剥がれ落ちていく。さらに、あるクライアントとの想定外の出来事をきっかけに、マティアスの歯車は少しずつ狂いはじめ、やがて現実と虚構の境界も曖昧になっていく…。
新学期を迎え、ハイスクール最上級生となったメアリベス。しかし前学期、生徒会長選挙を辞退して以降、SNSでは彼女への誹謗中傷が絶えなかった。原因は、かつて流出したメアリベスのヌード写真の件を、対立候補だったトビーが学校新聞の記事として取り上げたことだった。そんな中、突如SNS上に“EC”という匿名アカウントが出現。次々と生徒たちのスキャンダルを暴露し始める。さらにECは、写真流出の犯人がメアリベスの親友ソフィーだと投稿。事態は一変し、誹謗中傷の矛先はソフィーへと向けられていく。やがて追い詰められたソフィーは、自ら命を絶ってしまう。親友を失った悲しみと怒りを胸に、メアリベスはPCオタクの友人レイとともに、“EC”の正体と事件の真相を追い始めるのだが…。
生徒たちと新任のドイツ語教師との関係は極めて緊迫していた。ある女子生徒が自殺すると、同級生たちは彼女の死を教師のせいだと非難する。物事がそれほど単純ではないことに気づくのは、あまりにも遅すぎた。
『ミスター&ミセス・ストドラ』は、2000年代初頭に夫婦が起こした悪名高い連続殺人事件を掘り下げた作品だ。典型的な犯罪物語の枠を超え、邪悪の恐ろしさを鮮烈に描き出している。
条件が整えば、オランダ北部で悪名高いアイススケートレースが開催される。200キロのレースは真夜中までに完走しなければならず、完走者全員にメダルが授与される。この映画は、1963年の運命の日、気温の急激な低下と険しい地形のために何千人ものスケーターが凍傷や深刻な怪我を負ったという出来事に基づいている。ゴールラインを越えたのはごく少数だったが、完走した者にとっては人生を変える出来事となった。
ベーカリーショップを成功させ、夫と娘にも恵まれたダイアナ。一見、順風満帆な人生を送っているように見えたが、夫マイケルには同僚との不倫疑惑があり、10代の娘ケルシーはSNSに夢中で母親の言葉にも耳を貸さない。家庭も仕事も満たされているはずなのに、ダイアナはどこか虚しさを抱えていた。ある夜、店のスタッフで親友のアリソンと過ごしていた彼女のもとに一本の電話が入る。それは、母パトリシアが事故に遭い、病院へ搬送されたという知らせだった。急いで駆けつけるが、パトリシアは重体。回復を祈ることしかできないダイアナだったが、実は20年もの間、疎遠関係にあった。10代でマイケルの子を妊娠したダイアナは結婚に反対した母と激しく対立し、家を飛び出して以来、一度も連絡を取っていなかった。
遊びながら子どもに学びを教える教育を志すセレステ。だが、型破りなスタイルは受け入れられず、教職に就けずにいた。そんな彼女に、ニューヨークの不動産王リチャード・タイラー家の家庭教師兼子守りの話が舞い込む。フランス系の血を引き語学も堪能な彼女は雇われるが、娘リリーと息子マックスは反抗的。妻を亡くした後、仕事に没頭するリチャードも、セレステにはビジネスライクな態度を崩さない。だが、彼女が作った祖母秘伝のフランス料理がきっかけで心を開いてくれるようになり、教育方針を一任するように。子どもたちも次第に打ち解け、セレステは次第とリチャードの人柄にも惹かれていく。しかし彼には、仕事のパートナーで婚約者のジュリーがいて…。
晩年を迎えた著名な作家ロビンは、長年連れ添った夫オスカーとの穏やかな生活を送りながらも、子どもを持たなかったことへの後悔を心の奥に抱えていた。そんなある日、かつての恋人ジムが若返りの治療薬“ノービス”を開発し、自らの体で効果を実証。30歳の姿でロビンの前に現れる。戸惑いながらも、失われた若さを取り戻せるという魅力に心を動かされ、ロビンはノービスの摂取を決意する。しかしオスカーは、「一瞬たりとも君との人生に後悔はない」と語り、ノービスを拒否。若さを取り戻せば、妊娠さえも可能になり過去の後悔をやり直せる。だがそれは、愛する夫を老いたまま置き去りにすることでもあった。やがて若返ったロビンは、新たな人生を手に入れたかのように輝きを取り戻していく。一方、自然に年を重ねることを選んだオスカーとの間には、次第に埋めがたい溝が生まれ始めるのだった。
有名ダンス大会での優勝を目指し、田舎から出てきたダンサーのローワンは、公私共にパートナーのノアとスタジオで練習に励む。しかし、大会1週間前でナーバスになったノアと息が合わず、「君とは出場できない」と告げられてしまう。ノアはすぐに新しいダンスパートナーを見つけ、恋人関係も解消した気になっていた。見返したいローワンは、新しい相手を探すも見つからず途方に暮れる中、適格なアドバイスをくれたスポーツジム経営者ウォルトに目をつける。元プロボクサーでダンス未経験の彼に、優勝賞金で経営難のジムを立て直す提案をし、即席ペアとして猛特訓を開始。果たして、わずか1週間で2人はペアダンスを完成させ、優勝を掴むことができるのか?
おしりが前にあることが特徴的なヒーローの愛と正義と友情などの一大スペクタクルムービー おしりが前にある、ごく普通のサラリーマン・前尻(まえじり)。しかし彼の正体は――街の平和を守るヒーロー・おしり前マンだった!おしりが前にあるため街の平和を脅かす者を許さないおしり前マンは、日々巻き起こる様々な問題を、新たな仲間との出会いや過酷な試練を乗り越えて解決していく。そんな中、不穏な動きが…。かつて存在したと言い伝えられている“おしり前帝国”を復活させ、人々を支配しようとする邪悪な影が、世界を覆いつくそうとしていた。
豪邸に暮らし、親から買い与えられた高級車を乗り回す高校生のエイデン。父親不在の家庭に育ち、母に甘やかされた末にドラッグに溺れた彼はある日、母親の通報で警察に逮捕されてしまう。刑務所に入りたくなければ、大物の麻薬ディーラーLLの逮捕に協力しろと言われたエイデンは、警察の潜入捜査に協力することに。高校のキャンパスで、ちょいワルなプレイクを相棒にドラッグを派手に売りさばくエイデン。周囲からは何不自由ない金持ちのわがまま息子に見えたが、実は走ることが唯一好きで、体を鍛え、走るトレーニングも続けていた。だが、捜査協力を迫られるなかでよりLLに近づくため、エイデンは次第に堕落し、より危険な世界へと足を踏み入れていく。
シアトルのマーケティング会社で働くケイトは、入社3年目を迎え、上司ジーナに昇進を直談判。しかし、遅刻の多さや注意力の散漫さを理由に却下されてしまう。だが、ジーナのいとこトーマスが経営するスポーツジムの立て直しに成功すれば、新たなポストを用意すると持ちかけられる。そのジムがあるのは、祖父の死後疎遠になっていた祖母ローズの暮らす田舎町。ケイトは祖母の家に滞在しながら、再建計画に乗り出すことに。一方、元沿岸警備隊員のトーマスは、軍隊式トレーニング“ブートキャンプ”を行う堅物で、SNSやWEB集客にも否定的。会員はたった1人しかいなかった。価値観の違いから衝突を繰り返す2人だったが、昇進を狙うケイトと、ジム存続の危機に直面するトーマスは、やがて協力して改革に取り組み始める。まずは競合ジムへ通い、人気の秘密を探ろうとするのだが…。
海辺の町で夫と暮らす女流作家のルナは、孤独と抑圧の日々を送っていた。編集者でもある夫は彼女の詩作を認めず、小説の執筆を強要。夜になれば容赦ない暴力で彼女の心身を支配していた。そんなある日、ルナの作品に手厳しい批判を寄せる女性批評家・ジェイドが彼女の元を訪ねてくる。最初は言葉の刃を交わす二人だったが、ジェイドがルナの心の奥底に眠る痛みに触れたとき、張り詰めた空気は変化し、ルナは誘われるように自らの秘められた過去を語り始める――。それは、文筆のインスピレーションを求めて訪れる港で出会った、ダンサーのエラとの記憶。ある雨の日、同じ軒下に駆け込んできたことをきっかけに、二人は深く激しく惹かれ合っていった。孤独なルナにとって、エラは唯一の光であり、情熱のすべてだった。しかし、ルナが夫から受けている凄惨な暴力の全貌を知ったとき、エラは愛する人を救うため、ある驚くべき行動に出る。緊迫した対話の果てに、ジェイドが最後に明かす「真実」とは?女たちの愛と欲望、そして痛みが交錯する、濃密な官能サスペンス。
ホルヘは、弟ペラオの元妻ハナとともに、チリ北部アリカ近郊にある故郷カケナへ向かう道中、弟との過去を思い返していた。かつて兄弟は民間軍事会社の傭兵としてイラク戦争に従軍していたが、帰国後、ホルヘは港湾警備員として働きながら、戦争で負傷し車椅子生活となったペラオを支えていた。ペラオには9歳の息子フアンがいるものの、かつて妊娠中だったハナに暴力を振るって戦地へ逃れた過去があり、2人の関係はすでに破綻しており、父子も離れて暮らしていた。それでもホルヘは父子の再会を願い奔走するが、PTSDと後遺症に苦しむペラオは、やがて最悪の事態を招いてしまう。