るにん

命を賭けた、真実の愛。

あらすじ

絶海の孤島、流刑の地、八丈島。不可能といわれた島抜けに、愛を賭けて男は挑む・・・。史実を基に描く壮大な歴史ロマン――「鳥も通わぬ」と謳われた絶海の流刑島・八丈島。かつてこの島に流人として島流しにされ、いつか再び江戸に変える日を夢見て必死に生きた女たちがいた。そして、愛する女のために、絶対不可能とされる“島抜け”に命を賭けて挑んだ男がいた。本作は流刑島史上唯一、“島抜け”に成功した実在の人物、佐原の喜三郎の物語を基に描かれた、壮大な歴史ロマンである。

解説初監督作品『少女　～ａｎ　ａｄｏｌｅｓｃｅｎｔ』（０１）でヴェネチア国際映画祭などいきなり世界へと飛び出し、鮮烈なデビューを飾った奥田瑛二監督。監督第二作となる本作は、江戸時代末期に、幕府によって１８６２人が流罪となって島にやって来たという八丈島にまつわる史実をベースに描いた作品。主演の花魁・豊菊役には、奥田監督が「今、本物の女優と呼べる人はこの人しかいない！」と惚れこんだ女優・松坂慶子。その豊菊の“最後の恋の相手”として運命を共にしていく喜三郎役には、バレエダンサーであり、本作品が映画初主演となる西島千博。

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