緑はよみがえる

世界の巨匠エルマンノ・オルミ監督が、父から託された戦争の記憶を雪のイタリア山中に映し出す。

あらすじ

１９１７年冬、第一次世界大戦下の北イタリア。イタリア軍とオーストリア軍は、塹壕を掘って対峙し、戦いは膠着していた。そんな前線にある日、まだ少年の面影を残す若い中尉が送られてくる。想像とは違う戦争の恐ろしさを前にして、彼は母への手紙をこう綴る。「愛する母さん、一番難しいのは、人を赦すことですが、人が人を赦せなければ人間とは何なのでしょうか」と－－－。

解説「木靴の木」でカンヌ最高賞、「聖なる酔っ払いの伝説」でヴェネチア最高賞に輝いたイタリアの巨匠エルマンノ・オルミ監督が父から聞いた第一世界大戦の記憶を、映画化。雪に覆われた北イタリア山中の塹壕戦の一夜を、悲しくも美しく描く。第一大戦１００周年を記念して制作され、ベルリン国際映画祭で特別上映された。

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