成功したビジネスウーマンでシングルマザーのマラは、息子のネマニャを不慮の事故で亡くしてしまう。マラは心を閉ざし、友人や家族とのコミュニケーションも拒絶していたある日、ネマニャの友人と名乗るミランから仕事の依頼が。息子のことを知るために、依頼を受けたマラはネマニャとの思い出を通して、ミランと心を通わせ肉体関係を持つ。やがてマラはミランとの付き合いを楽しんでいることに気づき、再び人生への情熱を取り戻していくが・・・
マイアミの青い海と白いビーチが広がる中、元ソルジャーのフィオナは父を殺した犯罪組織への復讐に燃えていた。ピンクの髪をなびかせ、犯罪者たちを一人ずつ倒していくフィオナ。その怒りとともに、マイアミの街は炎に包まれ、クライマックスに向かって激しいアクションが続く…
人が「色」で見える高校生のトツ子は、同じ学校に通っていた美しい色を放つ少女・きみと、街の片隅にある古書店で出会った音楽好きの少年・ルイとバンドを組むことに。それぞれ誰にも言えない悩みを抱えている三人。音楽で心を通わせていくうちに、彼らの間には友情とほのかな恋のような感情が生まれ始める―――。やがて訪れる学園祭、そして初めてのライブ。会場に集まった観客の前で見せた三人の「色」とは。
1980年代、サッチャー政権下のイギリス。暴力シーンや性描写を売りにした過激な映画<ビデオ・ナスティ>の事前検閲を行うイーニッドは、その容赦ない冷徹な審査ゆえに“リトル・ミス・パーフェクト”と呼ばれていた。イーニッドがいつも通り作品をチェックしていると、とあるホラー映画の出演者が、幼い頃に行方不明になった妹のニーナに似ていることに気付き、次第に虚構と現実の狭間へと引きずり込まれていく――。妹の不可解な失踪と未だ向き合えていないイーニッドは、真相につながるかもしれない不気味なホラー映画と、謎めいた映画監督の背後にある真実を解き明かすことを決意する。その記憶は創られたものなのか…?狂気に苛まれ自制を失うイーニッドに待ち受ける現実とは……。
画家のアルドは、昔の恋人リサが忘れられない。ある日、路上で油絵を売っていると、リサとその息子が現れー。超売れっ子インフルエンサーのセクシー・ララは、彼氏の束縛に嫌気がさしていた。ララの冷たい態度に憤慨した彼氏は、あるとんでもない行動に出るのだがー。官能的な作品で有名なアーティストのリラクの元に、彼女のドキュメンタリーを撮影したいという美しい日本人女性が現れー。個性豊かな人々の、愛と欲望を描いた3編のオムニバス官能ドラマ。
ナポレオン政権下の1850年代のフランスの田舎の村。働き盛りの男たちはみなレジスタンス活動に明け暮れ、終いには投獄されてしまう。そして、女だけが残された。小麦を収穫してパンを作り、果物を摘み、牛から乳を搾る・・・女だけで平和な日々は続いた。しかし女たちは知っていた。このままでは村に「未来」がないことを。女たちは子孫を残すために、もし男がやって来たら、みなで共有しよう―と、秘密の約束をかわす。そこへ、ひとりの若い男がやって来た。若く健康なその男の素性はまったくわからないものの、男を村に引き留めるために、村1番の聡明な美しい女が世話係としてつくことに。美しい大自然の中、衣食住を共にしていくうちに、その女の生命力あふれるたくましさ、美しさに魅了された男は、密かに女と関係を持つ―。しかしその事実はすぐ皆が知ることとなる―。
傭兵の一団がギャングの巣窟を襲撃した後、2人の人質を連れて田舎の隠れ家に逃げる。女性たちが捕まったことに激怒した犯罪集団の一員であるストイックが傭兵たちを襲撃する。争いは激化し、ストイックと彼を殺そうとする傭兵たちの冷酷なボスとの間で激しい対決へと発展する。
生まれつき耳が不自由なダイアナ。過酷なこの世界を生き抜くため父親から厳しい教育と訓練を受けて育った彼女は、今では抜群の身体能力を備え、逞しく成長していた。いつものように、人里離れた山道でトレイルランニングをはじめた彼女だったが、スウェットのフードを目深に被った謎のランナーに出くわす。薄気味悪いそのランナーを何気なく追い抜いた時、突如背後から強烈なタックルを受け、転倒したダイアナは怪我を負ってしまう。猛烈な怒りに駆られランナーを追跡するダイアナ。しかし、待ち伏せていたランナーは殺意を剥き出しに襲いかかってくる。険しい山林を疾走し、濁流の中を泳ぎ、さらには広大な荒地を舞台にカーチェイスへと発展。絶体絶命の状況下、ダイアナと殺人ランナーの終わりなきデス・ゲームが今、幕を開けた・・・。
人里離れた森の奥深くで父親と原始的な生活を送る少年マルコ。厳格な父親に森を出ることを禁じられ、外界との接触は一切ない。ヘッドホンで聴く音楽と、“葉っぱの子”の絵本に慰めを求める毎日だ。ある日、マルコは森の廃車で母親と暮らす同世代のミコと出会う。彼との交流はマルコの孤独を癒やしていった。だが父親の目を盗んでミコに会いに行くマルコに残酷な出来事が訪れる。父親の教えに従い、ミコを連れて“妖精”を探す旅に出るが、森の外ではウイルスが猛威を振るう危険で荒廃した社会がふたりを待ち受けていた。
新人女優のシヨンは、映画撮影のために山奥にある廃墟へとやって来た。しかし、変わり者と評判の監督から演技指導はなく、奇怪なダンスを屋上で踊るだけというものだった。かつてない演出に不安に駆られるシヨンは、共演者のチェユンに愚痴をこぼす。さらに、ギリギリの予算で組まれた現場は殺伐としていた。トラブル続きの撮影が進む中、突如血まみれの女性スタッフが現れる。そして、呆然とするシヨンたちを一瞥すると、屋上から飛び降りてしまう。地面に叩きつけられた体はあらぬ方向に折り曲がり、即死したかに思えた。しかし、彼女は立ち上がり、駆け寄った別のスタッフに襲い掛かる。その様相は、まるで生ける屍のようだった―。
文学少女の所結衣(藤吉夏鈴)は憧れの作家“緑町このは”が在籍するといわれている名門・私立櫻葉学園高校に入学。しかし、文芸コンクールを連覇するエリート集団の文芸部には入ることができなかった。落ち込む結衣に文芸部の部長・西園寺茉莉(久間田琳加)が、正体不明の作家“このは”を見つけ出せば入部を許可するという条件を提示。結衣は、“このは”のインタビュー実績がある学園非公認の新聞部に潜入し、部長のかさね(髙石あかり)と副部長の春菜(中井友望)のもとで新米記者“トロッ子”として活動することになる。教師たちの不祥事に切り込む新聞部を快く思わない学園の理事長・沼原(髙嶋政宏)に理不尽な圧力をかけられ、新聞部は窮地に立たされてしまう。しかし、結衣は一念発起し元文芸部の松山秋(綱啓永)らと協力して理事長、そして学園の闇に切り込んでいくのだった。
暴走族集団・八州連合の元ヘッド矢島金太郎は、亡き妻・明美の故郷で息子の竜太とともに漁師をしていた。ある日、事故で漂流中のヤマト建設会長・大和守之助を救ったことがきっかけで、金太郎はヤマト建設に社員として入社することに。社会人としての「当たり前」を無視した行動で、金太郎は周囲からは一目置かれる存在に。
突然、妹のマンディを亡くした犯罪系ポッドキャスターのイーサンが、その真相を探っていると殺人配信サイト”MURDERSHOW(殺人ショー)“に辿り着く。そこでは最高落札者が被害者の殺害方法を選ぶという残酷なゲームが行われていて…真相に迫るほど、周囲に不可解な出来事が起こり始め、ついにはイーサンや友人たちにも魔の手が忍び寄る。果たして、彼らは生き残ることができるのか―?
18世紀初頭のカルパチア山脈、ポーランド軍侵攻と貴族による圧政により生活の場を山へと追いやられたフツル族のオレクサ・ドヴブシュはポーランド軍の徴修兵となり活躍するもその武勲を奪われ追放され、生死を彷徨うこととなる。だが、なんとか生き残ったオレクサは貴族からの金品強奪を生業とした山賊になっていた弟イヴァンと再会、オレクサも山賊になる。何度も生死に関わる危機を脱し、貴族から奪った富を民に分配したことでいつしか英雄としてオレクサの名は国中に知れ渡ることに。それを見かねたポーランド軍はドヴブシュ兄弟討伐の精鋭部隊を送り込むことを決定。あくまで金目当てのイヴァンは旅立ち、オレクサと残った仲間たちは自分達の土地を守り、平和を取り戻すために迎え撃つことを決意する。圧倒的な兵力を持つポーランド軍に対し、果たしてオレクサは勝利を手に入れることが出来るのか!?ウクライナ映画史上、最大規模の予算とスケールで伝説の英雄の生涯を描いたアクション・エンタテインメント大作!
貧しい漁村で育ったレナは、会計士になる夢を叶えるため、両親の反対を押し切ってマニラの大学に進学する。奨学金を得たものの生活は厳しく、アルバイトと勉強を両立する多忙な日々を送っていた。地元の恋人アーサーは、そんなレナを支える為、幾つもの仕事を掛け持ちし、彼女に生活費を仕送りした。アーサーのサポートもあり、4年後、レナは無事に大学を卒業する。帰省したレナを歓迎するパーティーの最中、アーサーはレナにプロポーズする。しかし、レナは泣きながらその場を立ち去り、アーサーに別れを告げる。レナにはマニラに新しい恋人ができていた。嫉妬と怒りに駆られたアーサーは、ある恐ろしい行動に出るー。
人里離れた村で暮らす姉のシャロータと妹のタマラは母親の虐待から逃げ出すことを決意したが逃げ込んだ森の中で恐ろしい事故に遭ってしまう。事故から20年、消息を絶っていたシャロータがある出来事をきっかけに村に戻るも受け入れる者はいなかった――。村が夏至祭に近づく中、彼女が過去のトラウマと対峙するほどに人々は疑念を募らせてゆくが……。
クリスマスに沸き立つニューヨーク。“大いなる解放”という大義を掲げた元USMC(アメリカ海兵隊)の軍人コンラン(ポール・ヨハンセン)率いる最凶脱獄囚たちによる爆破事件が相次ぐ。勾留中のベテラン刑事ナイト(ブルース・ウィリス)は復職と引き換えに事件を追うが、連続テロの背景にはニューヨーク市長による汚職事件の関与が判明。人質にとられた市長を解放するため、ナイトはコンランの待つアジトへ単独で乗り込むが…
ハンナとリブは親友同士。バックパッカーとして訪れたオーストラリアでお金に困り、荒れ果てた田舎にある古いパブ「ロイヤルホテル」に滞在してワーキング・ホリデーをすることになった。単なる接客バイトかと思いきや、彼女たちに待ち受けていた洗礼は、炭鉱で働く荒々しい男たちが店に来て起こすハラスメントや女性差別の連続だった……。楽観的なリブは店に溶け込んでいくが、潔癖なハンナは孤立し精神的に追い込まれ、2人の友情は徐々に崩壊していく。嫌な上司や泥酔する男たちなど身の毛のよだつような悪夢を描くという、女性側の視線に立って作られた新しいタイプのフェミニスト・スリラー。
1900年頃のオーストリア・アルプス。孤児の少年アンドレアス・エッガー(イヴァン・グスタフィク)は渓谷に住む、遠い親戚クランツシュトッカー(アンドレアス・ルスト)の農場にやってきた。しかし、農場主にとって、孤児は安価な働き手に過ぎず、虐げられた彼にとっての心の支えは老婆のアーンル(マリアンネ・ゼーゲブレヒト)だけだった。彼女が亡くなると、成長したエッガー(シュテファン・ゴルスキー)を引き留めるものは何もなく、農場を出て、日雇い労働者として生計を立てる。その後、渓谷に電気と観光客をもたらすロープウェイの建設作業員になると、最愛の人マリー(ユリア・フランツ・リヒター)と出会い、山奥の木造小屋で充実した結婚生活を送り始める。しかし、幸せな時間は長くは続かなかった・・・。第二次世界大戦が勃発し、エッガーも戦地に召集されたもののソ連軍の捕虜となり、何年も経ってから、ようやく谷に戻ることができた。そして、時代は過ぎ、観光客で溢れた渓谷で、人生の終焉を迎えたエッガー(アウグスト・ツィルナー)は過去の出来事がフラッシュバックし、アルプスを目の前に立ち尽くす―。
レバノン内戦下のベイルートで韓国人外交官が忽然と姿を消した。やがてそれが忘れ去られた頃、現任の外交官ミンジュン(ハ・ジョンウ)は、消えた外交官が人質として生きていることを告げる暗号をキャッチする。彼を救うため、身代金を手にレバノンに向かったミンジュンだが、現地に降り立つや否や大金を狙った武装組織に襲われピンチに陥ったところを、タクシー運転手として働く韓国人のパンス(チュ・ジフン)に救われる。金のためなら何でもするパンスを、韓国政府からの見返りをチラつかせて同行させることにしたミンジュン。奇妙な協力関係で結ばれた二人は、時にぶつかり、互いを認め合いながら戦火が吹き荒れるベイルートの街を突き進んでいくのだが…。果たして二人は捕らわれた外交官を無事に救うことができるのか?
2001年10月、アメリカ同時多発テロのひと月後。ドイツのブレーメンに暮らすトルコ移民のクルナス一家の母ラビエのもとに、19歳の長男ムラートからパキスタンのカラチに行くという電話が入る。トルコから妻を呼び寄せる前にイスラム教の信仰を確かにしたいから、と。その後5日間も連絡を寄こさないムラートを心配したラビエは警察へ。しかし、警察はムラートの行動を怪しんでいるようで協力してくれそうにない。3か月後、ラビエが帰宅すると家の前に報道陣が待ち構えていた。ムラートが刑務所にいると記者から聞かされ、動揺するラビエ。追い討ちをかけるように、“ブレーメンのタリバン”という見出しでムラートのことが新聞の一面で報じられる。そして翌月の2002年2月、ラビエは、検察官のシュトッカーにある事実を言い渡される。「息子さんはキューバのグアンタナモ湾にあるアメリカ軍の収容所に移されました」「何それ?なぜそんな地の果てに?」コーラン講座のためにパキスタンを訪れたこと、持ち物、そしてムスリムの男性であることを理由に、ムラートはタリバンだと疑われているというのだ。5月、ムラートから初めて手紙が届き喜ぶラビエ。その手紙を携え、電話帳で見つけた人権派弁護士ベルンハルト・ドッケの事務所を訪れる。急な訪問に困惑するベルンハルトだったが、手紙の送り元を見て表情が一変する。無事に協力を得られることになったが、そう簡単に事は進まない。ドイツの外務大臣はムラートがトルコ国籍であることを理由に難色を示し、トルコの法務大臣は直談判したにもかかわらず音沙汰無し。そんな中、ベルンハルトはラビエにあることを提案する。「アメリカ合衆国最高裁判所で政府を訴える集団訴訟に加わろう」ホワイトハウスに請願書を渡すため、ラビエはついにワシントン D.C.へ向かう――!
南イタリア、ナポリの沖合いに浮かぶ小さな緑の島。貧しい漁師の父親と二人で暮らすマリオ(マッシモ・トロイージ)は、チリから亡命してきた高名な詩人パブロ・ネルーダ(フィリップ・ノワレ)に、世界中から送られてくる大量の手紙を届ける郵便配達人の仕事を得る。丘の上に佇むネルーダの住まいまで自転車で通うのは大変だったが、マリオは女性からのファンレターが大半の“愛の詩人”に興味を抱いていた。温かみがありながらどこか厳しく、圧倒的な存在感を放ちながらも愛妻と甘い声で「アモール」と呼び合うネルーダに、マリオはたちまち惹きつけられる。ネルーダの詩集を取り寄せたマリオは、ネルーダの詩集を熱心に読みこむようになる。そして、ネルーダに感想を伝え、詩の内容について質問する。ネルーダは隠喩についてマリオに教えながらも、意味を理解することより感じることが大切だと説く。やがてマリオは自分も詩を書きたいと願い、自らの生き方や社会について考えるようになり、ネルーダと対話を重ねていく。ネルーダは、マリオの何ものにも染まらない、まっさらな感性に度々驚かされるのだった。そんな中、港のバーで働くベアトリーチェ(マリア・グラツィア・クチノッタ)に一目で恋したマリオは、ネルーダに助けを頼む。ネルーダはマリオの強引な態度に呆れながらもどこか憎めず、一肌脱ぐことになった。マリオの書いた詩の隠喩のお蔭でベアトリーチェはマリオに興味を持つ。二人の恋は燃え上がり、ネルーダの後押しもあって結婚が決まる。村中の人々がお祝いに集まった結婚式の日、ネルーダのもとにチリでの逮捕命令が取り消されたという報せが届く。ネルーダはチリへと帰国し、失業したマリオはベアトリーチェの店を手伝いながら、ネルーダからの手紙を待ち続けていた。だが、ようやく届いたのは、ネルーダの秘書からの荷物を送ってほしいという事務的な手紙だった。失望を胸にネルーダの家を訪れたマリオは、ネルーダが録音したテープを聴き直すうちに、どんなに多くの素敵なことをネルーダが残していってくれたかに気づく。5年後、島を再訪したネルーダとマチルデ。再会の喜びに胸を躍らせてベアトリーチェの店に立ち寄るが・・・。
温泉で名を馳せるS県暑海(あつみ)市の地底に怪獣が出現。温泉の供給が止まり町の観光産業は危機に瀕した。不人気に悩む暑海市長の万巻貫一は、亡き父親、万巻鉄左衛門が開発したドリルマシンを自ら操縦し、怪獣を倒すため地底へと向かう。そこで待つのは大怪獣と侵略者。戦え貫一、君が叫ぶ時、ドリルマシンが鋼の戦士、バスダイバーに変形する!果たして若き二世政治家は、怪獣を倒し暑海の町を救い、支持率を回復できるのか?!ロボットと怪獣が大激闘、王道特撮映画が今ここに!
コロナ禍の煽りを受け、仕事も家庭も失いつつある、映画監督の中尾(亀尾佳宏)。そんなころ、島根県出雲市にある「東小学校」が少子化の影響により廃校になった。東小学校の卒業生である中尾は、地元東地区の公民館職員・大橋(石橋磨季)から、「東小学校の想い出を映画に」と映画の撮影を依頼される。気が乗らないまま渋々出雲へ帰った中尾は、廃校となった母校を見て回るが、映画のアイデアは全く浮かんでいなかった。依頼を投げ出して東京へ戻ろうとしているところを、地元ボランティアのスタッフ・花田(板花とーや)に引き止められ、初心者マークの荒い運転で地区中を連れ回され、映画に出演する予定の子供たちに「東小学校の想い出」を聞いて回ることに。子供たちの思いや夢に触れていき、中尾は、ついに映画「東小学校」の撮影を始めることになるが……。
病気の子供の治療費と生活費を稼ぐため、宝石店で販売の仕事をするジェン。ギャンブル漬けの夫は働かず、仕事と子育てを一人で担う忙しい日々を送っていた。そんなある日、高校時代の友人リカが店を訪れる。高級品を身に纏い、気前よく宝石を購入するリカ。そんなリカを羨ましく感じるジェン。リカは昔からいつでもジェンに優しく、困ったときは頼ってほしいと言ってくれる。その晩、ジェンは閉店後の店内で、店長に強姦されそうになる。何とか逃げ出すも仕事を失ったジェンに、リカは羽振りの良い仕事を紹介すると言う。子供のために、リカの紹介してくれた仕事を始めるジェンだったがー。
唐の時代、深刻な干ばつに見舞われ司天台のガオ・シェンヤオが雨乞いの儀式を執り行うが、儀式によって恵みの雨ではなく大量の油が降り注ぎ千の頭の悪魔が出現、儀式に参加した多くの人が襲われ副官であるルオ・ハも惨殺される。ガオは過去に江南の地で起きた水猿による未解決事件を解決した実績をもつ死刑囚ドグに調査を依頼、ドグは調査の間だけ死刑を免れ釈放されることに。監察御史のリン・チェンユエや大理寺少卿チー・ドーダオと共に調査に乗り出したドグは、卓越した知識と推理力で事件にチョウセンアサガオの毒が使用されたことに辿りつき、その流通ルートが夜市であることを突き止める。だが、再び千の頭の悪魔が現れ、ルオの妻であったシャン・イェが死亡、彼女を訪ねてきた妹ホワ・レイも捜査に参加したいと申し出る。夜市を裏で仕切る謎の女イェ・ティエンズーからチョウセンアサガオの毒の売人の情報を聞き出すことに成功し、事件の真相へと近づくも、次々に浮き彫りとなる事件とそれに関わる人物たちの闇と秘密、そして、陰謀。そして、それはドグも例外ではなかった。果たして、ドグは事件を解決出来るのか!?
昭和39年、茨城県石岡市の東小学校に保護された一匹の犬。「タロー」と名付けられたその犬は、誰に教わる事なく、朝は校門で児童を出迎え、昼は一年生の教室を順番に回っていた。そんな賢い行動ですっかり学校の人気者になったタローだが、ある日から石岡駅までの2キロの道のりを往復する日課を始めるようになる。歩道橋を渡り、国道を歩き、踏切を渡り、石岡駅の待合室に入って座る。じっと改札口を見つめ、しばらくすると駅を離れて再び小学校に戻る。そんな行動を朝と夕方の1日2回、毎日続けた。タローは石岡駅周辺でも顔なじみとなり、待合室でも駅前の商店街でも多くの人にかわいがられた。タローの駅通いは17年も続いたが、タローが駅で誰を待っていたのかは誰も知ることがなかった。
イタリア南部の都市バーリで暮らす農学者のイヴォ。不況で仕事が見つからずルーマニアの肥沃なバナト地方で働くことを決意するが、直前に怖くなり出発を1週間延期したことで部屋を新しく借りることになったクララと出会う。クララは長く付き合った恋人と別れ、港での職も失おうとしていた。ふたりは互いのうまくいかない人生や孤独を分かち合い、イヴォが旅立つ前にふたりは一夜を共にする。ルーマニアに移ったものの困難が続くイヴォ。ある日、クララが訪れ、ふたりは情熱的に身体を重ね合う。
都会での暮らしや仕事に疲れたナタリアはスペインの山間の村にある古い一軒家を借りて暮らし始める。雨漏りすることを大家に相談するも相手にされず、困っていたところに近所でひとり暮らしをしてるドイツ人のアンドレアスが訪ねてくる。彼は雨漏り修理の条件にナタリアとの身体の関係を求めてきて、仕方なく申し出を受けてしまう。しかし、この出会いからナタリアの情欲に火がつき、これまで知らなかった本当の自分に目を向けることになり・・・
バレエカンパニーの研究生で27歳のフランシス(グレタ・ガーウィグ)は、大学在籍時の親友ソフィー(ミッキー・サムナー)とニューヨークのブルックリンで共同生活をしていた。ある日、彼女は恋人に一緒に暮らそうと誘われるが断り、その後別れることに。ところがソフィーがアパートの契約更新を行わず、引っ越しすると言ったことで……。
精神科医のヴェロニカは、政治家の夫ジェイクと娘リジーと3人暮らし。何不自由ないセレブリティな生活をしていたが、夫の不倫スキャンダルが取り沙汰される。嘘の情報だと信じ込むも、仕事で謀殺されている夫との仲が思うようにいかないヴェロニカ。アートギャラリーで出会った彫刻家のヴィクターを思いつきで食事に誘うと、ミステリアスな雰囲気のヴィクターに魅了され、二人は一線を越えた関係に――。しかし、一夜だけの関係のつもりが、執拗に迫ってくるヴィクターを拒否出来ないヴェロニカ。なんとか関係を断ち切ろうとするも、ヴィクターは職場に、家に、突然押しかけて来るようになる。身の危険を感じ始めたヴェロニカだったが、ヴィクターの魔の手は娘のリジーにもかかっていた――。
南部の田舎町に住むウォルデン(エミール・ハーシュ)は、親子二代にわたり速記官として働いている。彼は仕事としてだけでなく、趣味としても裁判の議事録を収集している。その事例には偽証や不正が絡むことがあり、ウォルデンは不公正な判決に心を痛めていた。ある日ウォルデンは体調不良で病院を訪れ、そこで脳が未知の腫瘍に侵されていることを告げられる。絶望と使命感に包まれたウォルデンは、これまでの人生を振り返り、自らの手で真実の正義を実現しようと決意する。彼は、法廷で目撃した数々の不正を暴くために正義の殺人鬼へ…。
夜、ライラの誕生日を祝うため彼女の家に集まった若い男女、フィーニックス、レオ、ノーマ、アーサ、カリーナ。6人はパーティゲームの成り行きで隣家のプールに忍び込むことに。この家に住む男ミカは学者で、ちょうど夜間勤務中で留守だった。しかしプール遊びだけでは飽き足らず、屋敷の中に足を踏み入れた若者たち。家の地下には大きな謎の卵が一つ保管されていて、ちょうど孵化する瞬間を彼らは目の当たりにする。生まれたのは狂暴なエイリアンだった。この卵は、ミカとその学者仲間たちが無人探査機を飛ばし、ラセルタ星座の小惑星で発見し採取したもの。しかし、高い文明を誇るエイリアンを武器として悪用しようとする学者仲間たちの計画を危惧し、ミカは卵を奪い自宅に隠して育てていたのだった。ミカが帰宅し、急いで物陰に隠れる彼ら。だが彼らの目の前で、ミカは生まれたばかりのエイリアンに殺されてしまう。厳重なセキュリティシステムにより家が封鎖され、逃げ場を失い追い詰められた若者たち。無防備な彼らに、エイリアンが襲いかかる。
ニューイングランドの平和な町で現職のブレア・グラッドウェルと挑戦者ハロルド・フォークナーは目前に迫った町長選を巡り、激しく争っていた。ある夜、アリソンとメリッサが夜道を歩いているとマスクを被った謎の男に襲われる。これは不吉な連続殺人事件の始まりにすぎなかった……。誰が殺したのか、目的は何なのか。欲望渦巻く選挙が始まる――。
アイルランド、労働者階級の街・ダブリン。この街に生まれたら、成功する道は3つしかない。プロサッカー選手、プロボクサー、ミュージシャン―。そんなダブリンで、本物のソウルミュージック・バンドを作ろうと広告を出したジミーの元に集まった若者たち。彼らのバンド“ザ・コミットメンツ”は実力も性格もてんでバラバラ。練習場所にも事欠くが、やがて困難や挫折を乗り越えて、次第に彼らの魂(ソウル)の音楽を作り上げていく。
真面目だけが取り柄の社会科教師トトは、30過ぎて童貞の独身男。童貞をネタに生徒からバカにされる冴えない日々を送っていた。そんなある日、歓楽街“エリア”で人気No.1のコールガール、キャンディと出会う。キャンディの美しさに一目惚れしたトトは、その日の有り金を全て使って、彼女と一夜を共にする。その晩の初体験が忘れられないトトは、あくる日も母親から借りたお金でキャンディの元へ向かう。以来彼女と会う為に、あらゆる手段で金を工面するトト。一方キャンディも、セックスだけが目的の客とは違うトトの優しさや誠実さに次第に惹かれていくのだがー。
1936年、ベルリンオリンピック。マラソン競技に日本代表として出場した孫基禎は、世界新記録を樹立し金メダルに輝く。だが、表彰式で日本国歌が流れる間、月桂樹の鉢植えで胸元の国旗を隠したことが問題視され引退を強いられる。1946年、ソウル。祖国が日本から解放された後、荒れた生活を送っていたソン・ギジョン(孫基禎)の前に、ベルリンで共に走り銅メダルを獲得したナム・スンニョンが現れ、“第2のソン・ギジョン”と期待されるソ・ユンボクを、ボストンマラソンに出場させようと持ち掛ける。高額の保証金を始め数々の問題を乗り越えた3人は、1947年、ついに消された祖国の記録を取り戻すべく、ボストンに旅立つ。しかし、さらなる難題が彼らを待ち受けていた──。
シャイバニから離れ大草原を渡りカザフ国を興したケレイとジャニベク。彼らの没後、その息子たちであるブルンダクとカシムが跡を継ぎ、慣習によりブルンダクが新たなハンとなり、カザフ軍の指揮はカシムが執っていた。彼らには長年の宿敵がいた。シャイバニの息子、シャフモハメドだ。戦いを無血で勝利し英雄と称され周囲からの人望も厚いカシムに対し、シャフモハメドはブルンダクとカシムを仲違いさせようと謀略をめぐらし、いつか自分を裏切るのではとブルンダクはカシムに疑念を抱くようになり、鉄壁と思われたブルンダクとカシムの関係も悪化。そして、ついにカシムはブルンダクの元を離れることになる。だが、ブルンダクとシャフモハメドの直接決戦でカシムがブルンダク陣営に加勢したことでカズフ国が勝利。これを機にカズフ国は大きな前進を遂げることになる。果たして、民を平和に導く真のハンの座は誰の手に!?
「れぎねれぎねれぎね」謎のことば、れぎねれぎねれぎね…。夜職で働くあんずの枕元に、突如手の甲で拍手をする女の幽霊が現れる。「絵になる暮らし」古民家に引っ越してきた男女。引っ越し当日見つけた壁に浮かび上がる奇妙なシミ…。「霊慿車」性格が変わってしまった夫には、ある女が関係していた。妻が真相を探ると、購入した車に原因があった。女に導かれた夫は豹変し、妻を襲う。他全10篇
頭の回転が速い泥棒と相棒のヴィックは、犯罪組織の女王ヌシから数百万ドルの大金を強奪するが手下に見つかってしまい、銃撃戦の末ヴィックは捕らえられ、泥棒だけ金を持って逃げることに成功する。ヴィックの救出計画を練る泥棒だったが、ヌシが雇ったカウボーイと呼ばれる凄腕の殺し屋に狙われ、大金を巡る事件を嗅ぎつけた悪徳警官たちにまで追われることに。逃走のため奪ったアイスクリーム・トラックの運転手で孤児のトムまでも人質に取られ、追い込まれた泥棒は一発逆転を狙い廃墟の町に様々なトラップを仕掛け、ヤツらをおびき寄せる。パトカー、トレーラー、飛行機、ヘリコプターが猛追するラスト・チェイスが始まる!!
バブル期の到来を迎えた台湾。その出会いが、図らずも少年にある選択を迫ることになる……台北郊外に父と二人で暮らすリャオジエ。コツコツと倹約しながら、いつか、自分たちの家と店を手に入れることを夢見ている。ある日、リャオジエは“老獪なキツネ”と呼ばれる地主・シャと出会う。優しくて誠実な父とは真逆で、生き抜くためには他人なんか関係ないと言い放つシャ。バブルでどんどん不動産の価格が高騰し、父子の夢が遠のいていくのを目の当たりにして、リャオジエの心は揺らぎ始める。図らずも、人生の選択を迫られたリャオジエが選び取った道とは……!?
32歳の女性ドゥ・ローインは無職で実家に引きこもる日々を過ごしていたが、実家に戻ってきた妹と大ゲンカしたことをきっかけに、家を出ることになってしまう。そんな折、偶然出会ったボクサーのハオ・クンに一目ぼれしたローインは自らもボクシングを始めるが、試合に負けたクンはジムを辞め、彼女の前から姿を消してしまう。すべてを失ったローインは「一度は勝ってみたい」という思いから、ボクシング大会への出場を決意する。
交通事故で妻を失い、現在休職して痛めた脚のリハビリに励むサミュエル。週末に幼い娘を弟に預け、生前妻と二人で始めようと準備していた民宿を整理しようと一人山へ旅立つ。妻の遺品を整理し片付けている際に民宿の地下室で物音が聞こえ、外へ出るとそこにイタリアアルプスを越えフランスへ亡命しようと試みる女性チェレーと出逢う。危険な山越えを助けようと心に決めるサミュエルは亡き妻の温もりを彼女に感じていた。亡命者たちを執拗に追い立てる自警団(地元民)たちから逃れ、雪山を徒歩で踏破しようとする二人。やがて二人は国境付近で自警団たちに銃で狙われ絶体絶命な状況に陥る。
父親とパリで暮らす6歳のクレオは、いつもそばにいてくれるナニー(乳母)のグロリアが世界中の誰よりも大好き。お互いに本当の母娘のように想いあっていた2人だったが、ある日、グロリアは遠く離れた故郷へ帰ることに。突然の別れに戸惑うクレオを、グロリアは自身の子供たちと住むアフリカの家へ招待する。そして夏休み、クレオは再会できる喜びを胸に、ひとり海を渡り彼女のもとへ旅立つ…。
キーファーは初期の作品で、ナチスの第三帝国に異論を唱え、近い過去に起こったことに対する沈黙を破る方法として、戦後ドイツのアイデンティティーと向き合った。ナチス式の敬礼を揶揄したり、国民社会主義時代の建築物やゲルマン民族に対して英雄伝説を視覚的に引用また脱構築したりすることで、自らのアイデンティティーと文化を探求した。1971年からドイツのオーデンヴァルトで活動。1992年までは、リード線、藁、植物、生地、木版画など、この時期を通じて彼が作品に導入した素材や技法や、ワーグナーのニーベルングの指輪、パウル・ツェランやインゲボルク・バッハマンの詩、聖書への言及やユダヤの神秘主義などといったテーマが、彼の作品を象徴している。その後フランス・バルジャックのアトリエに移り現在に至るまで絶え間なく創作活動を続けている。熱心な読書家であるキーファーの作品には、文学や詩の引用が何層にもわたって表現されている。これらは必ずしも固定された関連付けでも文字通りの関連付けでもなく、むしろ重なり合い、織物のように織り込まれて意味を形成する。彼が文章と物体として本に関心を抱いていることは、彼の作品に顕著に表れている。創作活動の当初から彼は、数多くのアーティストブックを手掛けた。アンゼルム・キーファーは、絵画、彫刻、本、写真以外にも、さまざまな場所に手を加えてきた。ドイツのホプフィンゲンにある元レンガ工場をアトリエに変身させた後、インスタレーションや彫刻を創作してそれがその場所の一部となった。フランスのバルジャックに拠点を移した後は、アトリエの周囲の地面を掘り起こし、地下トンネルと地下室を網のように張り巡らして数々のインスタレーションを繋いだ。
海兵隊員のクリス・モンタノはFBI捜査官を名乗る2人組から妻の裏の顔を知らされる。サンフランシスコに出張しているはずの妻のサラが実はメキシコのカルテルのメンバーで人身売買に手を染めているというのだ。驚くクリスにさらに別の連絡が入る。ジェームズ・モンゴメリという実業家は裏で人身売買を手がけ、サラを拉致したと言う。解放する条件は6時間で6人殺すこと。標的はいずれも組織と関わりのある悪党だった。やむなく引き受けたクリスは娘のマヤを自身の母親に預けるが、FBIをかたっていた男たちに母親は殺されマヤは拉致される。FBIを名乗った2人はジェームズと手を組み、サラの拉致をでっち上げていたのだが、マヤを拉致されたクリスは従うしかない。そんなクリスに協力したのはメキシコ人の兄弟ウーゴとロマン。2人はジェームズにさらわれた妹を捜すためにジェームズのもとで働いていたのだ。その結果、標的を倒す中でウーゴたちは妹との再会を果たす。
インターポール捜査官のラッセル・ハッチが、ある事件の捜査のために渡米し、スーミンという韓国系米国人の女性と恋に落ちる。スーミンの家族は韓国系暴力団で、彼女には13歳の息子ジェイデンがいた。家族の事件に巻き込まれたスーミンはジェイデンの身を守るために、事件についての情報をハッチに提供する。そして、自身に危険が及んだ場合はジェイデンを守るよう、ハッチに懇願するのだった。やがて、スーミンは何者かに殺され遺体として発見される。それから2年後。捜査官を辞めたハッチは、愛するスーミンを失い、酒に溺れる日々を過ごしていた。彼にとっての生きがいは、スーミンと交わした約束を守ること。スーミンの息子ジェイデンが暴力沙汰や犯罪に巻き込まれないよう、放課後、ジェイデンの学校へ出向き、毎日のように家へと送っていた。そんなある日、麻薬取締局の捜査官イェイツがハッチの元を訪れる。ある麻薬事件の解決のために、ハッチに協力を求めるためだった。
人生最期となった2018年夏のヨーロッパ・ツアーに密着。体調が万全でない中、ステージで命を燃やすようにトランペットを演奏する壮絶な姿が克明に描かれている。また、ロイ自身の口からだけでなく、彼と親しかった数々の音楽仲間たちの貴重な証言が綴られる。49歳で急逝した天才トランペッターが、命の限りに音楽に情熱を注ぐ姿をとらえた、心震わす傑作ドキュメンタリー。
夫と娘がいる魅力的な女性デルフィーナ。会社を経営していて経済的にも余裕のある生活を送っているデルフィーナは、親しい友人の紹介で、アラブ系の実業家カミルと知り合う。ふたりはすぐに意気投合し、不倫関係が始まる。夫とは全く違った魅力を持つ大富豪のカミルに身も心も染まっていくデルフィーナは、彼に見合う女性になろうと、性的な要求に応えていき・・・
凪(ナギ)は大阪で契約社員として働いている。はじめての有給休暇前日に1年間付き合ってきた彼氏に振られる。怪談したり、ライブ行ったり、ゲートボールしたり、昔好きだった人に再会したり、大喧嘩したり。凪のメランコリックな有給休暇は過ぎていく
保険外交員として働く美保は、6年間一緒に暮らしている裕也との生活に居心地の良さを感じながらも、このままでいいのかと自問していた。バンドが解散したあと、裕也はすっかり音楽から遠ざかってしまい、最近は街中で様々な音を録音することに凝っている。美保の職場の後輩はなかなか独り立ちせず、美保を頼るばかり。そのせいで上司からねちねちと嫌味を言われている。疲れて帰宅した美保は、裕也がしきりにスマホをいじっているが気になり、スマホを見せろと凄む。裕也のバイトの後輩・朱里と親しげなLINEのやりとりをみた美保は、感情的になり裕也を家から追い出す。行き場を失った裕也は朱里の部屋に転がり込み、美保は職場の後輩から突然呼び出される。2人は、別々の夜を過ごすことになり・・・。
自身が率いる部隊を全滅させかけてしまった山姥切国広は、自らの申し出により近侍を辞すことに。主である審神者より新たな近侍へと任命されたへし切長谷部。ただへし切長谷部はそのことに納得できずにいる。審神者より出陣を命じられたへし切長谷部は山姥切国広を部隊に加えてもらうよう懇願し、鶴丸国永、燭台切光忠、同田貫正国、大倶利伽羅らとともに「備中高松城の戦い」へと出陣する。黒田官兵衛を擁する羽柴秀吉らは備中高松城へ水攻めを行おうと堤防を築いている。時同じくして、本能寺では明智軍が信長の首を探している―。廻り逢い、交差する物語の中で、果たして彼らは答えを見つけ出すことができるのか。これは受け継がれ、繰り返される、近侍の物語―。
1979年10月26日、独裁者とも言われた大韓民国大統領が、自らの側近に暗殺された。国中に衝撃が走るとともに、民主化を期待する国民の声は日に日に高まってゆく。しかし、暗殺事件の合同捜査本部長に就任したチョン・ドゥグァン保安司令官(ファン・ジョンミン)は、陸軍内の秘密組織“ハナ会”の将校たちを率い、新たな独裁者として君臨すべく、同年12月12日にクーデターを決行する。一方、高潔な軍人として知られる首都警備司令官イ・テシン(チョン・ウソン)は、部下の中にハナ会のメンバーが潜む圧倒的不利な状況の中、自らの軍人としての信念に基づき“反逆者”チョン・ドゥグァンの暴走を食い止めるべく立ち上がる。
新人モデルのアルビナは、ある晩友人と立ち寄ったクラブで、カメラマンのローレンスと出会う。長年の恋人ウェンデルと別れたばかりで、恋に消極的なアルビナだったが、ローレンスの柔らかい雰囲気に惹かれ、二人は程なくして付き合い始める。仕事では、人気ブランドのモデルオーディションに見事合格、ブランドディレクターのグレッグから寵愛を受け、新人ながらセンターポジションを獲得する。公私ともに順調だったある晩、自宅の物置小屋で見覚えのないネックレスを見つける。その日を境に、幻聴や幻覚と共に、身に覚えのないセックスの痕跡がアルビナの身体を蝕み始め…。
台湾トップの経済人で台湾独立の支援者である蔡会長の令嬢が、日本最大のチャイニーズマフィアのボス、紅龍(ホンロン)に古都京都で誘拐された。その令嬢の奪還に10億円の懸賞金が懸けられる。大金目当てに、裏社会の人間達が複雑に絡み合い、騙し合い、殺し合う怒涛の争奪戦!
かつて愛したホスト・隼人(水上恒司)を刺し殺そうとした沙苗(橋本愛)は、数年の服役後、お見合いで出会った健太(仲野太賀)と結婚する。平穏な結婚生活が始まったと思っていた矢先、謎めいた隣人の女・足立(木竜麻生)が現れる。気さくな足立に心を許しかけていた時、明かされる秘密。そして全てを捧げた隼人の影に翻弄される沙苗。普通の生活へ引き戻してくれる健太の温もりを受け取りながらも、隼人への燃え上がるような想いを抱き続ける沙苗がたどり着いた、“愛し方”の結末とは――。
東京・渋谷でトイレ清掃員として働く平山(役所広司)は、静かに淡々とした日々を生きていた。同じ時間に目覚め、同じように支度をし、同じように働いた。その毎日は同じことの繰り返しに見えるかもしれないが、同じ日は1日としてなく、男は毎日を新しい日として生きていた。その生き方は美しくすらあった。男は木々を愛していた。木々が作る木漏れ日に目を細めた。そんな男の日々に思いがけない出来事がおきる。それが男の過去を小さく揺らした。
58歳になる吉田は、交通誘導員のアルバイトをしながら、独り目的もなく日々過ごしていた。彼はかつて、ヒーロー史上最強の「稲妻戦隊サンダーファイブ」リーダー、サンダーレッドとして仲間と一緒に怪人から地球の平和を守っていた。しかし自らの愚かな行動によりすべてを台無しにしてしまった過去があった。日々、後悔し続けていた吉田は、自分が犯した罪を許してもらうため、かつての仲間たちへの贖罪の旅に出る。サンダーファイブが解散した衝撃の真実とは、そしてこの旅に隠された驚愕の目的が明らかになる。
過激なイタズラ動画で有名なVチューバ―のエクソは、ある日何者かに連れ去られ、目覚めると暗い部屋に閉じ込められていた。背後の壁には、赤インクで書かれた不気味な数字と穴。パニックに陥るエクソに、ナイスと名乗る仮面の男がPC越しに語りかけてくる。“悪事のツケを払うんだー。サプライズを用意したー”そして、別部屋に監禁され鎖で繋がれた彼女アマンダの動画を見せられる。服を引き裂かれ、恐怖におびえるアマンダを容赦なく凌辱するナイス。彼女を助けたいエクソは、ナイスの指示に従うのだが、待ち受けるのはこの上ない痛みと苦痛、ナイスの仕掛ける拷問ゲームの数々だった…。果たしてナイスの目的は?エクソは生きてアマンダを救出できるのか!?
ハッカーと泥棒という異色の女性カップルがダークウェブ界で暗躍する企業を相手に脳チップの強盗を計画する。世界を一変させうる可能性を秘めたチップを盗んで大金と交換し、人生をやり直すはずだった。命からがらチップを奪い、人里離れた森の隠れ家へ逃げ込む。だが安全なはずの場所に謎めいた男が現れる。その正体も目的も分からず、不穏な空気が漂う。生死を賭けた予期せぬゲームの始まり。ふたりは森からの脱出を試みるが、方々にワナが仕掛けられており、徐々に追い込まれていく。