- 配信話数: 全26話
配信中 : 1話 ~ 26話 - 配信期間: 2009/11/20 ~
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後に「裏の麻雀界」を震撼させることになる“伝説の代打ち・赤木しげる”の物語が今、始まる!!
あらすじ
「死ねば、助かるのに……」それは、南郷の背後のソファに座っているあの少年から発せられた言葉。少年は南郷の後ろにいるので、当然、彼のテは見えている。「……麻雀、分かるのか?」「いや、全然……ただ、今あんたの背中の気配が死んでいた。勝とうという強さがない。ただ助かろうとして、怯えているんだ」少年の言葉に、安全な牌でなく危険牌を打つ南郷。結果、南郷は逆転を収めた。休憩中に南郷は、少年に言った。「俺の代わりに打ってくれないか?」「……?」少年は、麻雀を知らないと言った。つまり素人である。ヤクザ相手の「闇麻雀」において、これは無謀ともいえる暴挙だ。しかし、南郷は感じ取っていたのだ。この少年が持っている気配……「あんたは、死線を越えてきた……」今、まさに死線をさ迷っている南郷だからこそ感じ取ることが出来たのかもしれない、この少年の持つオーラ。「あんたなら、越えられる。この死線……」南郷は、己の命運を、素人同然のこの少年に賭けたのだ。勝つ(生きる)ために……。「少年、名前は?」しばらくの間の後、少年は答えた。「アカギ……赤木しげる」彼こそが、後に「裏の麻雀界」を震撼させることになる「伝説の代打ち・赤木しげる」であった。
スタッフコメント『カイジ』『銀と金』『天 天和通りの快男』『賭博覇王伝 零』などで知られる福本伸行が手掛けた、麻雀コミック。本作は同著者の『天 天和通りの快男児』に登場する伝説の雀士“赤木しげる”(ことアカギ)の若き日を描いた物語。スピンオフ作品でありながら、20年以上の長期連載となった人気漫画…アカギの圧倒的博才や個性豊かな雀士たちとの戦いは勿論ですが、なんといっても宿敵・鷲巣との対局がメイン!(原作の約7割が一夜の対局というドカベンもびっくり狂気の宴)なかでも卓を囲む4人の心理描写は秀逸で、緻密…一見するとギャグとも捉えられる表現も飛びててくる。でもよくよく考えるとそもそも常軌を逸している「命」と「破滅」を賭けた勝負なのだから、狂っていて当然なのだ。驚くべきは、この、もの凄く濃厚な一夜もアカギの伝説の一部に過ぎないということ…『天』の読者としては、こんな修羅をいくつも経験した彼だからこそ晩年の死生観が誕生したのではないかと思わざるを得ない。アニメをご覧になって世界観にハマった方には是非、原作も読破して欲しいです!