北イングランドの青年エイナルは穏やかな農村で母と妹と3人で暮らしていた。しかし、ある日ヴァイキングの襲撃によって農村は壊滅し、エイナルの人生は一変する。今再び、激動の時代で本当の戦士の物語(サガ)が始まる……
デンマークの地主ケティルは奴隷のエイナルにトルフィンと協力して広大な森を開墾するよう命じる。開墾した畑の収穫物の金額が自身の値段を上回れば「自由」を与えるという条件に驚き喜ぶエイナル。だがトルフィンの表情は変わらず暗いままであった。
ケティルの息子オルマルが一人前になるため、農場の用心棒である「客人」たちは通過儀礼としてオルマルに「殺しの経験」を積ませようとする。ある朝、悪夢にうなされて起きたトルフィンと農場での生活に希望を見出し始めていたエイナルの前に客人たちが現れる。
客人の一人キツネがトルフィンに向け剣を振り上げた時、客人たちのリーダーである「蛇」が現れその場を治める。エイナルはトルフィンの驚異的な身のこなしを見て、トルフィンがかつて戦士であったことを知る。
デンマーク王スヴェンの死後、支配者を失ったイングランドは再び戦火に包まれていた。かつて誰よりも争いを嫌っていたクヌートはイングランドを征服すべく、ただ一人修羅の道を歩んでいた。
トルフィンとエイナルは広大な森の開墾作業を効率的に進めるため馬の労働力を欲していた。しかし、奴隷の身分である2人に馬を貸してくれる者はおらず、途方に暮れていたところ、スヴェルケルと名乗る風変わりな老人と出会う。
農場では食料の盗難が続いており客人たちが捜査を進めていた。時を同じくしてケティル家の長男トールギルが帰省する。トールギルは心穏やかな父ケティルとは違い、勇猛なヴァイキング気質で、クヌートの従士であった。盗難の犯人として幼い兄妹が捕まえられ、2人の処罰を決める会議が始まる。
トルフィンはいつもの悪夢にうなされ続けていた。復讐だけを考えて戦場を生きてきたトルフィンは、アシェラッドを失い生きる意味を見失っていた。そんな自分に悩むトルフィンに対しエイナルやスヴェルケルは「人は変われる」と言葉をかける。
奉公人たちとの乱闘で不意を突かれ意識を失ったトルフィン。そのさなかに見た夢に現れたのは父トールズと仇敵アシェラッドであった。彼らは今のトルフィンを見て何を思い何を語るのか。
森の開墾を始めて3年、トルフィンとエイナルは全ての木を切り倒した。そしてもうすぐ自由になれることを知り、自分たちの未来について語りあう。時を同じくしてイングランドの覇者となったクヌートがデンマークの王都イェリングを訪れていた。
クヌートが逗留するイェリングを訪れるケティルとトールギル、オルマル。そこでトルフィンを探し続けているレイフと出会う。一方、クヌートはイングランド駐留軍の維持費を捻出するため、ケティルの農場に白羽の矢を立てていた。
クヌートはケティル農場の接収を目論んでいた。その陰謀を知らないオルマルはクヌートの使者から侮辱を受け決闘を申し込んでしまう。そこにトールギルも現れ取り返しのつかない事態に発展する。
ご購入時から視聴有効期限内、視聴いただけます。 日本国内でのみ視聴可能です。日本国外からはご利用いただけませんのでご注意ください。