バニシング

バニシング
絶海の孤島で、3人の男が忽然と消えた その“謎”は今も、そして永遠に、解かれることはない。
106分 / 字幕 / 2018 / イギリス / 英語
あらすじ
スコットランド沖のフラナン諸島。絶海に浮かぶ無人島アイリーン・モア島に、3人の灯台守がやって来る。これから6週間、寒風吹き荒ぶこの島で灯台をともし続けるのが彼らの仕事だ。メンバーは、灯台守を25年続けているベテランのトマス、短気で粗暴な大男のジェームズ、まだ新米の若者ドナルド。3人の静かで退屈な日々は、嵐の夜の翌朝、破られることになる。ドナルドが、流れ着いたボートと漂流者を発見。崖下に降り、ボートに積まれていた木箱を引き上げようとしていると、死んでいると思っていた漂流者が突然襲いかかってくる。身を護るため必死で抵抗したドナルドは、逆に漂流者を殺してしまった。そして木箱を開けてみると、中には金塊がぎっしりと詰められていたのだ。思わぬ成り行きに動揺する3人の脳裏に、ドス黒い欲望が沸き上がってくる。死体を処分して、何も無かったことにすれば、金塊は自分たちの物になる……。だが3人のそんな想いをあざ笑うように、島にロックとボラという男たちが現れる。あの漂流者と木箱を探していた2人は、トマスたちの嘘を見破り、凶暴な正体をむき出しにする。血みどろの戦いの果て、気がつくと3人の前には、ロックたちの死体が転がっていた……。死体を海に捨て、すべては片付いたはずだった。だが、誰もが罪の意識に怯え、男たちの精神状態は限界に達してゆく。幻覚に追い立てられ、狂ったように暴れるジェームズ。疑心暗鬼は深まり、仲間だった3人は敵同士となり、自分だけが助かろうとあがきはじめる。そして遂に、破滅の時は訪れた……。
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解説
1900年12月、スコットランド沖の北大西洋に浮かぶ孤島で3人の灯台守が忽然と消えた、《フラナン諸島の謎》と呼ばれる実在の失踪事件。100年以上が経過した現在も真相は謎のまま、様々な説が取り沙汰されている。この世界的にも有名な未解決事件を題材に、大胆な仮説と解釈で描くミステリアス・スリラーが、この『バニシング』だ。荒涼とした孤島を舞台に展開される、謎めいた物語。人間の奥底に秘められた、醜悪な欲望、猜疑心、孤独感。ふとしたきっかけから、それらがむき出しにされた時、狂気と恐怖に満ちた物語が幕をあける。単なるスリラーでは片づけられない、《人間心理の闇》を鋭くえぐる、一筋縄ではいかない作品の誕生である。主演は、『ジオストーム』『ザ・アウトロー』『ハンターキラー/潜航せよ』とヒット作が続く、絶好調のジェラルド・バトラー。バトラーは、この作品は独自のジャンルに属すると語る。「こういうスリラーは初めて目にした。とても感情に訴える。この3人を深く知ったところで、悲劇が起こる。心を揺さぶられると同時に、とても残酷で恐ろしい。すごく怖いけど、映画の半分は泣き通しになるよ」。この企画に惚れ込んだバトラーは、自らのプロダクションで本作を製作、プロデューサーにも名を連ねている。共演は、スコットランドのベテラン俳優ピーター・ミュラン(『マイ・ネーム・イズ・ジョー』『戦火の馬』)、そして新人のコナー・スウィンデルズ。監督は、数々の賞に輝くデンマークのクリストファー・ニーホルム。大ヒットを記録し、《北欧スリラー》の名を一躍世界に広めた傑作『THE KILLING /キリング』等テレビシリーズで活躍してきたが、本作が満を持しての劇場用映画デビュー作となる。
スタッフ
監督:クリストファー・ニーホルム
脚本:ジョー・ボーン
脚本:ケリン・ジョーンズ
音楽:ベンジャミン・ウォルフィッシュ
キャスト
ジェラルド・バトラー
ピーター・ミュラン
コナー・スウィンデルズ
ソーレン・マリン
オラフ・ダリ・オラフソン
ゲイリー・ルイス
配信期間
2020/05/02 ~ 2026/03/31
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