海辺のリア

海辺のリア
海辺で演じる最後の舞台
106分 / 2016 / 日本 / 日本語
あらすじ
桑畑兆吉(仲代達矢)は、舞台、映画にと、役者として半世紀以上のキャリアを積み、さらに俳優養成所を主宰する大スターだった。芝居を愛し続けた、かつてのスターも、今や認知症の疑いがあり、長女・由紀子(原田美枝子)とその夫であり、兆吉の弟子だった行男(阿部寛)、そして、由紀子と愛人関係にある謎の運転手(小林薫)に裏切られ、高級老人ホームへと送り込まれる。遺書を書かされた挙句にだ。しかし、ある日、兆吉はその施設を脱走する。なにかに導かれるように、あてもなく海辺を歩き続ける。シルクのパジャマ姿にコートを羽織り、スーツケースをひきずって―。兆吉は彷徨い歩くなかで、妻とは別の女に産ませた娘、伸子(黒木華)と突然の再会を果たす。兆吉には、私生児を産んだ伸子を許せず、家から追い出した過去があった。伸子に「リア王」の最愛の娘・コーディーリアの幻影を見た兆吉。兆吉の身にも「リア王」の狂気が乗り移る。かつての記憶が溢れ出したとき、兆吉の心に人生最後の輝きが宿る―。
©2016「海辺のリア」製作委員会
解説
≪日本映画界最高峰の名優、仲代達矢が全身全霊で挑む、ある大スターの最後の輝き!≫
本作品の脚本・監督は、小林政広。カンヌ国際映画祭へ四作品を公式出品。さらに、世界三大映画祭に次ぐ、ロカルノ国際映画祭では「愛の予感」(2007)が最高賞の金豹賞ほか3賞同時受賞の快挙を成し遂げるなど、その独創的映画作法は、特に海外で高く評価されている。仲代と小林は、映画「春との旅」(2010)で巡り会い、意気投合し、「日本の悲劇」(2012)そして、本作品はコンビ三作目となる。小林のオリジナルストーリーによる前代未聞の設定に、5人の役者が挑む。兆吉を演じるのは、仲代達矢。84歳。俳優人生65年。日本映画界最高峰に相応しい俳優である。共演には、黒木華、原田美枝子、小林薫、そして阿部寛の実力派が揃う。今や見る影もないかつてのスターと、そこに深く関わる者たちの感情が強くぶつかり合う。人間らしい「純粋さ」と「邪悪さ」が絡まり合う複雑な関係を、それぞれが全身で演じている。国内のみならず海外からも注目が集まる意欲作だ。
スタッフ
監督:小林政広
脚本:小林政広
音楽:佐久間順平
衣装デザイナー:黒澤和子
キャスト
仲代達矢
黒木華
原田美枝子
小林薫
阿部寛
配信期間
2024/12/10 ~ 2027/12/31
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