君は行く先を知らない

君は行く先を知らない
この旅の行く先を知った時、我々は深い感動に包まれる――。
93分 / 字幕 / 2021 / イラン / ペルシャ語
あらすじ
荒涼としたイランの大地を走る1台の車。後部座席では足にギプスをつけた父が悪態をつきながら、旅に大はしゃぎする幼い次男の相手をしている。助手席の母はカーステレオから流れる古い歌謡曲に体を揺らし、運転席では成人した長男が無言で前を見据えている。次男が隠し持ってきた携帯電話を道端に置き去ったり、尾行に怯えたり、転倒した自転車レースの選手を乗せたり、余命わずかなペットの犬の世話をしたりしながら、一家はやがてトルコ国境近くの高原に到着する。そこで父と母は羊飼いや仮面をつけた男と交渉し、長男は「旅人」として村人に迎えられる。旅の目的を知らない次男が無邪気に騒ぐ中、我々はこの家族の行方を知ることになる。
©JP Film Production, 2021
解説
この一家に幸あれと願わずにはいられない!イラン映画の巨匠ジャファル・パナヒの長男、パナー・パナヒの鮮烈な長編デビュー作『白い風船』(1995)『チャドルと生きる』(2000)『人生タクシー』(2015)他でカンヌ、ヴェネチア、ベルリンの三大映画祭を制覇した世界的巨匠であり、長年にわたるイラン政府との自由をめぐる闘争でも知られるジャファル・パナヒ。その制作現場で経験を積んだ長男パナー・パナヒが2021年、満を持して長編デビュー作を発表し、カンヌを皮切りに世界各国96の映画祭を喝采の渦に巻き込んだ。父ジャファルが製作として関わっている本作は、イランの荒野を車で移動する家族のロードムービー。監督の家族や友人に起きた出来事から触発された物語は、驚くほどシンプルでありながらユーモアとペーソス、そしてサスペンスに富み、観客は一瞬たりとも目を離せない。
スタッフ
監督:パナー・パナヒ
脚本:パナー・パナヒ
製作:パナー・パナヒ
キャスト
モハマド・ハッサン・マージュニ
パンテア・パナヒハ
ラヤン・サルラク
アミン・シミアル
配信期間
2024/05/03 ~
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