ひと夏のファンタジア

ひと夏のファンタジア
奈良県・五條市を舞台に展開する、2人の俳優と2つの時間が交差する物語。
96分 / 字幕 / 2014 / 韓国 / 韓国語
あらすじ
【第1章 初恋、よしこ】奈良県五條市にある古びた喫茶店で言葉を交わし合う地元の人々の姿を見ながらメモをしている映画監督テフン。彼はこの街で映画を撮るためにシナリオ・ハンティングにやってきたのだった。日本語が堪能な助手のミジョンとともに観光課の職員・武田と会ったテフンは彼の案内で街を歩く。【第2章 桜井戸】奈良県五條市に旅行でやってきたヘジョン。駅の案内所に立ち寄った彼女は地元の男性・友助から声をかけられる。やや強引に彼女の道案内を始めた友助は桜井戸の伝説を彼女に語る。
©Nara International Film Festival+MOCUSHURA
解説
自分自身の物語から出発したチャン・ゴンジェの映画は、第3作の「ひと夏のファンタジア」でさらなる飛躍を遂げる。モノクロの第1章「初恋 よしこ」、カラーの第2章「桜井戸」という2部形式をとるこの作品の前半では、奈良県五條市を訪れた韓国の映画監督と日本語の話せる彼の助手が市の職員とともに街を歩きながら住民たちにインタビューしていく。それはまるで、チャン・ゴンジェの作品作りの追体験のようでもある。さらに第2章では、そこで助手と職員を演じたキム・セビョクと岩瀬亮が、旅行で同市を訪れた女性ヘジョンと地元の青年・友助に扮し、慎み深いふたりが少しずつ距離を縮めるラブストーリーが展開される。映画監督が街の人々と出会う第1章と、彼が完成させた映画のような第2章は互いにゆるやかにつながり、映画作家チャン・ゴンジェが「フィクションの中のフィクション」という新たな形式に足を踏み入れたことを知らしめた。「眠れぬ夜」の妻と同じジュヒという名を持つ主人公を、同じキム・ジュリョンが演じた「5時から7時までのジュヒ」(22)は、タイトル通り、アニエス・ヴァルダの名作「5時から7時までのクレオ」(61)へのオマージュだ。医師から悪性腫瘍の可能性を告げられた40代の大学教授が研究室で過ごす2時間のなかで、彼女の元夫が演出した舞台作品として語られる夫婦の過去(にも見える物語)が並行して語られていく。
スタッフ
監督:チャン・ゴンジェ
脚本:チャン・ゴンジェ
プロデューサー:河瀬直美
プロデューサー:チャン・ゴンジェ
共同プロデューサー:百々俊二
共同プロデューサー:キム・ウリ
撮影:藤井昌之
録音:キム・ヒョンサン
照明:松隈信一
キャスト
キム・セビョク
岩瀬亮
イム・ヒョングク
康すおん
配信期間
2026/02/18 ~
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