まさに大人のスタンド・バイ・ミー。つらい経験を共に過ごしたおじさん3人のロードムービーでした。主人子の一人であるドクは妻を失い息子も戦死という暗い状況。映画全体を通しても「反戦」がテーマになっています。なのでさぞ重たい映画かと思いきや・・・これが笑える箇所が多くて面白かったです!ユニークな会話劇やおじさん同士のからかい合い、特に中盤での携帯電話を買うくだりが最高!映画は【遺体を運ぶ旅】がメインで、その旅の中でかつての戦友3人が過去の過ちや現状の自分と向き合い、息子の死のゆっくり受け止めていくという感じ。歳を重ねていくたびに見たくなるような内容でした。いつもは渋い役のブライアン・クランストンがお気楽でいい加減な役をやっていて新鮮。息子を亡くしたドク役にはコメディ俳優のスティーヴ・カレル。そしてガタイの良すぎる牧師役にはローレンス・フィッシュバーン。一般的にはマトリックスの「モーフィアス」のイメージが強いと思いますが、ベトナム戦争を描いた名作映画「地獄の黙示録」にも出演していました。この映画でもベトナム戦争を経験した元軍人という役柄。人種も考え方も違う3人の珍道中、最後はハンカチ必須です。エンディングに流れるボブ・ディランの曲がこれまたいんですよねぇ・・・。
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