ぐっすりと眠る恋人コーディに寄り添ったアートは、彼女が意識を失っていることに気づく。病院に運び込まれたコーディは過剰な薬物の服用により昏睡状態だった。恋人コーディを救うためアートは顔なじみのハーベイに会い、彼が以前見つけた「タイムマシン」に乗り込む。半信半疑のアートだったが、試しに「コーディが病気になる前へ」と唱えてみる。すると次の瞬間、彼はある学校の体育館にいた。そしてそこにはなんと元気なコーディの姿があった。タイムトリップに成功した彼は現在のコーディを救うべく、過去のコーディとの接触を試みるが・・・。
名門音楽大学に入学したニーマン(マイルズ・テラー)はフレッチャー(J・K・シモンズ)のバンドにスカウトされる。ここで成功すれば偉大な音楽家になるという野心は叶ったも同然。だが、待ち受けていたのは、天才を生み出すことに取りつかれたフレッチャーの常人には理解できない〈完璧〉を求める狂気のレッスンだった。浴びせられる罵声、仕掛けられる罠…。ニーマンの精神はじりじりと追い詰められていく。恋人、家族、人生さえも投げ打ち、フレッチャーが目指す極みへと這い上がろうともがくニーマン。しかし…。
過去のある男レッドは、愛する女性マンディと人里離れた場所で静かに暮していた。しかし、マンディに固執する狂気の集団によって、彼女は炎につつまれレッドの目の前で惨殺される。怒り狂ったレッドは、オリジナルの武器を携え復讐に向かう。しかし、彼の前には、得体のしれない姿をしたバイク軍団が立ちはだかった-。
心臓外科医スティーブンは、美しい妻と健康な二人の子供に恵まれ郊外の豪邸に暮らしていた。スティーブンには、もう一人、時どき会っている少年マーティンがいた。マーティンの父はすでに亡くなっており、スティーブンは彼に腕時計をプレゼントしたりと何かと気にかけてやっていた。しかし、マーティンを家に招き入れ家族に紹介したときから、奇妙なことが起こり始める。子供たちは突然歩けなくなり、這って移動するようになる。家族に一体何が起こったのか?そしてスティーブンはついに容赦ない究極の選択を迫られる…。
韓国系アメリカ人のジンは、講演ツアー中に倒れた高名な建築学者の父を見舞うため、モダニズム建築の街として知られるコロンバスを訪れる。父の回復を待ちこの街に滞在することになったジンは、地元の図書館で働く建築に詳しい女性ケイシーに出会う。父親との確執から建築に対しても複雑な思いを抱えるジンはコロンバスに留まることを嫌がり、一方でケイシーは薬物依存症の母親の看病を理由にコロンバスに留まり続ける。どこまでも対称的な二人の運命がこの街で交錯し、たがいの共通項である建築を巡り、語ることで、それぞれの新しい人生に向かって歩き出す…。
謎の疫病によって荒廃した地球。時を経て、人間の多くは血に飢えたクリーチャーへと変貌を遂げていた。流れ者の一匹狼ルークは、廃墟となった警察署に身を隠す生存者グループと出くわす。愛する女性を奪われ復讐に燃えるルークと、安全地帯への逃亡を渇望する生存者たち。目的が合致した彼らは、クリーチャーたちの昼間の寝床であるビルへ襲撃を仕掛けるが……
学歴もコネもなく、仕事にあぶれたルー(ジェイク・ギレンホール)は、ある日事故現場を通りかかり、テレビ局に悲惨な映像を売って稼ぐ<ナイトクローラー>と呼ばれる報道スクープ専門の映像パパラッチの存在を知る。さっそくビデオカメラを手に入れたルーは、警察無線を傍受しながら事件や事故の発生を待ち、猛スピードで車を走らせ、現場に駆け付ける。良心の呵責など1秒たりとも感じない彼の過激な映像は高く売れるが、局の要求はさらにエスカレート。そして、遂にルーは一線を越える──。
19世紀の半ば、スコットランドからニュージーランドへ写真結婚で嫁ぐエイダ。旅のお供は娘のフロラと一台のピアノ。エイダは6歳の時から口がきけなく、ピアノが彼女の言葉だった。そのピアノを夫のスチュアートは重すぎると浜辺に置き去りにし、原住民に同化している男ベインズの土地と交換してしまうが、ベインズはエイダに“ピアノ・レッスン”をしてくれればピアノを返すという。レッスン一回ごとに黒鍵をひとつずつ。エイダが奏でる甘い調べは、いつしか激しい愛とエロティシズムの炎を燃えあがらせてゆく・・・。
頑固なおばあちゃんダイは、息子と孫にはとことん甘いが、ほかの家族から疎まれるほど口うるさい。そのストレスで息子の嫁が入院してしまうと、家族会議で家を出ていってもらう話が持ち上がる…。ショックを受けひとり街で佇むダイは、偶然目にした写真館に惹きつけられる。「人生で一番輝いていた瞬間を思い出して」と写真を撮られると、そこにはなんと20歳の麗しき姿をした自分がいた。最初は戸惑いを隠せないダイだったが、もう一度青春を取り戻すことを決意。名前をタン・ガーと変え、かつて叶えられなかった夢を実現するため、新たな人生をスタートさせる――
キュートなルックスと並外れた歌唱力を持つ20歳の女の子、オ・ドゥリ。しかし、彼女はただの若くて可愛い女の子ではなかった。口を開けば罵詈雑言、なまりは丸出し、おまけに他人の意見はいっさい無視。そう、彼女は歯に衣着せない毒舌で、わが道を猛烈に突き進む、最強の20歳だったのだ。突然みんなの前に現れ、その魂あふれる歌声で周囲を魅了し、またたく間にスターの座を駆け上がっていくドゥリ。しかし、誰も彼女の秘密を知らなかった。実は、彼女の正体は70歳のおばあちゃんだということを―
山梨県富士五湖周辺には、数多くの廃村がある。北に位置する“呻母村(うめくぼむら)”もその一つ。 [EP1]心霊系動画配信を生業にしている、おなりぃ(田中達也)は、心霊スポット巡りと称して呻母村に向かう。そこで村を守る祠から、祀ってあった“ひとがた”を盗む。その日から誰も彼を見ていない。 [EP2]同じ頃東京の霊媒師・皆川(三浦清光)にも、かつて訪れた呻母村の呪いが連鎖し始める。ある日皆川のもとに何者かから“ひとがた”が送られてくる。彼の能力では敵うはずもなかった。 [EP3]ダークツーリスト、ミフユ(瀬田佳奈子)は、山梨のとある事件があった場所をひとり取材していた。やがて森で迷う。そして彼女は、決して見てはいけないものを見てしまう。そこが呻母村とも知らずに…。全く関係性のない三人の運命が、その村に辿り着く。
「ビルとテッドの音楽が将来、世界を救う」と予言されていた伝説のロックバンド“ワイルド・スタリオンズ”。30年待ち続けだが、人気も落ち込み、今や応援してくれるのは家族だけ。そんな2人のもとに未来の使者が伝えにきたことは、残された時間が77分25秒という衝撃の事実。一秒でも早く曲を完成させないと、世界は消滅してしまう。どうなる地球、どうなるビルとテッド!果たして、この世界を<音楽>で救うことはできるのだろうか?!
1990年代半ばのロサンゼルス。13歳のスティーヴィーは兄のイアン、母のダブニーと暮らしている。小柄なスティーヴィーは力の強い兄に全く歯が立 たず、早く大きくなって彼を見返してやりたいと願っていた。そんなある日、街のスケートボード・ショップを訪れたスティーヴィーは、店に出入りする少年たちと知り合う。彼らは驚くほど自由でかっこよく、憧れのような気持ちで、そのグループに近付こうとするが…。
サンフランシスコで生まれ育ったジミーは、かつて家族と暮らした記憶の宿るヴィクトリアン様式の美しい家を愛していた。変わりゆく街の中にあって、観光名所になっていたその家は、ある日現在の家主が手放すことになり売りに出される。この家に再び住みたいと願い奔走するジミーの思いを、親友モントは、いつも静かに支えていた。今や”最もお金のかかる街”となったサンフランシスコで、心の在り処であるこの家を取り戻すことができるのだろうか。
ベルギーに暮らす13歳の少年アメッドはどこにでもいるゲーム好 きの普通の少年だったが、尊敬するイスラム指導者に感化され、 過激な思想にのめり込む。ある日、学校の先生をイスラムの敵と 考え始め、抹殺しようとする。狂信的な考えに取り憑かれてしまっ た少年の気持ちを変える事はできるのだろうか……?
ドイツ郊外、人里離れた屋敷に住む外科医ヨーゼフ・ハイター博士。シャム双生児分離手術のエキスパートである彼の夢は、数人の人間をつなぎ合わせて一体の生命体“ムカデ人間”を創ることだった…。
雪山に孤立する測候所で暮らす気象学者のイワノフとドロゾフ、そして雑用係のロマシュ。ある日、日が暮れるので泊めて欲しいと一組のカップルが測候所を訪れるのだった。しかしその後、測候所から発信されたSOSを最後に5人の姿は忽然と消えてしまう。一体何が起き、5人は何処へ消えてしまったのか?事件を担当する事となった刑事のスラバは現場検証を進めるうち、いくつもの壁に描かれた木のような絵を見つけるのだった…。「12人の怒れる男」セルゲイ・ガルマッシュ、「オーケストラ!」アレクセイ・グシュコフ、「坂の上の雲」マリーナ・アレクサンドロワなどロシアを代表するキャストが集結!
何ひとつ 望み通りにならなくても、希望は生き続ける―――。88歳を迎えてなお、世界の最先端でエネルギッシュに創作活動 に取り組むジャン=リュック・ゴダールが新たに撮り下ろした子どもたちや美しい海辺などの映像に、様々な<絵画>、<映画> 、<文章>、<音楽>を巧みにコラージュし、この世界が向かおうとする未来を指し示す 5 章からなる物語。
メキシコ・バハ半島沖コラゾン島。この大自然が体感できる島で、カップルの関係修復を目的としたキャンプセラピーが行われていた。しかし、険悪ムードの参加者たちに、インストラクターのウィルは手を焼いていた。そんな中、連絡が途絶えていたスタッフのブラッドが、海で死体となって発見される。鮫の仕業と思われたが、無残な死体は何匹かに喰いちぎられた様だった。そして、恐怖に震える彼らの前に現れたのは、なんと頭が6つある鮫。あまりの衝撃に目を疑うが、この島では冷戦下に極秘の動物実験が行われていたという噂があった。彼らは急いで島へと避難するが、その怪物の前では陸地でさえも安心できる場所ではなかった―。
男一人、酒浸りになりながらバーを営むサル(ブライアン・クランストン)と、破天荒だったミューラー(ローレンス・フィッシュバーン)の元に、30年間音信不通だった旧友のドク(スティーヴ・カレル)が突然現れる。2人にドクは、1年前に妻に先立たれたこと、そして2日前に遠い地で息子が戦死したことを2人に打ち明け、亡くなった息子を故郷に連れ帰る旅への同行を依頼する。バージニア州ノーフォークから出発した彼らの旅は、時にテロリストに間違われるなどのトラブルに見舞われながら、故郷のポーツマスへと向かう――。30年前に起きた悲しい出来事をきっかけに出た再会の旅。語り合い、笑い合って悩みを打ち明ける旅路で、3人の人生が再び輝き出す。
男は元軍人。依頼は拉致された少女の救出。だが、何かがおかしい――元軍人のジョーは行方不明者の捜索を請け負うスペシャリスト。ある時、彼の元に舞い込んできた依頼は、いつもと何かが違っていた。依頼主は州上院議員。愛用のハンマーを使い、ある組織に囚われた議員の娘・ニーナを救い出すが、彼女はあらゆる感情が欠落しているかのように無反応なままだ。そして二人はニュースで、依頼主である父親が飛び降り自殺したことを知る――。
6歳のムーニーと母親のヘイリーは定住する家を失い、“世界最大の夢の国”フロリダ・ディズニー・ワールドのすぐ外側にある安モーテルで、その日暮らしの生活を送っている。シングルマザーで職なしのヘイリーは厳しい現実に苦しむも、ムーニーから見た世界はいつもキラキラと輝いていて、モーテルで暮らす子供たちと冒険に満ちた楽しい毎日を過ごしている。しかし、ある出来事がきっかけとなり、いつまでも続くと思っていたムーニーの夢のような日々に現実が影を落としていく―
1967年7月、暴動発生から3日目の夜、若い黒人客たちで賑わうアルジェ・モーテルに、銃声を聞いたとの通報を受けた大勢の警官と州兵が殺到した。そこで警官たちが、偶然モーテルに居合わせた若者へ暴力的な尋問を開始。やがて、それは異常な“死のゲーム”へと発展し、新たな惨劇を招き寄せていくのだった・・・
16歳になり、身も心も男の子として生きたいと決断した主人公レイ、シングルマザーのマギーは、「突然、息子を育てることになるなんて・・」と、動揺を隠せない。共に暮らすレズビアンのおばあちゃんのドリーもレイのカミングアウトをイマイチ理解ができないでいる。一方、髪を短く切り、身体を鍛え、少しずつ“本当の自分”に近づいていくことで生き生きしてくるレイ。そんなある時、驚くような“家族の秘密”が明らかになる―!
遺体安置室の検視台に半裸の男。それは街中の公園で見つかった死体。死体を見つめる刑事のハロランとキース、検視官のローガンとエレノア。男が被っているバケツを外すと、顔半分がはがれ顎から上が無い。首の皮膚はジグソウパズル型に切り取られている。伝説の連続殺人犯“ジグソウ”のやり口――殺害したのはジグソウの模倣犯か?傷の奥から抜きだしたUSBスティックをパソコンで起動すると、「ゲームは始まった。4人の罪人が犯した罪が償われるまで終わらない」その声はまさしくジグソウ。彼は10年前に死んだはずなのに・・・。
24歳のOLヨシカは中学の同級生"イチ"へ10年間片思い中!過去のイチとの思い出を召喚したり、趣味である絶滅した棒物について夜通し調べたり、博物館からアンモナイトを払い下げてもらったりと、1人忙しい毎日。そんなヨシカの前へ会社の同期で熱烈に愛してくれる"リアル恋愛"の彼氏"ニ"が突如現れた!!「人生初告られた!」とテンションがあがるも、いまいちニとの関係に乗り切れないヨシカ。"脳内片思い"と"リアル恋愛"の2人の彼氏、理想と現実、どちらも欲しいし、どっちも欲しくない…恋愛に臆病で、片思い経験しかないヨシカが、もがき、苦しみながら本当の自分を解き放つ!!
コロラド州の片田舎。愛国心にあふれた中年男のゲイリーは、米同時多発テロ事件の首謀者とされるテロリスト、オサマ・ビンラディンの居場所を政府がいつまでも見つけられないことに業を煮やしていた。ある時、日課の人工透析中にゲイリーは神から啓示を受ける。「パキスタンに行って、オサマ・ビンラディンを捕まえるのだ」アメリカを救えるのは、オレしかいない!使命感を燃やし、独りぼっちで作戦を進めるゲイリー。ところが、パキスタンで彼を待ち受けていたのは、意外にもフレンドリーな現地の人々で…!?
アメリカン・フットボールの最高峰、NFL。ニューオーリンズ・セインツのスティーヴ・グリーソンは特別なヒーローだった。ハリケーン“カトリーナ”に襲われたニューオーリンズの災害後初の、市民が待ちに待ったホームゲームでチームを劇的な勝利に導いたからだ。それから5年後。選手生活を終えていたグリーソンは、病院で信じられない宣告を受ける。「あなたはALS(筋萎縮性側索硬化症)です」。そして、同じ頃、妻ミシェルの妊娠がわかった。初めて授かった子供。だが自分は、生きている間に、我が子に会うことができるのだろうか。生まれ来る子のために、自分は何が残せるのだろうか。グリーソンは決めた。まだ見ぬ子どもに贈るために、毎日、ビデオダイアリーを撮り続けると。
真夜中のオフィスビル。不真面目な3人の警備員、ケン(ケン・アーノルド)、ジゲッツ(ケヴィン・ジゲッツ)、ルカ(ダン・デルーカ)達の元に、新人警備員ジャスティン(マックス・グレイ・ウィルバー)がやって来る。ふと、ケンが監視カメラに目をやると、何やら怪しげな棺を駐車場へ搬入する宅配業者の姿を発見。ケン達は現場へと急行するが、届け先が間違っていたと判明し、一晩だけ駐車場に置いておくことにする。しかし、オフィスで働くランドール(ジェームズ・レマー)が偶然通りかかり、棺を開けてしまう。すると、棺の中から、ピエロの格好をしたヴァンパイアが現れ、オフィスに残っていた人々を次々と襲い始める。ケン達4人と逃げ延びた女性ジャーナリストのカレン(カーラ・ルイズ)は、ヴァンパイアの群れと戦うことに・・・。
親が始めた金物屋を引き継いだ清は、美しい妻・伸子(南果歩)との間に2人の息子も生まれ、念願のマイホームを建てた。思い描いた理想の家庭を作れたはずだった。しかし、清の思いの強さは、気づかぬうちに家族を抑圧的に支配するようになる。長男・保(新井浩文)は、子供のころから従順でよくできた子供だったが、対人関係に悩み、会社からのリストラを誰にも言い出せずにいた。堪え性がなく、アルバイトも長続きしない次男・稔(若葉竜也)は、ことあるごとに清にそれを責められ、理不尽な思いを募らせている。清に言動を抑圧され、思考停止のまま過ごしていた妻の伸子は、ある日、清への不満が爆発してしまい、稔を連れて家出する。そして、迎えた家族の修羅場・・・。葛城家は一気に崩壊へと向かっていく。
少女エマは、華やかな結婚生活を夢見て医師チャールズ・ボヴァリーと結婚する。しかし静かな田舎町での生活と退屈な夫の存在は、次第に彼女の心に暗い影を落としてゆく。やがてエマは美しい青年レオンに惹かれてゆくが、思いは実ることなく彼は去っていってしまう。再び孤独になったエマは、資産家のマルキと出逢う。エマを気に入ったマルキは彼女を口説き始め、彼の振る舞いに憧れを抱いたエマはついには体を許してしまい・・・
メキシコのとある村。フアンは愛らしい子供と美しい妻ナタリアとともに何不自由ない恵まれた生活を送っていた。ところが、ある夜、赤く発光する“それ”が彼の家を訪問したときから、なにげない平和な日常が歪みはじめる。ヒカリと闇が互いに戯れるがごとく交わる世界の断片は、1発の銃声によって新たな位相に導かれていく。フアンの家に現れた“それ”はいったい何だったのか?禍をもたらす「悪魔」なのか、それともどこかに彼らを導こうとする「神」だったのか…。
母親の病死で一人ぼっちとなったみどり(中村里砂)は、赤猫サーカス団団長の嵐鯉治郎(中谷彰宏)に拾われる。サーカス団には、怪力自慢の赤座(深水元基)、美少年のカナブン(武瑠)、蛇使いの紅悦(森野美咲)、足芸の鞭棄(佐伯大地)、異人の海鼠、蟻男といった個性的な連中が顔を揃えていた。その中で下働きするみどりは、苛めにあいながらも女優を夢見て毎日を送っていた。ある日、ワンダー正光(風間俊介)という西洋奇術と称した超能力を使う男が入団する。不思議な力は話題となりサーカス団は連日大入りになる。みどりは彼の優しさに心を寄せていくが、そんな二人の関係を面白くない鞭棄は、力づくでみどりをものにした。それを知ったワンダー正光は激怒し、超能力で鞭棄を殺害する。その光景を目撃したみどりはワンダー正光に恐怖を覚え避けようとするが…。
公立乙女高校教師の大楽有彦(馬場良馬)は、恋心を抱く同僚教師の五月弥生(片山萌美)と学校の帰りに、煙草を持った女子高生を見つけ注意する。五月先生に気に入られようとしてとった行動がその女子高生の白樺綾(森川彩香)に何故か気に入られ、転校までしてくることになる。更に綾が大楽の家で同居しようとするので怒った大楽は、綾の父親に会いに行くと綾がヤクザの組長の娘であると知り、綾が3年間無事に学校生活を送れるよう組長と約束させられる。不良グループの大久保(一ノ瀬ワタル)たちや女に興味のある同じクラスの小菅サキ(百合沙)の危険に晒される綾、綾を守れなかったときには組長から命を奪われる大楽。。。綾と大楽の愛とスリルに満ちた共同生活がスタートするちょっぴりエッチな学園ラブコメディ第1弾。
東京で写真家として成功した猛は母の一周忌で久しぶりに帰郷し、実家に残り父親と暮らしている兄の稔、幼なじみの智恵子との3人で近くの渓谷に足をのばすことにする。懐かしい場所にはしゃぐ稔。稔のいない所で、猛と一緒に東京へ行くと言い出す智恵子。だが渓谷にかかった吊り橋から流れの激しい渓流へ、智恵子が落下してしまう。その時そばにいたのは、稔ひとりだった。事故だったのか、事件なのか。裁判が始められるが、次第にこれまでとは違う一面を見せるようになる兄を前にして猛の心はゆれていく。やがて猛が選択した行為は、誰もが思いもよらないことだった──。
おじさま、あたいを恋人にして頂戴。短い人生なんだから、愉しいことでいっぱいにするべきよ 自分のことを「あたい」と呼び、まあるいお尻と愛嬌のある顔が愛くるしい赤子(二階堂ふみ)は、共に暮らす老作家(大杉漣)を「おじさま」と呼んで、かなりきわどいエロティックな会話を繰り返し、夜は身体をぴったりとくっ付けて一緒に眠る。しかしなにやら様子がおかしい。赤子は普通の女とは何かが違う。普通の人間には彼女の正体がわからず、野良猫には正体がバレてしまう。そう、彼女はある時は女(ひと)、ある時は尾ひれをひらひらさせる真っ赤な金魚だったのです・・・。そんな或る時、老作家への愛を募らせこの世へと蘇った幽霊のゆり子(真木よう子)が現れる。老作家の友人・芥川龍之介(高良健吾)、金魚売りの男(永瀬正敏)が3人の行方を密かに見守る中、ある事件が起きて・・・。
それぞれ元恋人の結婚式で出会ったジョンフンとシフ。酒を飲み、失恋の痛手を分かち合う2人は酔った勢いでそのまま一夜を共にしてしまう。そしてシフはコーヒークーポン券のスタンプを10回貯めるまで、このままの関係を続けようと提案、恋愛に疲れた2人の不思議な交際がスタートする。クーポンのスタンプが増えるほど2人の気持ちに変化が表れ始めた矢先、シフの元カレ ジュンソクが現れ、ジョンフンの中で嫉妬心が芽生えるが…。
淫らな行為の様子がネットに流出され、いじめを受けている女子高校生カイリー。ハロウィンの夜、人里離れた豪邸でのベビーシッターを命じられ出かけた彼女は途中で不審なトレーラーを目撃する。夜も更け、二人の幼い子供たちがようやく寝静まった時、玄関のドアをノックする音が。そこには豚のマスクを被った少年が立っていた。ハロウィンのお菓子をあげようとカイリーがドアを開けた時、少年の後ろにいたのは恐ろしい豚のマスクを被った大男だった。悪夢の一夜が、幕をあける…。
20年間、1人の天才ボクサーを追い続けた世界でも比類ない奇跡のドキュメンタリー映画。辰吉丈一郎44歳、未だ現役ボクサー。1995年8月ラスベガス、辰吉25歳の時から、2014年11月次男・寿以輝がプロテストに合格するまでの20年間、様々な出来事の中で父と子の絆、家族への愛、親として、そして1人のボクサーとしての心境の変化をインタビューを中心に追い続けた魂の記録。
帝都・東京は、約1千年前、関東に独立国を築こうとして望み果たせず。謀反人として討伐された平将門が、深い恨みを抱えて眠っている日本最大の霊場である。明治45年、日本を代表する実業家・渋沢栄一は、魔術を操り日本の吉凶を占ってきた土御門家の陰陽師・平井保昌や物理学者・寺田寅彦らを集め、帝都・東京を軍事的のみならず霊的にも守護するための<東京改造計画>を秘密裡に進めていた。しかし、その計画の前に立ちふさがった者がいた。サイキック・パワーを自在に操る、謎の魔人・加藤保憲である。彼は、式神や護法童子、巨大な阿修羅など魑魅魍魎を使って、帝都・東京の破滅を企む。
ゾンビが人間を喰い尽くしたため人類が減少した世界。命からがら逃げたとしゆきは、 “人間牧場”と呼ばれる人間繁殖場に捕らえられる。そこでは、ゾンビが食用のための人間の子作りを盛んに行っていた。としゆきもパートナーをあてがわれ子作りを行うが隙をみて牧場から逃亡しようとするがゾンビに捕まってしまう。再び脱出を企てるとしゆきとはらぺこになったゾンビとの闘いは、予想も出来ない驚愕のラストへと向かってゆく。
凶悪な怨霊VS最強の霊能力者!そのバトルの結末は!?人気タレントのあびる優、岩佐真悠子、入来茉里の三人は、ある母娘の除霊番組のレポーターを務めることになる。だがそこには想像を超える恐ろしい霊が巣食っていた。除霊に訪れた霊能者たちは次々と倒れるが、娘の美保に憑いた霊は取り除くことができない。遂に最強の霊能者NEOがこの除霊に臨む!一体この家を恨む真の呪詛者は誰なのか?霊との戦いでNEOは勝利することができるのか?
大島渚最後のATG映画。素直子は父の婚約者でピアノの家庭教師でもある桃子と本土復帰直前の沖縄にやってきた。数ヶ月前、素直子は大村鶴男と名乗る沖縄の青年から手紙をもらい、自分たちは兄妹かもしれないというので、鶴男を訪ねて沖縄にやってきたのだった。下船した素直子はさっそく観光客に沖縄語を教えて金を稼ぐ青年と知り合い、親しくなる。実は彼こそが鶴男なのだが、彼は庭先で見かけた桃子を素直子だと勘違いしているので、二人はお互いに気づかないまま、すれ違いを繰り返していく。一方、沖縄人に自分を殺してほしいと、その相手を探す老人がいる反面、本土の人間を殺したいと願い、相手を探す男がいる。三世代それぞれの者たちの思いは交錯し、沖縄の青い空に溶け込んでいく……。
都内の2DKのアパートで大好きな母親と幸せに暮らす4人の兄妹。しかし彼らの父親はみな別々で、学校にも通ったことがなく、3人の妹弟の存在は大家にも知らされていなかった。ある日、母親はわずかな現金と短いメモを残し、兄に妹弟の世話を託して家を出る。この日から、誰にも知られることのない4人の子供たちだけの『漂流生活』が始まる・・・・・・。
情緒溢れる町並みが、どこか時代から取り残された感のある愛知県瀬戸市。人のウワサがあっという間に広がりそうな片田舎で、43歳の警察官・友川と、15歳の中学生・陽子が恋に落ちた。警官でありながら拳銃をぶっ放して遊び、淋しい主婦とヨロシクやってしまう破天荒なおっさんだったが、知的障害を持つ陽子の兄・助政や、一人暮らしの老婆トヨといった、社会から疎外された人々に優しい目を向ける。そんなおっさんの自由だが一本筋の通った生き方が、胸に小さな傷を抱えた少女の心に安らぎを与え、孤独という心の穴を埋めていく。だが、ある事件をきっかけに二人の関係が周囲に知られてしまうことに。現実を突きつきつけられたおっさんと少女の愛の形を美しい映像でアヴァンギャルドに綴った奥田流抒情詩。
二人の恋は、ひりつく夏の日差しのように、熱く燃えあがって終わりを告げた。けれどその想いは、互いの胸の中で一生消えはしなかった。気性が粗く、ギャンブル好きの老婆アウロラ。彼女は、なかなか会いに来ない冷たい娘の事を気に掛けながら、お手伝いのサンタと、何かと世話を焼いてくれる隣人のピラールを頼りに暮していた。ある時、病に倒れたアウロラは、自分に死が迫っている事を知り、突然ヴェントゥーラという男を呼んでほしいと言い出す。ピラールは訳も分からず、消息不明のヴェントゥーラ探しに奔走する。二人には、ある約束があったのだ。そして50年の時をさかのぼり、二人が若かりし頃に出会ったアフリカ-タブウ山の麓での、胸を焦がすような熱い記憶が甦る。
遺伝子研究をする兄・泉水と、自分がピカソの生まれ変わりだと思っている弟・春。そして、優しい父と美しい母。平穏に、そして陽気に過ごすこの家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった時、事件は始まる。謎の連続放火事件と、火事を予見するような謎の落書き(グラフィティアート)の出現。落書きと遺伝子暗号の奇妙なリンク。春を付け回す謎の美女と、突然街に帰ってきた男。すべての謎が解けたとき、24年前から今へと繋がる家族の“謎”が明らかになる―
ゾンビ達で溢れ荒廃した世界で生き残る野球大好きコンビのベンとミッキー。どこかにあるはずの安楽の地を目指し、車で旅を続けていた。一見お気楽なキャンプ旅行。時には釣りをし、気分転換にキャッチボールをする。人家をみつけると、勝手に入り込んで食料や必要な物資を補給する。そして時々、ゾンビと遭遇する他は誰にも出会わない…。ゾンビ殺戮にも慣れて気ままな生活を楽しむ野性的なベンと、以前の平安な世界が恋しくてたまらない神経質なミッキー。ある日、たまたま拾ったトランシーバーの無線で、どこかに生存する女性の存在を知った二人はとった行動はー。
人妻と独身の男。ふたりは愛し合い、喧嘩し、一匹の犬が町と田舎を彷徨う。言葉をめぐり季節は過ぎ去り、男と女は再び出逢う。前夫が全てを台無しにし、第二のフィルムが始まる。
ガチで民俗学者が全ての都市伝説の発生源だと指摘する塔で、ホラーを撮影した罰当たりな波多野美希、小糸綾子、田口清隆監督ら。その後、案の定、全員怪現象に見舞れ、中でも小糸家に尋常ではない怪現象が多発する。霊感を持つ奇怪な小糸の老婆が全員を小糸家に集め対策を思案するものの、皆、飛び引きずられるといった手に負えない怪現象へと進化してしまう。発狂するものまで現れる中、密室と化した小糸家で、老婆は怨霊達の暴れる姿に原因の謎を見付ける事が出来るか・・・!
ネット上を飛び交う「ヤマニシ系」「コトリバコ」「コッケさん」等といったいくつもの都市伝説発祥の地と言われる廃墟塔に、田口清隆が監督・撮影として参加。波多野美希ら1人1人でカメラを持って迫った取材クルーを襲う惨劇をおさめた都市伝説POVモキュメンタリーホラー。民俗学者・島貫氏が、波多野美希、田口清隆監督、監督助手らと廃墟塔に向かう車中で話す、いくつもの都市伝説に関する入ってはいけない「奥の部屋」、ここに民俗学的発見がある筈だと。しかしその取材で収められた映像には、入っては出られない廃墟塔で、彼ら1人ずつを餌食にする都市伝説の怨霊達によるゲームに巻き込まれた様子が映し出されていた・・・
真面目でしっかり者のエマと、自由奔放で恋多き男デクスター。はじめて会話を交わした時から魅かれあうものを感じながら、恋人ではなく友達の関係を選んだ2人。エマは心の奥にデクスターへの想いを秘めて、親友として毎年“7月15日”を過ごしていく。それぞれの人生を歩み、すれ違いを繰り返しながらもデクスターを想い続けるエマ。そんなある年の“7月15日”、エマはデクスターから違う相手との結婚を告げられる。そしてさらに積み重なる“7月15日”。運命の日が2人に近づいていた・・・。
遂に一つになれた美貴(あいださくら)と秀一。今までの苦労を取り返すかのように、お互いを求め合うのだった。一方、美貴と秀一を羨む若葉(西野翔)、夏樹(夏川亜咲)、静(浅乃ハルミ)、あずみ(成瀬心美)は毎晩、秀一の部屋で飲み会を行うのだった。そんなある日、ふとしたことで夏樹が秀一と関係をしてしまう。運が悪いことにそれを美貴に見つかってしまい、美貴と秀一の関係は最悪に・・・。落ち込む秀一に優しく接するあずみ。そんなあずみも次第に秀一に引かれていく・・・。美貴、若葉たちの間に揺れる秀一・・・そしてついに半同棲生活が崩壊の危機に・・・。
彼女の美貴(あいださくら)と同じ大学に通う為、美貴の母親(倖田李梨)が経営するアパートに越してきた秀一。しかしそこは、某一流企業の社長秘書・若葉(西野翔)、国際線CA・夏樹(夏川亜咲)、女医・静(浅乃ハルミ)、女教師・あずみ(成瀬心美)たち美女だらけの楽園だった!?若葉たちは毎夜、秀一の部屋に押しかけ宴会三昧。美貴との半同棲生活を夢見ていたが、ままならない状況。しかも、秀一のモノが大きすぎて、美貴とのHもお預け状態。はたして若葉たちの誘惑に打ち勝ち、美貴と初Hをすることができるのか・・・。
同級生のほのか(朝日奈あかり)に思いを寄せつつも、ほのかの後輩・彩(恵けい)と付き合っている佐倉圭太。ある日圭太は、ほのかが男と仲良く歩く姿を見てしまい、ほのかへの思いを断ち切ろうとする。実は男は大学のミスコンの実行委員で、ほのかにミスコン出場を勧めていたのだが、ほのかは自分の代わりに彩を推薦する。ほのか、圭太、そして彩の三人の想いが交錯する中、彩はミスコンで優勝。喜びを共有し、誤解の解けた圭太とほのかは、ついに互いの気持ちを確かめあうが・・・。
さえない大学生の佐倉圭太。彼女もいないままにすごしていた彼が、同級生の美女・栗宮ほのか(朝日奈あかり)と運命的な出逢いを果たす。ほのかに想いを伝えられないまま、ひょんなことから後輩の穂波彩(恵けい)と付き合うことになる。しかも彩はほのかの後輩だったのだ!ほのかを想いながらも彩に振り回される圭太。友達の結婚式のために上京してきた従姉・純(星野あかり)の悪巧みもあり、ほのかに想いを告げようとするが、逆にほのかに彩を頼まれる始末・・・。果たして3人の恋の行方は!?
ガールズバーで働く35歳の由紀恵の店に、ある日、婚活パーティーに敗れた農家の男たちが客としてやってきた。その中の一人・常太朗は華やかな由紀恵に一目惚れ。店に通い詰めてプロポーズをしてついに由紀恵は農家へ嫁ぐことを決意する。だが現実はシビアだった。夫の家族と暮らすのも農作業も初めての彼女に姑の嘉子は厳しい。そんな折り、常太朗が進めていた通販事業の取引相手が家に来る。その担当者・三島はかつての客で由紀恵を騙した男だった・・・。
2024年日本--原爆による大量虐殺の反省から原子力を封印し、新しい歴史を歩み始めた世界(アナザーワールド)があった。そこでは銃器も完全に消滅し、剣が最強の武器として使用されており、戦士として育てられたアリサ(花井瑠美)、レイ(武田梨奈)、マリ(清野菜名)、ミキ(加弥乃)の4人は、ボス・柳生太一郎(岡田浩暉)の指令の元、謎の侵入者を退治すべく剣術と体術による戦いの日々を送っていた。やがて彼女たちは、銃や核でこの世界の征服を目論む陰謀者たちが送り込まれてくるワームホールを見つけ、自分達とそっくりな人間がいるパラレルワールドの存在を知る。もう一つの世界(アワーワールド)では彼女たち4人は人気アイドルとして活躍をしていた。違う人生を送る自分に会ってしまったアリサは人殺しを続けることに葛藤し、4人の関係がぎくしゃくし始めた時、柳生がワームホールを作って彼女たちをこちらの世界に送ったのは自分だと語り始めた。真実を知って動揺する4人。しかし陰謀の黒幕・豪徳寺(金子昇)と戦闘員たちは容赦なく彼女たちに迫ってきた。
さえないサラリーマンの黄味島忠。偶然から上司の佳那と付き合うことになる。だが、会社では相変わらず佳那にしかられてばかり。家に帰ってからはうって変わって佳那に甘えられる日々だった。そんなある日、黄味島の連絡ミスから佳那の大事な取引先から契約を打ち切られてしまう。ひたすら謝る黄味島だが、佳那は「上司と部下でしかない」と切り捨ててしまう。黄味島はミスを挽回しようと頑張るが・・・。佳那は新任課長の黒崎との間に揺れる。黄味島も同僚の桃山さんやランパブの紫苑との間に揺れ動く・・・。すれ違う黄味島と佳那の気持ち。ついに二人は大喧嘩をしてしまうが・・・。
就職浪人のためフリーターをしている黄味島。ある日、引越しのアルバイト中に訪れた先の美女・佳那(原紗央莉)とふとしたことから一夜の関係を持ってしまう。その数日後、就職試験を受けたイズノスポーツの面接会場に佳那は面接官としていたのだった!黄味島は戸惑いながらも試験に臨む。なんとか、イズノスポーツの社員となった黄味島。同僚で大学の後輩・桃山(桜木凛)や同じ途中入社の茶谷らに囲まれ社会人としての一歩を踏み出す。そして上司はあの引越しの夜の佳那だった。偶然の出遭いに運命を感じるもなかなか切り出せない黄味島。茶谷と遊びに行ったランパブ嬢の紫苑(かすみりさ)とも酔った勢いから関係を持ってしまう。翌朝、紫苑の部屋を出てびっくり・・・。なんとお隣は先日引越しをした佳那の部屋だった。