鬼が笑う

鬼が笑う
各国の映画祭で絶賛!魂を揺さぶる衝撃作―
124分 / 2021 / 日本 / 日本語
あらすじ
それは愛する人のために犯した罪だった…。袋小路の男を描く骨太な人間ドラマ。母と妹を暴力から守る為、父を殺めてしまった石川一馬。社会復帰を目指し、更生保護施設で生活を始めるが、社会は彼を「人殺し」と非難する。彼は次第に生きる希望を失っていく。ある日、一馬は職場のスクラップ工場で外国人労働者へのいじめに巻き込まれる。皆がいじめから目を背ける中、なりふり構わず止めに入った中国人労働者の劉の姿に目を覚まされる一馬。劉との交流を通じ、自分の望む幸せを掴もうと立ち上がるが‥。
©2021 ALPHA Entertainment LLP「鬼が笑う」
解説
世界15大映画祭のひとつ「タリン・ブラックナイト映画祭」のメインコンペティション部門選出をはじめ、FIAPF公認「ソフィア国際映画祭」、「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」などの各国の映画祭で絶賛の嵐。海外で“現代のサムライ・ムービー”と評された映画『鬼が笑う』。優しい母と幼い妹を救うために、自らの手で荒れ狂う父親を殺めた石川一馬。父殺しという重い十字架を背負い、世間から「人殺し」と罵倒されながらも社会復帰を目指していた。しかし現実は厳しく、精神に異常をきたした母はカルト信仰という泥沼にハマり、妹は過去を封印するかのように母や兄とは距離を取って新たな生活を始めていた。生きる希望も意味も見失いそうになる一馬の前に一人の中国人労働者、劉煒が現れる。彼との交流を通して息を吹き返した一馬は、家族との関係修復のために再び動き出す。貧困、家庭内暴力、差別、偏見、外国人技能実習生問題。社会やから消えることのない負の連鎖。ややもすると内省過多に陥りがちなこれらのテーマを繊細な演出と構成力でエンターテイメントとしての強度も補完して具現化したのは、監督・三野龍一(兄)と脚本・三野和比古(弟)という二人三脚で世界を目指して映画製作に勤しんできた兄弟映画制作ユニットMINO Bros.。父殺しという罪を背負い息の詰まるような抑圧の日々を生きる男・一馬を演じたのは、MINO Bros.長編映画デビュー作『老人ファーム』(2019)でも主演を演じた演技派・半田周平。セリフだけに頼らず哀しき魂の軋轢を指先に至るまでの繊細な演技で体現した。一馬にとっての一縷の光となる中国人労働者の劉煒に扮したのは、『由宇子の天秤』(2021)で高崎映画祭・最優秀新進俳優賞を受賞した梅田誠弘。善良さをまとう悪徳社長・松本を憎々しくも冷徹に表したのは、岡田義徳。そのほか赤間麻里子、坂田聡、大谷麻衣、中藤契、大里菜桜、木ノ本嶺浩、ムーディ勝山ら実力派から個性派までのユニークな座組が実現した。“無理解”が横溢する劇中でリフレインされるのは「話し合おう」というシンプルかつ意味深長なセリフ。その言葉は現実社会の暗部を濃縮還元したかのような物語と対峙する我々に何を投げかけるのか?『鬼が笑う』というタイトルに込められた真意とは?寝ぼけたニッポンに鉄槌を下す、不幸度120%の劇薬エンターテイメントが斬り込んでいく。
スタッフ
製作会社:ALPHA Entertainment
監督:三野龍一
脚本:三野和比古
プロデューサー:三野博幸
劇伴:沢田ヒロユキ(ペイズリィ8)
助監督:宮本亮
撮影:金山翔太郎
照明:本間光平
録音:百々保之
美術:TENTEN
キャスト
半田周平
梅田誠弘
赤間麻里子
坂田聡
大谷麻衣
岡田義徳
配信期間
2023/02/15 ~ 2030/03/31
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