散歩時間~その日を待ちながら~

散歩時間~その日を待ちながら~
いつかきっと“今”を懐かしく思えるときがくるから
95分 / 2022 / 日本 / 日本語
あらすじ
「未来のことはわかんないからさ、とりあえず良いことが起こることにしとこう。」舞台は2020年11月17日。婚約をしたものの、コロナの影響で結婚式をすることができなかった20代の亮介(前原滉)とゆかり(大友花恋)。引っ越しの整理もままならない二人だが、都会から離れた町に住む真紀子(柳ゆり菜)の自宅で友人たちがお祝いパーティーを開いてくれることになり、稲田(中島歩)や圭吾(篠田諒)、そして真紀子の知り合いのインフルエンサーちひろ(めがね)らが集まる。しかし、自分の意見に合わせるばかりで、本音を話さない夫に不安を募らせていたゆかりは、彼の隠し事を知ってしまい、祝いの席に不穏な空気が漂ってしまう。同じ空の下、様々な人物がやり切れない想いを抱えて毎日を過ごしている。急増するデリバリー案件に答えながら出演舞台が中止になる日々を送る30代の若手俳優の片岡(アベラヒデノブ)、帰省できず里帰り出産のわが子を抱くこともできない40代のタクシードライバーの淡路(高橋努)、そして、学校イベントのほとんどが中止となり、長年の恋心さえも伝えられずにいる中学3年生の光輝(山時聡真)と鈴(佐々木悠華)。
©2022「散歩時間~その日を待ちながら~」製作委員会
解説
何も思い通りにいかないし、誰もがいつの間にか諦めることに慣れてしまっていた──それでももう一度、前を向こう。大切な人たちと触れ合いながら、明るい未来に向かって生きていきたいという願いは、やがて現実となって瞬きはじめるだろう。「何かあったら」と、漠然とした不安が蔓延していた2020年。秋ごろにはマスク、ソーシャルディスタンス、オンラインといった新たな生活様式が“日常”に変化しつつあった。新型コロナウィルスの感染拡大により行動が制限され、友人同士と集まることも難しく、やりたかったこと・行きたかったことが叶わない現実に、慣れていく自分。どこにもぶつけられない怒りを抱えながら、苦しい日々が続いた。しかしそれは、「世界中の誰もが」同じ状況。自然と社会の速度は緩やかになり、自分や家族と対峙する静かな時間を過ごしながら「これまで」と「これから」を考えるようになった。そんな、散歩するようなゆっくりとした時間が訪れたことは“いいこと”だったのかもしれない。同じ空の下、世代によってどのような感情を抱え、今を生きているのだろうか。本作では10代から40代まで世代も職業も異なる人々が過ごした、2020年の「しし座流星群」が降った一夜を映す。何気ない日常風景には、しんどかったことも、いいことも切り取られる。そこに重ねられたロマンチックな現象は光となり、肩を重ねる主人公たちを見て「未来はきっといいことになる」と願わずにはいられない。希望を忘れない、私たちが懸命に生きる”現代”を記録した新しい作品となった。
スタッフ
監督:戸田彬弘
プロデューサー:深澤知
脚本:ガクカワサキ
音楽:茂野雅道
撮影:春木康輔
照明:大久保礼司
録音:岸川達也
美術:中村哲太郎
スタイリスト:小宮山芽以
キャスト
前原滉
大友花恋
柳ゆり菜
中島歩
高橋努
篠田諒
山時聡真
佐々木悠華
めがね
アベラヒデノブ
配信期間
2023/08/02 ~ 2030/03/31
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