ナイン・マンス

ナイン・マンス
カンヌ国際映画祭で称賛された重要作
93分 / 字幕 / 1976 / ハンガリー / ハンガリー語
あらすじ
ユリは工場勤務の傍ら、農学を学んでいる。工場の上司は彼女と恋に落ちる。ユリは彼に誠実な関係を望むいっぽう、前パートナーとの間に子どもがいる事実を隠している。やがて彼女の秘密は明らかになるのだが、上司は子どもの存在を受け入れるだけの心の準備ができておらず……。
©National Film Institute Hungary - Film Archive
解説
ドキュメンタリー作家としてキャリアをスタートさせたメーサーロシュが、作為性や修飾を極限にまで削ぎ落した「真実」の記録。1977年、カンヌ国際映画祭の並行部門である監督週間で上映され高い評価を受けたいっぽう、実際の出産の様子を収めたラストシーンに対して抗議も相次いだ。「なぜ出産を見せたのか」との問いに対し、メーサーロシュは2016年のインタビューで「なぜ男性の監督は死や殺人、破壊行為ばかりを語りたがるのですか」と切り返している。出産の撮影は秘密裏に敢行された。撮影をサポートする医師がなかなか見つからず、最終的に若い医師が匿名で引き受けた。この医師を説得したのは撮影監督のケンデ・ヤーノシュだったという。ユリを演じたのはモノリ・リリ。メーサーロシュはオファーをするまで彼女が懐妊していることを知らなかった。進んでこの役を引き受けたというモノリは、まさしく決死の覚悟で自らの決断を下したのだろう。
スタッフ
監督:メーサーロシュ・マールタ
脚本:ヘルナーディ・ジュラ
脚本:コーローディ・イルディコー
キャスト
モノリ・リリ
ヤン・ノヴィツキ
べレク・カティ
ジョコ・ロシッチ
ヴィーグ・ジェンジェヴェール
配信期間
2025/11/01 ~ 2029/05/04
詳細情報を開く
ご購入はこちら

レビュー

視聴について

ご購入時から視聴有効期限内、視聴いただけます。
日本国内でのみ視聴可能です。日本国外からはご利用いただけませんのでご注意ください。

この作品をシェア
レビューを書く
ニックネーム
※投稿にはニックネームの登録が必要です
ありがとうございます。投稿を受け付けました。
審査を行った後、二週間ほどでサイトに反映されます。
しばらくの間、お待ちください。
「確認する」ボタンをクリックすることにより、レビューガイドラインに同意するものとします