戦火の愚かなる英雄

ナチスに生贄を捧げる愚か者たち―。

あらすじ

第二次世界大戦下の1944年。ナチス占領下のルーマニアの村に住む少年アレックスが1人で野原にいたところ、顔見知りのドイツ兵がやってきた。彼はサイドカーのバイクを貸してくれ、夢中で遊んでいたその数分後、声をかけようと振り返ると、そこには喉を切られ死んでいるドイツ兵の姿があった。それを受け、ナチスの将校は犯人を見つけ出すことを要求、翌朝までに見つけられなかった場合は村の有力者10人を処刑すると宣告。ヨハネス神父は村を守る為、頭に銃弾を受け、知能障害がある教会の使用人イプに、盛大な葬儀を約束する代わりに犯人になってほしいと懇願するのだが、彼の親友でもあったアレックスは、大人たちの残酷な行いに疑問を感じ始める。

解説◆権力者10名の命は、1人のはみだし者に託された―。ドイツ兵殺害事件に翻弄される人々をブラックなコメディタッチで描く戦争ドラマ！ルーマニアのある村で何者かにドイツ兵が殺害される。ナチスの将校は明朝までに犯人が見つからなければ、村人の権力者10人を射殺すると宣告。それにより権力者として選ばれた神父や、医師、市長などが絶望する中、村に住む元フランス兵士で知能障害を持つ男を身代わりとしてターゲットに選ぶのだが…。ナチス占領下の村で起きたドイツ兵殺害事件に翻弄される人々の姿を描く戦争ドラマ！

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