アント・ヒル・キッズ　一夫多妻カルト集団

彼はモーゼでも神でもない…。

あらすじ

ポーラは児童相談所のソーシャルワーカーとして、貧困や虐待の境遇に晒されている児童の保護を担っている。ある時、彼女は支援を求めて来所した子連れの女性スゼットとリーズを担当。彼女たちはリーダーのロックと小さなコミュニティを形成し、総勢29人で共同生活を送る集団だった。しかしそのコミュニティが”機関”に指定されたため、彼女たちに公的な支援を行うことは許されなかった。後日、同僚とコミュニティを訪れたポーラだったが、突然の来訪にも関わらずロックや女性たちに笑顔で歓待される。しかし部屋の隅に固まり、無表情でこちらの様子を眺める一部の子供たちや、児童相談所に来た際のリーズ暗い表情と、目の前で見る満面な笑みの対比に不穏なものを感じ調査を始める。

解説◆いかにして女性たちの洗脳を解き、その凶行を明らかにできるのか？カルト集団の狂気に挑む、ソーシャルワーカーの苦悩と孤独な戦い！自らを“モーゼ”と呼ぶ狂信的な男が束ねる集落には、彼を慕う女性たちや彼との間に生まれた子供たちなど29人が暮らしていた。児童相談所に勤めるソーシャルワーカーが、男による精神的・肉体的虐待を確認したものの、女性たちは彼から離れようとしない。いかに彼女たちの洗脳を解き、その凶行を明らかにできるのか―。信じがたい集団生活が衝撃的に描かれるとともに、虐げられた女性と子供を救うため、狂気のカルト集団に対峙する女の奮闘を描くサイコ・サスペンス！本作は1980年代後半、カナダに住む“アント･ヒル･キッズ”というカルト集団内で実際に起きた殺人事件を基にした作品。

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