溜まりにたまった仕事を放り出して、パタリロは旧友「ヨハン」の元を訪れた。どうやヨハンは妹「クリステア」にまつわる困難な状況を抱えており、それでパタリロに助けを求めたようなのである。ヨハンによると、ゲルマンという男が詐欺まがいの手段でヨハン兄妹に莫大な借金を背負わせたらしい。そのためクリステアが借金のカタに連れ去られ、無理矢理に結婚を迫られているというのだ。
ロンドンの大富豪の遺産が、飼い猫に相続されるという話題が世界に報じられた。しかしその話題を笑って受け取れない人々がいたのである。それは富豪の4人の子供たちだった。そのため、話題の猫「メリージェーン」が子供たちから命を狙われることになってしまう…。屋敷から逃げ出したメリージェーンを助けたのは、いつもマリネラ大使館にエサをもらいにやって来る野良猫「ニャンコ」だった。彼女にひと目惚れしたニャンコは、メリージェーンを伴ってパタリロがいるマリネラ大使館へとやって来る。
バンコランとの約束を「仕事だから」とドタキャンされたマライヒ。これにはバンコランを心から愛するマライヒと言えども、さすがに我慢の限界だった。彼は早速荷物をまとめると、ロンドンのマリネラ大使館へと家出してしまう。大使館でパタリロにおちょくられつつ、それでも悩みを打ち明けるマライヒ。少しはかまって欲しい…そんなワガママすらバンコランには通じず、苦しくて仕方ないらしいのだ。そこでパタリロは気分転換のために植物研究所に連れて行こうとする。
近頃のプララは何かと気難しい。年頃の女の子らしく両親に反発するようになったのだ。特にプラズマには冷たく「女々しいから」とイライラする。そのためパタリロは、彼女をヨーロッパの寄宿学校に留学させようと考えた。学校でのプララは人気者だった。彼女は王宮の宝石を身に着けていたし、何より自分がロボットであることを隠している。さらに荷物の中に隠れていたプラズマを「召使い」だとクラスメイトたちに説明したことで、いっそう注目を浴びた。
バンコランにパーティーの招待状が届いた。差出人は彼の情報部の大先輩で、今は引退したという「カール・グローブナー将軍」。仕事でいっぱいのバンコランだったが、マライヒの誘いと大恩人の招きという理由で出席を決める。バンコランに会いに来たパタリロも、彼についてパーティーに出席した。だがそこには外交官特権を使って諜報活動をする大物スパイ「ベネット」もいて、バンコランは気が休まらないよう…。そんな折、何と将軍の殺人事件が発生してしまう!!
パタリロの様子がおかしい!! 突然、常識人になってしまったのだ!! 仕事は真面目にするし、大臣たちの気のたるみを厳しく罰しようとする。バンコランは、自分がひと晩中パタリロを説教したせいだと考えるが…。暴飲暴食もせず、勉強に仕事にスポーツにいそしむ、健康的な少年そのものの生活をするパタリロ。これにはタマネギたちも調子を狂わされてばかり…。しかも自分で警察長官を独房に閉じ込めて書類整理をさせていたのに、その非道を後悔し長官を助けようとする。
パタリロ10世に呼ばれ、未来へとタイムワープしたパタリロ。何事かと思ってみれば、未来のタマネギ部隊こと「ヒマワリ部隊」のひとり「23号」が、タイムマシンで過去へと時間旅行に行ってしまったらしい。23号に壊されたタイムマシンの修理完了を待たず、10世はパタリロにフランス革命当時のパリに連れて行って欲しいと頼んだ。喜んで引き受けたパタリロは、10世と共にその時代にタイムワープし、23号が現れるだろうベルサイユ宮殿の晩餐会に潜り込む。
マライヒにボディガードを頼もうと、パタリロがバンコランのマンションを訪れた。バンコランも了承済みとあればマライヒも納得するしかなく、頭を抱えながら渋々受けることにする。しかしそこに、マライヒに想いを寄せる少年「マーク」が現れて…。マークがパタリロの変装にそっくりだったことから、すっかりマークとパタリロを混同してしまったマライヒ。引っ越しをすることになったマークはマライヒに手紙を手渡しに来ただけなのに、パタリロだと勘違いされて共に行動することになってしまった…。
タマネギ部隊には、エリート中のエリートで構成されたスパイ専門要員「黒タマネギ部隊」が存在している。そのMI6に潜入した黒タマネギからパタリロに、バンコランの浮気疑惑がもたらされた。もともとバンコランの弱みを握る目的でMI6に潜入させたのだが、その効果は予想以上のものだった。どうやらバンコランは給料の一部を別に受け取り、浮気のために使っているらしい…。相手は寄宿学校の「エディ」。定期的に訪れるバンコランに想いを寄せる美少年である。
最近のプララには、ある悩みがあった。自分と同じくらいの年齢の、ロボットの友だちを欲しがっていたのである。それをパタリロに頼むと、彼は「以前から考えていた」…と、“お兄さんロボット”を作る計画を打ち明ける。スクン1での失敗以来、打倒パタリロ&パラズマに執念を燃やしていたスカンキーは、王宮地下に密かに作ったラボでそのやりとりを監視していた。そして「これぞチャンス」…と、“お兄さんロボット”ことアルファ・ランダムの知能回路を取り替えて自分の手先にしてしまう。
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