アバンの使徒対ハドラー親衛騎団の戦いが続く。マァムとアルビナスの死闘は、想いの強さが勝ったマァムによって哀しい終止符が打たれ、ヒュンケルとヒムの戦いはパワーアップしたヒュンケルが圧倒した。だが、シグマと対峙するポップは、シャハルの鏡にことごとく呪文をはね返され、苦戦を強いられていた。シグマに通用する唯一の呪文メドローアを巡って、二人の壮絶な駆け引きが繰り広げられる。
ハドラー親衛騎団との戦いを制し、ダイの元に戻ってきたポップたち。彼らが目にしたのは、ダイとハドラーの想像を絶するほどに激しい衝突だった。二人の周囲には高密度のエネルギーの熱風が巻き起こり、何人たりとも近寄ることはできない。その苛烈さは、まさに魔界の伝承にある「真竜の戦い」の再来だった。レオナたちはダイの身を案じつつも、戦況を見守るしかなかった。そんなとき、ついに決着の時が訪れる――!
ダイの新技・アバンストラッシュX(クロス)を受けながらも執念で再び立ち上がったハドラー。自らの生命を燃やし、親衛騎団への思いを胸に、正真正銘最後の勝負を挑んでくる。受けて立つダイは、次なる攻撃手段として魔法剣を選択。威力ではアバンストラッシュXには及ばないが、ダイに残されたもう一つの切り札とは……!? 互いのすべてをかけた最後の一撃が激突する――!
キルバーンの卑劣な罠により、魔界の炎に閉じ込められてしまったダイ、ポップ、ハドラー。強烈な炎は少しずつ彼らの心身を追い詰めていく。呪文で炎をせき止めていたポップも徐々に消耗し、脳裏に絶望がよぎり始める。だが、その時一筋の光明が差し込む。果たして、この絶体絶命の状況を打開することができるのだろうか……!?
ポップとハドラーを魔界の炎から救ったのは、死の淵から帰還したアバンだった!天へと昇りゆく誇り高き宿敵・ハドラーを見送ったのち、改めて師との再会に歓喜するアバンの使徒たち。涙に顔を濡らしながら師に抱き着くダイ、ポップ、マァム。さまざまな感情が入り混じり、顔を向けられないヒュンケル。アバンもまた愛弟子たちの成長を心から称賛する。
突然、アバンが弱く戦いの役に立たないと言い放ったヒュンケル。彼はアバンと共に先へと進むことを拒否し、その場に留まって背を向けてしまう。ダイたちは兄弟子からの思いも寄らない発言に戸惑いつつも彼を残して前進し、やがてバーンパレスの城門に到着する。それは、かつてダイとバランが力を合わせて破壊した魔宮の門のごとき巨大な門だった。一行が当惑していると、アバンが一人、門の前へ歩を進める……。
アバンの破邪の秘法によってついにバーンパレスの門は開かれた。しんがりを務めるヒュンケルに背中を預け、ダイたちは城内へと突入する。探索を進める中で、アバンはレオナにだけとある願いを打ち明ける。一方そのころ地上では、一致団結した人間たちがザボエラのモンスター軍団を圧倒していた。形勢の不利を悟ったザボエラはある作戦を企てる。
窮地に追い込まれたザボエラが出した切り札・超魔ゾンビ。衝撃を吸収するそのボディは、ロン・ベルクの剣をもってしても切断不可能だった。しかも閃華裂光拳も、呪文も通用しない。クロコダインや人間たちは攻め手を欠き、次第にザボエラに追い詰められていく。その場にいる全員の士気が沈みかけるが、そのとき、北の勇者・ノヴァがひとり立ち上がった。彼は決死の覚悟で超魔ゾンビに向かっていく。
ロン・ベルクが超魔ゾンビを切り裂いて、決着をみたロロイの谷の戦い。だが、ザボエラは命からがら逃げ延びていた。クロコダインは、はいずりながらロロイの谷を脱出しようとするザボエラを発見する。出世欲に呑まれ、底辺へと堕ちたかつての仲間に複雑な思いを抱くクロコダインがとった行動は……?一方そのころ、バーンパレス城門前ではヒュンケルがモンスターを相手に死闘を繰り広げていた。そんな彼の前に信じられない人物が現れる――!
地獄から蘇ったヒムは、これまで以上に強敵だった。ヒュンケルはヒムの一瞬の隙を突いてグランドクルスを放とうとするが、最強クラスの戦士へと進化を遂げていたヒムはそれすらも回避してしまう。ボロボロの身体で立ち上がったヒュンケルは、拳と闘気のみでヒムとの最後の戦いに挑む。対するヒムも、全身全霊の闘気を込めた拳で迎え撃つ。闘志と執念のぶつかり合いを制すのは、はたしてどちらか。
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