80歳のミシェル。パリでの生活を終え、人生の秋から冬に変わる時期を自然豊かなブルゴーニュの田舎で一人暮らしをしている。秋の休暇を利用して訪れた娘と孫に彼女が振る舞ったキノコ料理を引き金に、それぞれの過去が浮き彫りになっていく。人生の最後を豊かに過ごすために、ミシェルはある秘密を守り抜く決意をする―。
那須塩原市を流れる川で、SUPのアウトドアガイドをしている君島賢司は、父を幼い頃に川の事故で亡くし、母と二人で生きてきた。その母を病気で亡くして、一人きりになる。母が生前言い残した「自由に生きなさい」という言葉、7年間世界を旅してきた女性との出会いを経て、自分の生き方は、ただ流されているだけなのだろうかと疑問を持つ。しかし地元の人と自然に癒され、再び自分らしい生き方を見つめ直していく。
目覚めると、そこは見知らぬ場所。男は誰かの悪いイタズラと思い最初は笑っていたが、銀行の金庫のような扉で閉じられた部屋にあるのは鍵のかかった鋼鉄製のロッカーと1匹のネズミの死体、それを天井の蛍光灯が照らすだけ。どんなに叫んでも誰も開けてくれそうになく、ただ時間だけが過ぎてゆく。2日目、ふとしたことでロッカーの鍵を見つけた男は、その中にあったガスボンベを使い、何とか扉を開けようとする。しかし開けることは不可能に近く、水も食料もないなか、限界を感じながらも大きなノミとハンマーを使い、壁に穴を開け始めた。その後、壁の向こう側に抜け出すことに成功する。するとそこには大きな棺が置かれていた。その中からアフリカ系の女が現れるが、女とは言葉が通じなかった。
ハンプトン百貨店社長の孫娘として自由気ままなセレブ生活を謳歌していたローレン。今年のクリスマスも友人と一緒にスイスで休暇を楽しむ予定だったが、いつまでも後継者としての自覚がなく、遊び歩くローレンに業を煮やした祖母からクリスマスシーズンにハンプトン百貨店で働き結果を出すことを厳命される。働くことが嫌いなローレンは海外に脱出しようと画策するが、このままでは相続人から廃除すると祖母から伝えられ渋々と出社。しかし、セレブ生活の感性が抜けない彼女とクリスマス商戦の結果で昇進が決まる店長のエイダンとの相性は最悪だった。仕事を辞めたいけど辞められないローレンと、彼女をすぐに辞めさせたいエイダンとの不毛な駆け引きが始まるが…。
1948年、スイスの山岳地帯で岩塩坑の鉱夫たちが偶然エメラルド鉱脈を発見するが、巨大な肉食甲虫の群れに襲われ坑道は埋没する。それから約半世紀後、冒険家マルセルの依頼で、家族を現地まで同行させることを条件に、スイスの鉱山調査の案内を務めることになった山岳ガイドのジョン。地下に潜った一行は、凶暴で無数に蔓延る巨大甲虫に次々と襲われる。地上に残された家族にも迫る未知の脅威。地底深くでの命をかけた死闘が今、幕を開ける!
1627年、フランス。故郷ガスコーニュからパリへとやって来た青年ダルタニアンは、王の親衛隊「三銃士」への入隊を志すが、ささいな誤解からアトス、ポルトス、アラミスという3人の剣士たちと決闘寸前の騒動に。やがて彼らは、王政を揺るがす陰謀と宗教戦争の渦中に巻き込まれていく。
武装集団が人質をとりドイツ国立歌劇場を占拠する事件が発生。現場に送り込まれた特殊部隊員マテオの活躍で事件は解決するが、この事件でマテオの戦友ジョンが非業の死をとげる。無二の親友の死にショックを受け引退、ルーマニアで一人静かな生活を送っていたマテオだが、ジョンと誓った彼の家族を守るという約束を果たすため、彼の元妻ヘレンと娘アンジーの住むアムステルダムへと向かう。ジョンの死に責任を感じるマテオを暖かく迎え入れてくれたヘレン。アンジーもマテオに懐き、束の間の平穏な日々を送るマテオ。だが、ヘレンの今の夫であるポールが犯罪組織のボスであるガブリエルの金を横領したことで事態は急転直下、ポールへの報復としてアンジーが誘拐されてしまう。犯罪組織壊滅に動いていたインターポールのシーラの協力の元、マテオはアンジーを取り戻すため動き出す。果たして、マテオは無事、アンジーを奪還できるのか!?
今では廃墟と化したスプリングフィールド分譲地の草原で連続殺人事件が発生。ボン巡査部長とローマン警部補は捜査に乗り出すが、その地で、何かを捜索するジョイスという少女に率いられた若者ら一行に遭遇する。彼らは、かつて親族を殺された自分たちの親が、その復讐のために殺し屋を殺害し、この地に埋めたと明かす。すべての災いは、その霊の仕業であり、それを食い止めるには骨を掘り起こす必要があるのだと。そして、戸惑うボンとローマンの前に突如、ハットを目深に被った謎の殺人鬼が現れる…。
2017年に撮影を開始し7年間の密着取材の中で、大仁田厚だけでなく関係者にも取材を行い、今も現役で戦う理由が明かされてゆく。取材班は、FMW崩壊の真相に関して取材を申し込むが拒否される。しかし、あることをきっかけに大仁田は真相を話す。真相を話したあとにケジメとして、ある場所に向かうのだが、、、
過去のトラブルから逃れるようにマニラへと戻ったJCは、内縁の妻マリテスと共に実家へ。母親たちとの共同生活が始まった。兄のパウは、マッチョダンサーとして夜の街で働きながら家族を養っていた。その妻ジョシーは、家計のやりくりに苦労しながらも、献身的にパウと家族を支える。家にはもう一人、虐待を受けた過去のある養女のクイニーも同居していた。一つ屋根の下に暮らす家族のため、JCは兄の誘いでマッチョダンサーの職を得る。そのクールなビジュアルから、すぐに彼目当ての客がつくようになったが、マリテスへの愛から、彼は頑なに身体の関係を拒む。一方、パウは強力なパトロンであるアランの誘いを受け、密かにアメリカ行きを決めていた。そんな折、母セリンとクイニーは、家計を助けるために食堂を始める。店は常連客もつき、順調に軌道に乗っていたが、ある晩、閉店間際に二人の暴漢が店に押し入り、クイニーに暴行を加えるのだった……。
3本の古い殺人ビデオが発見された。最初の被害者は17歳のヘスス。氷水の風呂に漬けられ、冷たい体のままレイプされた彼女は辛くも生存できたが、何日か事情徴収を受けたあとで姿を消してしまった。2人目の被害者マルセラも、途中で犯人に飽きられたことで命だけは助かったが、やはり事情徴収の後で音信不通になった。3人目はマルセラの事件をテレビで報道したレポーターのカタリーナ。エミリオという男に監禁された彼女は、他の女性の殺人ビデオの撮影現場を見せられたあとで凌辱された。それから10年後、カタリーナは復讐のためにずっと事件を追いかけ続け、この3本のテープを入手する。
作家のリサは、性と暴力を赤裸々に描いた犯罪小説で世界的な人気を誇っていた。端麗な容姿と挑発的な作風で注目を集めていたが、正体不明の男にレイプされて以降、彼女の人生は一変。原稿も書けず、精神的に不安定な日々を送っていた。精神科医の訪問診察を受けながら自宅に引きこもり、悪夢と幻覚に苦しみ、禁じられた処方薬と酒を併用してさらに症状を悪化させていく。そんなある日、レイプの様子を盗撮した映像が入ったUSBメモリが届く。警察に通報するも、一緒に映像をチェックすると、そこにはレイプ映像が存在せず、侵入の痕跡も見つからなかった。周囲はリサの正気を疑い始め、リサ本人も現実と幻覚の境界が曖昧になるなか、狂気の行動へと突き進んでいく。
田舎のとある高校。生徒の一人「安積桃奈」は、不完全燃焼だった高校生活を振り返っていた。そこで桃奈が思い立ったのが、所属していたダンス部での「卒業イベント出演」だ。しかし、それを元ダンス部のメンバーに話すも、皆なかなか良い返事をくれない。さらに、担任の「中尾円佳」にも相談するが、事を荒立てたくない学校側は協力的ではなかった。それでも何とかイベント出演を実現しようと孤軍奮闘する桃奈を祖母だけは応援をした。祖母はいつでも桃奈の強い味方だった。やがて、反対していた元ダンス部のメンバーたちも桃奈の熱意に心動かされてゆく。そしていよいよイベント出演が迫ってきた。しかしその時……思いもよらぬ出来事が桃奈を襲うのだった。
私の平和な生活に少女が現れた!非社交的な少年と素直な少女のロマンス・コメディ!大学祭の日、誰もが軽い恋愛を楽しむ日。ロボット部の3人の男子は、工学部の「スマート・アベンジャーズ」と自称している。しかし現実には、彼らは9888日間、女の子とデートしたことがない。その時、素直な女の子、ヒェジンが臆病な男の子、ヒソに近づいてきた。本とYouTubeで愛を学んだ男子たち。この秋、彼らは独身から抜け出せるのか?
西暦2150年、地球外生物《エイリアン=虫獣(ちゅうじゅう)》が突然地球に襲来。人類は地球防衛連盟を結成する。この未曽有の災害に直面して、地球防衛連盟は身を挺してエイリアンと生死を懸けた戦いを展開していた。そして15年後、エイリアンとの戦いはまだ終わってはいない。人類を越える叡智を持つエイリアンは、人類の体内にウィルスを注入して、人体DNA改造を行うという進撃を始めるのであった!
ここ10年、恋愛と縁がなく、おしゃべりで空気が読めない、でもどこか憎めない“こじらせ女子”デブ。独立記念日前夜、親友ルビーとバーでお酒を浴びていたデブは、魅力的な男性ライアンに一目惚れし、酔った勢いで逆ナンパに成功。翌朝、ライアンのベッドで目を覚ましたデブだったが、相変わらずのマシンガントークも通用せず気まずいムードのまま、家から追い出されてしまう。?しかしデブが外に出ると、いつもは静かな街が、ゾンビの大群で溢れかえっていた!ひとまずデブの車に避難した2人は、生き延びるために協力。すると、恋はもちろんサバイバルにおいても不器用で猪突猛進なデブの“暴走系ポジティブ力”が、意外な強さを発揮する。果たして2人は、ゾンビの脅威から切り抜けられるのか!?
アメリカ・ミネソタ州。ある日、不可解な火災が相次いで発生する。出火元も延焼ルートも不明。現場に残されていたのは、燃え尽きた遺体と、まるで意思を持つかのように動く炎の痕跡だった。消防士歴6年のジェイクは、目の前で仲間を失いながらも、その“炎”の正体を目撃。それは竜のような形をした、まさに生きているかのような炎だった。やがてジャックは元消防士ダッチと出会い、「あの炎は太陽の爆発によって生まれた宇宙生命体だ」という衝撃の真実を聞かされる。40年前、地球に飛来した炎に恋人を奪われて以来、ダッチはその“炎の怪物”を追い続けていたという。ジェイクは、国家消防局のアンドリュースと共に、地球を焼き尽くそうとする未知の炎に立ち向かう。
人も、家も、街も、溶けるあらゆるものを浸食し、どこまでも襲ってくる。想像を絶する死の雨から、あなたは逃げられるか?異常な猛暑に見舞われたフランスの上空に突如、不気味な雲が現れる。それは南米に壊滅的な被害をもたらした酸性雨を降らせる危険な雲だった。あらゆるものを溶かす強酸の雨は容赦なく大勢の人間の命を奪っていく。フランス全土が大混乱に陥るなか、安全な場所を求めてあてどなく彷徨う親子の行く手には高濃度酸性雨のさらなる恐怖が待ち受けていた……
2020年、熊本を襲った豪雨から3か月。母の訃報を受けた孝之(中原丈雄)は22年ぶりに帰郷するが、仮設住宅で暮らす息子の文則(渡辺裕太)は、かつて自分を捨てた父に心を開こうとしない。幼馴染の宏一(三浦浩一)が営む旅館「三日月荘」もまた半壊の痛手を負っていた。女将の雪子(清水美砂)が再建を願う一方、父を土砂で亡くした宏一は前を向けず、災害は夫婦の間にも亀裂を生む。その頃、球磨川くだりの再開を信じて船頭を志す文則は、かつての同級生・樹里(篠崎彩奈)と再会。隣人の直彦(不破万作)と妻のさとみ(宮崎美子)は仮設から自宅に戻ることを決め、孝之も水害で荒れた田畑の開墾に希望を見出していく。「居場所ばなくしたら、自分で取り戻すしかなか」 河とともに生きてきた人々は、それぞれの歩み方で明日へ進もうとしていた――。
1940年代末、15歳で名家の主人の妾となった少女。若い体を求めつつも、普段は無関心であまり訪ねてこない夫を待つ日々の中、彼女の心を揺らしたのは家の前で歌をうたう青年の声だった。秘めた憧れは恋に変わっていくが、その歌が向けられていたのは隣家の娘。触れられぬ愛と知り失意に暮れる少女は、ある日主人の店で働くという店員のキムと出会うのだが…。。
18世紀半ば オーストリア北部の小さな村。古くからの伝統が残るその村に嫁いだアグネスは、夫の育った世界とその住人達に馴染めず憂鬱な生活を送っていた。それだけでなく、彼らの無神経な言動や悍ましい儀式、何かの警告のように放置された腐乱死体など、日々異様な光景を目の当たりにして徐々に精神を蝕まれていくアグネス。極限状態に追い込まれ、現実と幻想の区別すらつかなくなった彼女はやがて…。
兄弟のように仲の良い刑事のミョンドゥクとドンヒョクは、中国マフィアが資金洗浄のために大金を本国に密輸するという情報を偶然入手する。ミョンドゥクは病気の娘の治療費を稼ぐため、ドンヒョクはギャンブルの借金返済のため、追跡不可能な大金の強奪を企てるが、邪魔が入り計画は失敗、さらには銃撃戦で大勢の死者が出る。刑事として自身の犯した事件を捜査することとなった二人は必死に誤魔化そうとするが…。
軍事境界線を警備する北朝鮮の部隊。まもなく兵役を終える軍曹ギュナムは、自由を求め韓国への脱走を計画。ついに決行しようとするが、下級兵士ドンヒョクに先を越され失敗。更にギュナムの幼馴染で保衛部少佐のヒョンサンは、脱走兵を捕まえた英雄としてギュナム祭り上げ、前線からピョンヤンへと異動させようとする。迫る脱走のタイムリミット。ギュナムはヒョンサンの目を盗み、再び軍事境界線を目指して決死の脱出を試みるが、予期せぬ困難が立ちはだかる。果たしてギュナムは生き延びることが出来るのか――。
東南アジア某国にある工場が、汚水の排出によって突然変異した巨大なオオトカゲを誤って生み出してしまう。工場主 吴德昌(ごとくしょう) は、現場監督 胡天照(こてんしょう) に命じ、山麓の村から住民を招集してこの野獣を退治させようとする。村随一の腕利き猟師 胡天明(こてんめい) と動物学者 赵小叶(ちょうしょうよう) は生態を手掛かりに巨大トカゲの巣を突き止めるが、その凶暴さは想像をはるかに超えていた。激しい追撃の末、一行は工場内に追い込まれ閉じ込められてしまう。こうして、生き延びるための決死の脱出劇が幕を開ける。
2011年、“アラブの春”の激化により、中東アムラキスタンは暴動と破壊の渦に包まれていた。アメリカの秘密軍事機関“ブラックヘイロー”は、混乱の中で極秘資産の移送を余儀なくされる。指揮官マクガークは、シーガー率いる特殊部隊を現地に派遣。ところが輸送中、アラブ人男性モーシンによって重要なケースを持ち逃げされてしまう。モーシンは機内から飛び降り、砂漠の奥地へと姿を消すが、支配者アンワールの手により拘束されていた。事態の打開を急ぐマクガークは、最後の切り札としてトムを送り込む。彼の任務は、モーシンの身柄とケースを確保するため、アンワールとの危険な交渉に挑むことだったが…。
ウィスコンシン州グリーンベイで、黒の風船を手にした謎のピエロが度々目撃される。目撃者がSNSに投稿した写真は瞬く間に拡散され、静かな街は一躍、世界中の注目を浴びることに。その後、面白半分にピエロの格好をして街をうろつく者たちが現れるが、警察は単なる仮装では逮捕できず、様子見の姿勢を崩さなかった。やがて、この謎のピエロは“ギャグ”と名付けられ、マスコミは“ギャグ・ウォッチ”という番組でその正体を暴こうと追い続ける。一方、地元の若者サラとタイラー、そしてピエロの扮装をしたクリスは夜の街を徘徊していた。調子に乗って街の人々を脅かしていたクリスだったが、駐車場で起きた事件をきっかけに、警察はついに“ギャグ”の行方を追い始める。
多彩な国籍の人間が割拠する90年代半ばの台北。レッドフィッシュをリーダー格とする4人組はお金も自由も愛も、思うがままに手に入ると信じている。ホンコンは女性をもてあそび、トゥースペイストはニセ占い師として稼ぐ日々。ある日、フランスからマルトという女性が台北にやってくる。新入りのルンルンはひそかにマルトに心を寄せ、彼らの関係が変化し始める。決して後戻りのできないところまで―。
15歳の少女ハイディは、母親の恋人とキスしているところを見つかってしまい家を飛び出す。やがて小さなスキーリゾート地に辿り着いた彼女はガソリンスタンドで仕事を見つけ、新しい生活を始める。性的にも成熟しつつあり、愛を得て孤独を癒すために男たちとの自暴自棄的な付き合いを始める。そんな時、ハイディの前にジョーという青年が現れ、二人は恋に落ちる。やっと本当の愛がつかめたかに見えるが・・・
サラはプラハの陸軍司令部で秘書として働いている魅力的な女性。権威的な母親の影響で、サラは他人と積極的に関わることなく周囲を観察することで孤独を埋めていた。そんな時、凛々しく、優美で、柔和な表情のマルティンに出会い、サラは瞬時に魅了される。二人のつながりは徐々に深まっていくが、マルティンはサラに秘密があることを打ち明ける・・・
交通事故を起こし記憶を失くしたまま目覚めたリアム。助けを求め近くの町に入るが目にするのは住民の死体ばかり。謎のウイルスか何かが大気中に広がっているのではと疑い不安になる。ようやく生存者を見つけたものの近寄ろうとした途端、突如目の前で死んでしまう。何が起きたかわからないまま、リアムに近寄ったことで続々と増える死者。分かったことはリアムの半径15メートル以内に近寄った者は皆死んでしまうということ。誰の助けも借りられず困惑するリアム。しかし、半径15メートル以内でも死なずにいる女性ジェーンと出会い、同じく記憶喪失の彼女と共にこの謎を解き明かそうとするが・・・
かつて日本の山々に実在した流浪の民・山窩(サンカ)。財産も戸籍も持たず、ときに蔑まれ、ときに自然の恵みを一身に浴びた。混乱の今、これまでを問い、これからをつくる私たちの物語。
古井栗之助は、施設育ちの雇われ探偵。育ての親・今日子から、裏社会の危ない仕事を回してもらい、なんとか生きている。ある日、元カノの女医ゆかりに衝撃の事実を告白された栗之助。その矢先、自殺した娘・柚子に盗まれた五百万円を探せ、という会社社長からのきな臭い依頼が入ってくる。栗之助はギャンブル好きの謎のオカマに付きまとわれながら、柚子の身辺を調査するが…。栗之助にふりかかった衝撃の事実とは?また迷宮入りした事件を栗之助は無事解決できるのか?
日中の街中を1人で歩いていたカン・スアは突然、何者かに誘拐され精神病院に監禁されてしまう。そして理由も分からないまま彼女は、強制的な薬物投与と暴力を受けることとなる。これまでに経験したことのない狂気の中で、病棟での出来事を手帳に記録していくスア。そして1年後、TVプロデューサー、ナムスのもとにスアの手帳が送られてくる。その信じがたい内容に興味を持った彼が、カン・スアに会いに行くと……。
真面目で評判だったキム課長は、ある日の帰宅後、家族全員を殺害して失踪してしまう。事件を担当する刑事ジョンフンは、会社の同僚たちに聞き込みをするが、誰もが多くを語ろうとせず、特にキム課長と仲の良かったインターンのイ・ミレは何かを隠しているようだった。刑事は、事件当日にキム課長が会社に戻ってきた映像を捉えた防犯カメラを入手するが、その後の彼の足取りがつかめない。同僚たちが不安がる中、同僚たちは次々に謎の事件に巻き込まれていく。
英祖が国王に即位した李氏朝鮮。英祖に反対するイ・インジャが率いる反乱軍は都へ北進を続けたが、安城で官軍に大敗し、リーダーのイ・インジャは義禁府に投獄されてしまう。彼を救出しようと朝鮮最高の武闘集団「御営庁5人衆」が残党らを引き連れ、乗り込んでくる。義禁府を守る若き司正キム・ホは、奪還を阻止すべく立ち向かい、命がけの戦いを繰り広げる。
仕事に没頭する刑事ジョン・ウェンは、半年も会っていない娘にナイトクラブに呼び出される。クラブのオーナー、ウーが恋人だと娘に紹介されるジョンだったが、直後もめ事の仲裁に入ると背後から何者かに殴られ気を失ってしまう。意識が戻るとジョンは娘を含む他の客とともに人質になっていた。やがてジョンは、これが5年前のある事件と関連していることに気づく……。
1936年。ユダヤ人のイレーンは、裕福な友人・スィルヴィアからある相談を持ち掛けられる。スィルヴィアは不妊に悩んでおり、イレーンに自身の夫との間で子どもをつくってほしいと言う。そうして生まれた子どもに莫大な財産の相続が約束されたのだが、彼らの関係は悪化の一途をたどる。その頃世界ではファシズムが台頭し……。
43歳のカタは工場勤務の未亡人。彼女は既婚者と不倫関係にある。カタは子どもが欲しいのだが、愛人は一向に聞き入れない。とある日カタは、寄宿学校で生活するアンナと出会い、彼女の面倒を見ることにした。次第にふたりは奇妙な友情を育んでいく。
ユリは工場勤務の傍ら、農学を学んでいる。工場の上司は彼女と恋に落ちる。ユリは彼に誠実な関係を望むいっぽう、前パートナーとの間に子どもがいる事実を隠している。やがて彼女の秘密は明らかになるのだが、上司は子どもの存在を受け入れるだけの心の準備ができておらず……。
マリの夫は偏狭な男で、ユリの夫はアルコールに依存している。彼女たちはつらい夫婦生活を乗り越え、慰めを求めあう。互いの葛藤を知ったふたりは、それぞれの人生を歩むべく、ある決断をする。
ビート・ミュージックのファンである若者たちは、うだつの上がらない日々を工場での労働に費やしている。ユリは不良青年のうちのひとりと婚約しているのだが、とあるミュージシャンと恋に落ちた。ギグを開くという彼とともに、ユリは小旅行へ出かける。しかし嫉妬深い婚約者と彼の不良仲間たちは執拗にふたりを追いかけ……。
恋愛に奥手で独身の売れない漫画原作者マサ(川口高志)は、長年疎遠だった父が危篤であることを知る。自分が充実している姿を見せることで、少しでも父を元気づけようと考えたのが、レンタルファミリーの女優を雇い「偽装妻」を仕込むことだった。一方、マサに「妻」として雇われたレンタルファミリーの女優カナコ(森川由樹)は、さまざまな偽りのキャラクターを演じる日々を過ごしている。ダンサーになる夢を抱えながらも、理想と現実のはざまで思い悩んでいた。こうして「ニセの夫婦」としてマッチングした2人はマサの父の見舞いに向かうが、ひょんなことから「妊娠」という嘘まで重ねることになってしまう。マサの父や親族の前では、“もうすぐ子供が生まれる夫婦”としてその場限りで振る舞い続ける2人だったが、思いがけずマサの父の容態が回復し、2人の偽りの関係にほころびが生じ始める・・・。
コロナ禍に韓国で誕生したジャイアントパンダのフーバオ。「幸福を与える贈り物」と名付けられた彼女は、韓国はもちろん、世界中から愛される存在へと成長した。4歳になる2024年、中国への帰国を間近に控えファンたちが悲しみに暮れる中、飼育員たちはフーバオの幸せを願い、中国行きの準備を粛々と続けていた。小さい頃遊んだようなハンモックを設置したり、大好きな菜の花畑を手入れしたり…。出発に向けた前向きな準備を整えながらも、次第に近づく別れを前に、飼育員たちの心も揺れ始める。
ある日のインタビュー取材で、「ライオンとヒョウに襲われたことが私の人生そのものになってしまった」と語った松島トモ子。取材が終わり街を歩いていると、突然目の前の景色が歪み、気を失ってしまう。ほどなくして意識を取り戻すと、見知らぬ不思議な空間に閉じ込められていた。ドアを叩いても、叫んでも誰も来ない。徐々に不安になるトモ子だったが、気が付くと目の前にサイコロがあった。意を決してサイコロを振ると、別の空間に移動し、トモ子自身も若返っていた。そこへ突如出現したサメが襲いかかってくる。
本作は、アリーナ公演までの道筋を描くショートドキュメンタリーから幕を開ける。渋谷の地下のクラブで小さく燃え始めた火種が多くの人々を惹きつけ、仲間たちとの越境的なコラボレーションを経てついに到達したアリーナステージ。その裏側にあるドラマと、約2時間に及ぶ公演本編を完全収録することで、Tohjiが積み重ねてきた足跡を余すところなく体感できる。 さらに、本公演の最後には「どうせ映画館でかかるならなんか作らない?」という発想から制作された短編映画も特別上映。音楽×映像表現の新たな可能性を提示する作品となっている。
幼馴染みのスカイとルーシーは高校3年生。親友の2人はいつも一緒にいるが、スカイの家が住宅開発会社社長の父、母、兄と暮らす裕福な家庭であるのに対し、ルーシーは酒浸りのシングルマザーが男を連れ込む複雑な家庭だった。そのためルーシーはスカイの家に憧れがあり、彼女が卒業後、地元を離れて大学に進学するのを寂しがっていた。そんなある日、ルーシーは「あなたと一緒にママになりたい」とスカイに詰め寄る。スカイは困惑しつつも先の話として約束するが、それから間もなくして初めてできた彼氏との初体験で、ピルを飲んでいたにも関わらず妊娠してしまう。一方のルーシーもスカイの兄アーロンと交際をはじめ、直後に妊娠が発覚、それぞれの親に知らせることになる。
パーティ続きの上司ララの代理で、“仮面パーティ”に出席することになったジュリアン。身分をララと偽りパーティに出席すると、偶然遭遇した男性の失礼な振る舞いに憤慨。最悪の出会いを果たすことになったが、彼こそがララが狙っていた最重要顧客だと知り、接触を図ることに成功。その男性は、ヴィタニア国の大使を多く輩出している一族の跡取り息子マイケルだった。その後、運よくマイケルを大使任命委員会の承認を得られるよう広報業務を担当することになったジュリアンは、自分がララではないと隠したままマイケルを担当することになるが…。
ジェフはアンティークカメラを託された写真家。ある日、撮影した写真を見返していると、悲しげな表情の美しい女性の一枚を見つける。素晴らしい一枚だが、ジェフは撮らなかった。この写真でジェフは称賛を浴びるが、その美しい見知らぬ女性が謎の状況下で殺害されたことが判明し、問題も持ち上がる…。
イビサに来た旅行者が人生の一大イベントに遭遇する。
1998年のサイゴン。都会の片隅に貧しくもつつましく生きる恋人たち。望まぬ性に生まれたサンはナイトクラブで歌い、ナムはボクサーとして懸命に暮らしていた。ある日、街のフィクサー、ミスター・ヴーンがナイトクラブに現れ、ステージで妖しくも華麗に歌うサンに目が釘づけになる。手術費用のため、ヴーンと逢瀬を重ねるサン。彼女を愛し、その思いを知るナムは、より稼ぎの良い闇の地下格闘技に手を染めてゆく...。容赦ない夜の世界に飲まれてゆく二人。愛ゆえにすれ違う二つの魂。嫉妬や裏切り、焦りや不安??運命の歯車が狂いはじめる...。激しくも、切なすぎる二人の愛はどこへ向かうのか??。
夫コルネリオからの暴力に耐えかねていたセレスティーナは、ある日、彼の浮気現場を目撃してしまう。怒りと悲しみに打ちひしがれた彼女は、息子のホアキンを連れて家を出る。お金も仕事のあてもないまま辿り着いた村の劇場で、バーレスクダンサーの求人を見つけるが、未経験を理由に断られてしまう。その時、かつて劇場の人気バーレスクダンサーだったロサリンダに出会う。彼女の口利きで、セレスティーナはダンサーとしての職を得る。セレスティーナのダンスは瞬く間に評判となり、劇場は連日超満員に。そんなある日、セレスティーナのもとに一輪のバラが届く。その日からバラは毎日届くように。そんなある日、セレスティーナは、バラの送り主であるレアンドロの姿を観客席に見つける。レアンドロの優しさに触れ、瞬く間に彼と激しい不倫の恋に落ちるセレスティーナだったが、その幸せは長くは続かなかった。ある日、コルネリオがセレスティーナとホアキンを探しに劇場にやってきたことで、事態は一変する?。
クリストス・ゴダスは2018年春から、人間の信仰や知識、そして物質的・精神的世界の関係を探求するための旅に出た。だが2020年、新型コロナウイルスのパンデミックが世界を襲い、人々の活動が大きく制限されるなか、彼の旅は一度終わりを迎えるかに思われた。いわゆる“アンソロポーズ”と呼ばれるこの時期、交通が激減し都市は静まり返ったが、その静寂の中で新たに見えてきた事実や気づきも数多くあった。彼はその気づきを胸に、人間の知識と信仰、物理学と形而上学のつながりをさらに探求し続ける。そして旅の終わりに、帰路についた彼が悟ったものとは?
“愛のカフェ”は、初デートやアニバーサリー、プロポーズなどに使われるロマンティックな人気店。店長のトリーナは店を愛し、休みも取らずに働いてきた。だが突然、大家から建物を売却するので、月末には出ていってほしいと宣告される。慌てたトリーナは2週間で建物を購入する資金を用意すると言うが、全くあてはなかった。そこへ店員パウロの友だちで売れっ子コメディアンのピートが、恋人でインフルエンサーのキムと来店。店の雰囲気に飲まれ、ピートはキムにプロポーズするが断られてしまう。ショックを受けたピートは、キムとのヨリを戻すことができれば購入資金用意の手伝いをすると提案。プロポーズを断られた原因を突き止めたトリーナは彼に恋愛指南を始めるが…。
ニューヨークでケーキ店を営むエマは、レシピ本を出すのが夢。そんな彼女がサノヴィア王国のアレクサンドラ妃から、女王陛下夫婦の結婚記念日を祝うパーティーのパティシェとして仕事を依頼される。王国に向かった彼女は厨房で、パーティーの料理を担当するアレクサンドラ女王の次兄、オリバー王子と鉢合わせ。エマは以前、オリバーとニューヨークのスーパーで1つ残った小麦粉をめぐって奪い合ったことがあり、第一印象は最悪。しかも几帳面なエマと、自分の勘や旬の食材を使って料理するオリバーとは正反対で衝突が絶えなかった。だが、王族なのに料理の道に入る夢を持つオリバーと厨房で過ごすうちに、エマは少しずつ彼に影響されていく。
宝石のような魅力と唯一無二のパフォーマンスでK-POPシーンをリードするIVE。アジア、アメリカ、ヨーロッパ、南米を巡ったIVE初のワールドツアー「SHOW WHAT I HAVE」のアンコール公演。眩いほどのビジュアルと完璧なチームワークで夢のような時間を届けてくれたIVE。彼女たちの軌跡を刻む数々のヒット曲を詰め込んだ豪華なセットリスト、圧巻のパフォーマンス、そしてメンバーの素顔に迫るインタビューや貴重な舞台裏映像まで――IVEの魅力を余すことなく詰め込んだ特別なライブコンサート映画。
北カリフォルニア、1986年夏。映画好きの友人たちと兄のキャスと共に、オリことオリーブ・オイルは生涯忘れられないキャンプ旅行に出かける。目的は、ハレー彗星の到来を飾る壮大な流星群を目撃すること。しかし、静かな星空観察の夜は一転、恐ろしい悪夢へと変わる―。彗星から飛来した隕石が、釣りをしていた年老いた水兵のパイプに落下、パイプを吸った老兵が最強最悪のマッチョポパイに突然変異してしまったのだ…。止められない殺人鬼ポパイによって、次々残忍に殺される若者たち…。果たしてオリは逃げ切ることが出来るのか―。