関係が冷え込む新米夫婦ヘススとマリアは、赤ん坊との新生活を始めたばかり。意見が対立するなか、ヘススはリビング用の小さなコーヒーテーブルを購入する。しかし、その何気ない買い物が家族の運命を一変させ、平穏だった日常は取り返しのつかない緊張と混乱へと変貌していく。
バカンスのためにとある島にやってきた4人の男女だったが、1人が行方不明になってしまう。残された3人は仲間を探すことにするが、その島には政府が極秘開発した凶暴な巨大人食いザメが潜んでおり……。
セックスとドラッグに溺れるトムは、歓楽街の売春宿を訪れるためアムステルダムへ向かう。そこで彼は闇市場に出回る最新の実験的ドラッグ「サメニナール」に手を出すが、その結果、半分人間で半分サメの、完全なる殺人マシーンへと変貌してしまう。
未確認生物ハンターのアビーは、「墓場の鮫太郎」の都市伝説を追っていた。サメ人間の姿をしている墓場ザメは、墓地で獲物を待ち構え人々を襲っていたのだ。アビーは墓場ザメから生き延びた人々と協力し、この怪物の闇に包まれた起源を究明していくが……。
都会の生活に疲れた銀行員ヘウォンは、子どもの頃を過ごした住民わずか9人の孤島を久々に訪れる。そこで彼女を迎えたのは、幼なじみのキム・ボンナムだった。しかし島でのボンナムの生活は、老人たちからは重労働を強いられ、夫や男たちによる暴力が日常化した地獄そのものだった。助けを求めるボンナムにヘウォンは寄り添えず、状況は悪化。やがてある惨劇をきっかけに、押し殺してきた彼女の絶望と憎しみが爆発し、島は凄惨な復讐劇へと転じていく。
第69回ヴェネチア国際映画祭で、韓国映画として初めて金獅子賞を獲得したキム・ギドク監督のサスペンス・ドラマ。冷酷な借金取立て屋として生きてきたガンドの前に、突然“母”を名乗る女ミソンが現れ、彼の荒んだ日常は静かに揺らぎ始める。無償の愛を注ぎ続ける彼女の存在は、ガンドの心に初めて温もりをもたらすが、その背後には、彼が積み重ねてきた暴力と深く結びついた真実が潜んでいた。母性と暴力、赦しと復讐が絡み合い、観客を予測不能の美しくも切ないラストシーンへと導く。
政治的な発言を機にテレビ出演数が激減したお笑い芸人、村本大輔。自由な「劇場」に居場所を求め、日本各地の舞台に立ち、自分の笑いを模索していた。韓国公演に飛び、アメリカでコメディ修行に奮闘する。そんな矢先に襲ったコロナ禍。各地の劇場は休業、彼は居場所を失った。苦悩する村本は地元・福井へ。家族への想いが溢れ出す。炎上芸人、嫌われ芸人と揶揄される村本の3年間の物語。
いつの時代も恐れるものは地中に潜む生命体である。この世界でも例外なく遺憾無く我々に襲いかかる。とある植物が繁茂する空間で3種類の生き物が日常を過ごすも何らかの影響により歪みが生じてしまう。3種たちは望まない影響により移動し、調達し、怒りだすのだー。
チュ・ヨンジャク(キム・ガンウ)は、韓国の最上流階級に属する財閥一家で、室長を務める純朴な青年。一家の実権は夫人ペク・クモク(ユン・ヨジョン)が握っており、彼女は自らの金を守るためであれば手段を選ばない苛烈な性格。夫であるユン会長(ペク・ユンシク)はその金を得るために愛の無い結婚を選んだ男。彼は虚しさを埋めるように、嫉妬深い妻の目を盗んでは若い女の肉体を貪り、欲望のままに生きていた。そんな一家の中で唯一の常識人である長女のナミ(キム・ヒョジン)は、ヨンジャクのことが気になっている。一家は微妙な緊迫感を漂わせながらも長く均衡を保ってきた。しかしあるとき、会長が戯れで手を出した外国人メイドの若く美しい肉体に溺れ、やがて妻との離婚を決意するに至ったことで、遂にバランスが崩れる。自らの体面を重んじる夫人は怒り狂い、腹いせにとヨンジャクに肉体関係を迫る。金のためにそれを受け入れたことで、ヨンジャクもまた狂った金と欲望の泥沼に足を踏み入れ、そして事態は更なる悲劇を巻き起こし始める・・・。
母親を失った高校生イニョン(イ・レ)は、家賃が支払えず家から追い出されてしまい、所属しているソウル国際芸術団の練習室で隠れて寝泊まりしていた。芸術団の60周年公演に向けて猛特訓が続く中、ある日、“魔女”と呼ばれ、完璧主義で生徒達に容赦なく厳しい態度をとる芸術監督ソラ(チン・ソヨン)に練習室での生活がバレてしまい、その日からソラの家で一緒に暮らすことに。年齢も性格も生活習慣も違う二人は、お互いに戸惑いを見せながらも、同じ時間を過ごすことで徐々に心を通わせていく。そんな中、イニョンを敵対視している芸術団のエース、ナリ(チョン・スビン)の不調をきっかけにチーム内で問題が勃発。イニョンをはじめとする団員たち、そしてソラの気持ちはバラバラになってしまう。公演開催の危機に迫られた芸術団のため、ソラはある覚悟を決めるが…
東アジアの魔都・新宿歌舞伎町。肩で風を切って歩くその男は、新宿中央署の新人刑事・相葉四郎。歌舞伎町生まれ、歌舞伎町育ちの相葉は、元暴走族総長で腕っぷしの強さと血の気の多さからいつも問題ばかり起こしていた。ある日、国際手配中の凶悪な犯罪集団を追って、韓国警察庁の刑事チェ・シウが来日する。初日から相容れず一触即発になってしまう2人だったが、手配犯が歌舞伎町に潜伏しているとの情報があり、即席のバディを組んで共同捜査を開始する。 対立しながらも捜査を進める中、ある集団強盗事件をきっかけに武闘派ヤクザと歌舞伎町最大のホストグループが大抗争に発展。さらにそこに犯罪集団も参戦し、戦場と化した新宿が、混沌の闇に包まれていく。 そして、その裏には国家権力も関わる巨大な陰謀が渦巻いていた――。
カリフォルニア州インランド・エンパイアの一角、サンバーナーディーノ。2010年7月9日、911に通報が入った。それは、数日間連絡の取れない友人の安否を確認してほしいという内容だった。保安官が邸宅に足を踏み入れると、幼い娘を含む一家3人が血を抜かれて殺されており、天井には謎のシンボルが描かれていた。殺人課刑事ジョセフ・カービーは、1993年から95年に発生し迷宮入りした連続殺人事件を思い出す。儀式的な手口、際立った残忍性――その符合は偶然とは思えなかった。そして当時、犯人が「ミスター・シャイニー」と名乗り警察に送りつけた手紙にも、同じシンボルが記されていた。15年前の悪夢は、まだ終わっていなかったのか―。
亡き父が残した借金を返すため、仕事を求めて地方から都会へやってきた青年マルロ。彼は、かつて父が面倒を見ていた男ケンゾーの計らいで、格安の部屋を借りることになる。ケンゾーの病弱な妻アモールに世話を焼かれながら新生活を始めたマルロだったが、ある日、自室の床に空いた小さな「覗き穴」を見つける。そこから見えたのは、階下の部屋で魅惑的な女性ニラがオンラインセックスで金を稼ぐ淫らな姿だった。さらにマルロは、仕事が行き詰まったケンゾーがニラの肉体の相手をし、金を恵んでもらっている衝撃の光景を目撃する。ケンゾーとアモール夫婦の絆は、すでに冷え切っていたのだ。ある日、いつものように覗き見をしていたマルロの視線に気づいたニラは、壁越しに彼を誘惑し、二人は背徳の欲望を交わし始める。一方、アモールも夫の不貞を知りながら、静かにマルロとともに穴を覗き込む奇妙な関係へと溺れていく。一つの覗き穴を巡り、4人の男女の愛欲と欺瞞が不穏に交錯していく中、マルロに激しい嫉妬を募らせたケンゾーは、やがて思いもよらぬ狂気の行動に出る――。
本作では年齢の異なる多数のパンダに密着。それぞれのライフステージを通して、パンダの一生を描く。表情から性格までパンダの個性は様々。大自然の中で野生復帰トレーニングに取り組むシエンシエンとその子ども。親代わりを務め、木登りの練習に励むルイルイら親子。母パンダによる授乳と人工哺育を交互に行うツインスワッピング法で育てられるパンチンの子ども。やんちゃな双子パンダのシャオルーとシャオジアンやパンダ界のトップスターことファーファー。香港で暮らす巨大パンダのアンアンとココや最高齢だったジアジアとアンアン。北京動物園の母親モンモンとモンランら5頭の子供たち。高齢となり余生を過ごすリンヤン、ガオガオ。さらに、上野動物園で暮らしたシャンシャンや韓国にいた大人気パンダのフーバオもチラリと顔を見せる。
完璧な息子、教養ある恋人、デート中にヒーローになりたい人のためのチンピラ役――。「マイ・コンパニオン」は、どんなシチュエーションもこなせる理想的な人物を提供する代理店だ。マティアスはそのトップパフォーマーとして、求められる役割を完璧に演じ分け、日々さまざまな人格を生きている。だが、恋人ソフィアに「本当のあなたを感じない」と告げられ別れを迎えたことで、彼の完璧な仮面は静かに剥がれ落ちていく。さらに、あるクライアントとの想定外の出来事をきっかけに、マティアスの歯車は少しずつ狂いはじめ、やがて現実と虚構の境界も曖昧になっていく…。
新学期を迎え、ハイスクール最上級生となったメアリベス。しかし前学期、生徒会長選挙を辞退して以降、SNSでは彼女への誹謗中傷が絶えなかった。原因は、かつて流出したメアリベスのヌード写真の件を、対立候補だったトビーが学校新聞の記事として取り上げたことだった。そんな中、突如SNS上に“EC”という匿名アカウントが出現。次々と生徒たちのスキャンダルを暴露し始める。さらにECは、写真流出の犯人がメアリベスの親友ソフィーだと投稿。事態は一変し、誹謗中傷の矛先はソフィーへと向けられていく。やがて追い詰められたソフィーは、自ら命を絶ってしまう。親友を失った悲しみと怒りを胸に、メアリベスはPCオタクの友人レイとともに、“EC”の正体と事件の真相を追い始めるのだが…。
生徒たちと新任のドイツ語教師との関係は極めて緊迫していた。ある女子生徒が自殺すると、同級生たちは彼女の死を教師のせいだと非難する。物事がそれほど単純ではないことに気づくのは、あまりにも遅すぎた。
『ミスター&ミセス・ストドラ』は、2000年代初頭に夫婦が起こした悪名高い連続殺人事件を掘り下げた作品だ。典型的な犯罪物語の枠を超え、邪悪の恐ろしさを鮮烈に描き出している。
条件が整えば、オランダ北部で悪名高いアイススケートレースが開催される。200キロのレースは真夜中までに完走しなければならず、完走者全員にメダルが授与される。この映画は、1963年の運命の日、気温の急激な低下と険しい地形のために何千人ものスケーターが凍傷や深刻な怪我を負ったという出来事に基づいている。ゴールラインを越えたのはごく少数だったが、完走した者にとっては人生を変える出来事となった。
ベーカリーショップを成功させ、夫と娘にも恵まれたダイアナ。一見、順風満帆な人生を送っているように見えたが、夫マイケルには同僚との不倫疑惑があり、10代の娘ケルシーはSNSに夢中で母親の言葉にも耳を貸さない。家庭も仕事も満たされているはずなのに、ダイアナはどこか虚しさを抱えていた。ある夜、店のスタッフで親友のアリソンと過ごしていた彼女のもとに一本の電話が入る。それは、母パトリシアが事故に遭い、病院へ搬送されたという知らせだった。急いで駆けつけるが、パトリシアは重体。回復を祈ることしかできないダイアナだったが、実は20年もの間、疎遠関係にあった。10代でマイケルの子を妊娠したダイアナは結婚に反対した母と激しく対立し、家を飛び出して以来、一度も連絡を取っていなかった。
遊びながら子どもに学びを教える教育を志すセレステ。だが、型破りなスタイルは受け入れられず、教職に就けずにいた。そんな彼女に、ニューヨークの不動産王リチャード・タイラー家の家庭教師兼子守りの話が舞い込む。フランス系の血を引き語学も堪能な彼女は雇われるが、娘リリーと息子マックスは反抗的。妻を亡くした後、仕事に没頭するリチャードも、セレステにはビジネスライクな態度を崩さない。だが、彼女が作った祖母秘伝のフランス料理がきっかけで心を開いてくれるようになり、教育方針を一任するように。子どもたちも次第に打ち解け、セレステは次第とリチャードの人柄にも惹かれていく。しかし彼には、仕事のパートナーで婚約者のジュリーがいて…。
晩年を迎えた著名な作家ロビンは、長年連れ添った夫オスカーとの穏やかな生活を送りながらも、子どもを持たなかったことへの後悔を心の奥に抱えていた。そんなある日、かつての恋人ジムが若返りの治療薬“ノービス”を開発し、自らの体で効果を実証。30歳の姿でロビンの前に現れる。戸惑いながらも、失われた若さを取り戻せるという魅力に心を動かされ、ロビンはノービスの摂取を決意する。しかしオスカーは、「一瞬たりとも君との人生に後悔はない」と語り、ノービスを拒否。若さを取り戻せば、妊娠さえも可能になり過去の後悔をやり直せる。だがそれは、愛する夫を老いたまま置き去りにすることでもあった。やがて若返ったロビンは、新たな人生を手に入れたかのように輝きを取り戻していく。一方、自然に年を重ねることを選んだオスカーとの間には、次第に埋めがたい溝が生まれ始めるのだった。
有名ダンス大会での優勝を目指し、田舎から出てきたダンサーのローワンは、公私共にパートナーのノアとスタジオで練習に励む。しかし、大会1週間前でナーバスになったノアと息が合わず、「君とは出場できない」と告げられてしまう。ノアはすぐに新しいダンスパートナーを見つけ、恋人関係も解消した気になっていた。見返したいローワンは、新しい相手を探すも見つからず途方に暮れる中、適格なアドバイスをくれたスポーツジム経営者ウォルトに目をつける。元プロボクサーでダンス未経験の彼に、優勝賞金で経営難のジムを立て直す提案をし、即席ペアとして猛特訓を開始。果たして、わずか1週間で2人はペアダンスを完成させ、優勝を掴むことができるのか?
おしりが前にあることが特徴的なヒーローの愛と正義と友情などの一大スペクタクルムービー おしりが前にある、ごく普通のサラリーマン・前尻(まえじり)。しかし彼の正体は――街の平和を守るヒーロー・おしり前マンだった!おしりが前にあるため街の平和を脅かす者を許さないおしり前マンは、日々巻き起こる様々な問題を、新たな仲間との出会いや過酷な試練を乗り越えて解決していく。そんな中、不穏な動きが…。かつて存在したと言い伝えられている“おしり前帝国”を復活させ、人々を支配しようとする邪悪な影が、世界を覆いつくそうとしていた。
豪邸に暮らし、親から買い与えられた高級車を乗り回す高校生のエイデン。父親不在の家庭に育ち、母に甘やかされた末にドラッグに溺れた彼はある日、母親の通報で警察に逮捕されてしまう。刑務所に入りたくなければ、大物の麻薬ディーラーLLの逮捕に協力しろと言われたエイデンは、警察の潜入捜査に協力することに。高校のキャンパスで、ちょいワルなプレイクを相棒にドラッグを派手に売りさばくエイデン。周囲からは何不自由ない金持ちのわがまま息子に見えたが、実は走ることが唯一好きで、体を鍛え、走るトレーニングも続けていた。だが、捜査協力を迫られるなかでよりLLに近づくため、エイデンは次第に堕落し、より危険な世界へと足を踏み入れていく。
シアトルのマーケティング会社で働くケイトは、入社3年目を迎え、上司ジーナに昇進を直談判。しかし、遅刻の多さや注意力の散漫さを理由に却下されてしまう。だが、ジーナのいとこトーマスが経営するスポーツジムの立て直しに成功すれば、新たなポストを用意すると持ちかけられる。そのジムがあるのは、祖父の死後疎遠になっていた祖母ローズの暮らす田舎町。ケイトは祖母の家に滞在しながら、再建計画に乗り出すことに。一方、元沿岸警備隊員のトーマスは、軍隊式トレーニング“ブートキャンプ”を行う堅物で、SNSやWEB集客にも否定的。会員はたった1人しかいなかった。価値観の違いから衝突を繰り返す2人だったが、昇進を狙うケイトと、ジム存続の危機に直面するトーマスは、やがて協力して改革に取り組み始める。まずは競合ジムへ通い、人気の秘密を探ろうとするのだが…。
海辺の町で夫と暮らす女流作家のルナは、孤独と抑圧の日々を送っていた。編集者でもある夫は彼女の詩作を認めず、小説の執筆を強要。夜になれば容赦ない暴力で彼女の心身を支配していた。そんなある日、ルナの作品に手厳しい批判を寄せる女性批評家・ジェイドが彼女の元を訪ねてくる。最初は言葉の刃を交わす二人だったが、ジェイドがルナの心の奥底に眠る痛みに触れたとき、張り詰めた空気は変化し、ルナは誘われるように自らの秘められた過去を語り始める――。それは、文筆のインスピレーションを求めて訪れる港で出会った、ダンサーのエラとの記憶。ある雨の日、同じ軒下に駆け込んできたことをきっかけに、二人は深く激しく惹かれ合っていった。孤独なルナにとって、エラは唯一の光であり、情熱のすべてだった。しかし、ルナが夫から受けている凄惨な暴力の全貌を知ったとき、エラは愛する人を救うため、ある驚くべき行動に出る。緊迫した対話の果てに、ジェイドが最後に明かす「真実」とは?女たちの愛と欲望、そして痛みが交錯する、濃密な官能サスペンス。
ホルヘは、弟ペラオの元妻ハナとともに、チリ北部アリカ近郊にある故郷カケナへ向かう道中、弟との過去を思い返していた。かつて兄弟は民間軍事会社の傭兵としてイラク戦争に従軍していたが、帰国後、ホルヘは港湾警備員として働きながら、戦争で負傷し車椅子生活となったペラオを支えていた。ペラオには9歳の息子フアンがいるものの、かつて妊娠中だったハナに暴力を振るって戦地へ逃れた過去があり、2人の関係はすでに破綻しており、父子も離れて暮らしていた。それでもホルヘは父子の再会を願い奔走するが、PTSDと後遺症に苦しむペラオは、やがて最悪の事態を招いてしまう。
オーストラリアの山間の町グレンブルック。毎年、オーストラリア・デーを祈念してこの地で開催される全豪ノーム大会には、世界中のノーム愛好家たちが、自分たちの庭に住み着いているノームを連れて集まってくる。そもそもオーストラリアのノームは囚人船や入植船などに乗ってやってきたという。“最初はシドニーに、やがて西の渓谷に移り住み、1850年代には金鉱の発見によってコミュニティも発展…”といった歴史もある。そんなノームたちが一斉に集う大会は6回目を迎える。ノーム・マスターの交代も行われつつ、ノームをこよなく愛する人々がその魅力を語り始める。
1963年、パリ。6人兄弟の末っ子として誕生したロランは、生まれつき内反足だと診断される。医師からは一人で歩くことができないと宣告されるも、母エステルだけは決して希望を捨てなかった。「みんなと同じように歩き、素晴らしい人生を送らせてあげる」――。そう誓った母は、家族を巻き込み、神に祈りを捧げ、息子が歩けるようになる日を信じて奔走するが…。
米軍のアフガニスタン撤退後も混乱が続く中東地域。ISIS武装勢力がパキスタンの学校を襲撃し、元アフガニスタン政府関係者や米国外交官の子女である少女たちを誘拐する。首謀者は、かつてアメリカの女性兵士ジェイク(エヴァ・グリーン)の前に立ちはだかった男…ISISの指導者アミールだった。ジェイクは、少女たちを救うため、そしてかつての因縁に決着をつけるため、極秘救出作戦への参加を決意するのだが…。
光も差さない暗闇の中で目を覚ました6人の男女。互いに面識のない彼らは、なぜここにいるのかも、直前の記憶も失っていた。その中には妊婦の姿もあった。やがて部屋に設置されたモニターが起動し、博士カスマと名乗る白衣の女性が現れる。そして彼女は、「誰かを殺せばこの部屋から脱出できる」と告げる。さらに制限時間内に殺人を実行しなければ、大切な人の命を奪うと宣言。最初に映し出されたのは、参加者の1人リチャードの妻だった。どこかに監禁された家族を人質に取られた6人の手には、銃や斧、日本刀などの武器が与えられていた。刻々と時間が追る中、リチャードは赤の他人を本当に殺せるのか、それとも別の道を探すのか。生き地獄のような状況が広がっていく。
2020年夏、東京オリンピックには200以上の国と地域から約1万5,000人の選手が集い、長年追い続けてきた夢の実現に挑むはずだった。しかし、新型コロナウイルスの世界的流行により、大会は史上初めて延期となる。1年後、東京オリンピックは開催され、多くの感動と熱狂を生みながら幕を閉じた。だが、その輝かしい舞台の裏で、選手たちは新たな現実と向き合っていた。目標を失った喪失感、社会との隔たり、そして長年背負い続けた重圧から解放された反動。オリンピックを目指すトップアスリートたちが抱える過酷なプレッシャーと、その先にある精神的苦悩を、オリンピック選手たち自身の証言を通して映し出す。
都会の喧騒を離れ、田舎の農家へ嫁いできた美里(RUU)。慣れない土地と農作業に向き合いながら、新しい生活を精一杯築こうとしていた。夫の健一は家業と跡継ぎ作りを優先し、慣れない新妻に寄り添おうとしない。、そんな時でも孤独や不安を抱える嫁を、同居の義父・清治は優しく見守り続けていた。ある日、美里は健一と農作物販売の新任担当の女との思いがけない姿を目撃する…。
心霊ドキュメンタリーといえば、他の追随を許さない『ほんとにあった!呪いのビデオ』!日本全国でほん呪フリーク増殖中!27年目に突入し、ますます進化し続ける心霊ドキュメンタリーの金字塔、最新作!一般投稿による心霊映像を集めた人気シリーズ!全国から続々と寄せられている新規投稿も満載!ナレーションは「お分かりいただけるだろうか…」「…とでも、いうのだろうか…」でおなじみ『残穢─住んではいけない部屋─』『忍びの国』の中村義洋監督!衝撃映像の連打にあなたは眠れない!
ウエディングプランナーのトウサン(ダヨ・ウォン)は、コロナ禍で多額の負債を抱え、葬儀業者への転身を余儀なくされる。しかし結婚式と葬式は大きく違い、様々な困難に直面する。最大の難関は、共に葬儀を取り仕切る「葬儀道士」であるマン師匠(マイケル・ホイ)に認められること。利益の追求が第一のトウサンと、伝統を重んじるマン師匠は、考え方の違いから絶えず衝突し、二人の関係は最悪に。だがマン師匠一家と関わるうちにトウサンのわだかまりは徐々に消え、葬儀で行う儀式「破地獄」の真の意味に気づいていくのだった。
長年の海外生活を経て、フランスへ帰国したピアニストのマティアスは、かつての師であるエレナの誘いで、リヨンでの一連のピアノコンサートを共同で企画することになる。長らく待ち望んだ帰郷と再会は祝うべき出来事のはずだったが、自分の分身のような不思議な少年との出会いによって、マティアスの人生は奇妙な方向へと転じていく。かつて情熱的に愛した女性クロードへと導かれ、すでに不安定なマティアスの精神状態がさらに揺るがされていく…。
韓国の片田舎ポクスンア村に嫁いだ由美。不器用ながらも優しい夫テスンと、慎ましくも幸せな日々を送っていた。一方、日本人の若くて美しい嫁をもらったテスンは、村の男たちから妬まれていたが、自治会長を務める彼の目下の悩みは、村の貧しい経済状態だった。そんな中、テスンは映画の撮影を村に誘致し、収益を上げようと思いつく。早速国内外問わず募集を掛け、日本から撮影隊が村に訪れることになる。テスンや村人たちは手厚くもてなすが、実は彼らの目的は映画ではなく官能映画の撮影だった。しかも、彼らは由美の日本での過去を知っており…。
第二次世界大戦下。英国首相ウィンストン・チャーチル直属の特殊作戦執行部(SOE)に所属した実在の女性スパイ、クリスティーナ・スカルベク。祖国ポーランドへの愛を胸に、ナチス占領下の敵地へ潜入。ヨーロッパ各地で、レジスタンス活動や極秘任務に身を投じていく。裏切りや陰謀が渦巻く中、危険な任務を次々と遂行するクリスティーナ。その行動は祖国のためだったのか、それとも危険と隣り合わせのスリルに魅せられていたのか――。実在した伝説の女性スパイの知られざる戦いを描く、実話ベースの戦争スパイ・サスペンス。
1989年、警官のライアンは、任務中に命を落としてしまった。しかし、目覚めると2067年のディストピア世界にいた。そこで、歴史上の戦士たちが命懸けで戦わされるという娯楽番組に強制参加させられ、ライアンは生き残るために戦い続けていた。やがて、ある女性と出会い、この世界を支配する独裁者フィッシャーの陰謀を知る。そして、ライアンは未来を変えようと再び生死を賭けた戦いに挑む―。
アメリカからアイルランドへ留学し、大学に通うエイミーは、リムリック・ホテルで22時から翌朝6時までの夜勤アルバイトを始めることに。初日の夜、彼女はお調子者の先輩アダムに振り回されながらも、受付業務や客室対応、ごみ捨てなど慣れない仕事をこなしていく。休憩中、エイミーは10年前にこのホテルで起きた惨殺事件について聞かされる。犯人は犠牲者たちの内臓をえぐり取り、自分の体へ塗りつけていたという異常な殺人鬼だった。不気味な話に怯えながらも朝を待つエイミー。しかしその頃、客室フロアで清掃係らしき女の姿を目撃する。しかし今夜、ホテルにいる従業員はアダムと自分だけのはずで…。
ニューヨーク・ブルックリンのアパートで、管理人&雑用係として7年暮らしているトム、30歳。大家のナットに怒鳴られながらも大麻を吸い、地元店のチラシをデザインしながら、その日暮らしの毎日を送っていた。「幸せか?」と聞かれれば、「いや、でも不幸でもない」と答える、そんな男だった。ある日、離婚したばかりの元ウォール街エリートのデイビスや、キャリア志向の女性コレットがアパートに引っ越してきたことをきっかけに、それまでお気楽な生活を満喫していたトムや周囲の友人たちの日常は少しずつ変わり始める。仕事や恋愛、結婚、これまで目を背けてきた現実が迫る中、やがてトムとコレットの間にも特別な感情が芽生え始めていく。
「片腕を一晩、お貸ししても良いわ――」と娘は言った。その日の朝、花屋で買った泰山木の大きな蕾を美しいと思った事を知ってか知らずか、女が自身の身体から、その蕾のような丸みを帯びた白い肩の処から外してくれた。その娘の右腕を男は受け取る。――この腕はモノを言うだろうか? 話をしてくれるだろうか?男の密かな愉しみに、腕は腕の出来る事しか出来ないと言いながらも、女は「お試しになって」と男を送り出した。男は外套の内に右腕を抱いて自宅へ戻る。すると、右腕は男の部屋に泰山木の匂いがすると話し出すのだった。これまでの孤独が染みついた部屋で、男は純潔を保った娘のように儚くも冷ややかな体温を持った娘の右腕を愛で始めるのだが――
宮田陽彩(みやた・ひいろ)(19)は、“クソ”のような大学生活を送っていた。大学に通い、それ以外の時間のほとんどを浪費家の母に代わっての家事とコンビニでのアルバイトに費やし、その中から学費と母と2人暮らしの家計8万を収める日々。遊ぶ時間も、金もない。何かに期待して生きてきたことがない。親にも、友人にも・・・。いつものように早朝にバイトを終えた宮田は、母のために朝ご飯を作り、家事をした後に大学に登校していた。そこで大学の同級生であり、バイト先の同僚でもある 江永雅(えなが・みやび)(24)のひょんな噂を耳にする。威圧的な金髪、メイク、ピアス──バイト先ではイヤホンをつけながら接客する、地味な宮田とは正反対の彼女の噂。「江永さんのお父さんって殺人犯なんだって」他の誰かと普通の関係を築けないと思っていたふたり。ふたりの出会いが人生を変えていく―。
妻を失い、世捨て人となったジキル博士。絶望しきった彼は、未承認の薬「サメニナール」に手を出してしまう。だがそれは、彼の肉体を血に飢えたサメ人間へと変貌させるものだった。狂気的な愛に突き動かされる博士は街を徘徊し、亡き妻との絆を脅かす者すべてを狩り尽くしていく。
記録的な大嵐による大洪水で、ロサンゼルスの治安最悪なスラム街が完全に水没。強盗を働き逃亡中の不良グループ、盗みをはたらく非行少女、そして私怨で動く悪徳警官たちが入り乱れる無法地帯に、なぜか獰猛な人喰いザメがカチ込んできた! 果たして生き残るは人か、サメか、あるいは……
もう一度、兄と一緒に星空を眺めるために 73歳のアルヴィン・ストレイト(リチャード・ファーンズワース)は、アメリカ・アイオワ州ローレンスで娘のローズ(シシー・スペイセク)と二人で暮らしている。ある日、転倒して無理矢理、病院に連れていかれる。医者からは治療をするように言われ、普段は歩行器を使うようにと指導されるが、拒絶。2本の杖を使うことだけは受け入れてさっさと家に帰ってしまう。頑固な老人である。雷雨の夜、仲違いをして長らく口もきいていなかった、76歳の兄のライル(ハリー・ディーン・スタントン)が心臓発作で倒れたという知らせが入る。ライルが暮らすウィスコンシン州マウント・ザイオンまでは560km。車であれば一日の距離だが、運転免許証を持っていない。しかし、自分の力で会いに行くと決めたアルヴィンは周囲の反対に耳も貸さず、たったひとり、時速わずか8kmのトラクターに乗り、旅に出る。もう一度、兄と一緒に星空を眺めるために。
ニューヨーク、夏のある暑い日の午後。テリーはいつものようにバージンの女の子をモノにして、親友のキャスパーに自慢しながら、街をブラつき、仲間がたむろしているポールの家へ向かう。くすねたビールを飲み、ドラッグを決め、SEXの話で盛り上がる。一方、ルビーの家ではジェニーたち女の子5人もSEXの話ばかり。経験豊富で無防備なSEXを楽しむルビーは自分の体験談をネタに盛り上げる。ジェニーはバージンを奪い、その後は連絡もしてこないテリーを許せない。HIV感染を心配するルビーはジェニーと検査結果を聞きにいく。テリーとのSEXしか経験のないジェニーはルビーについてきて検査を受けただけだった。しかし検査結果はルビーはネガティブだが、ジェニーはポジティブだった。たった1回、1人の男とのSEXのために突然の死の宣告をされてしまったジェニー。とにかくテリーを見つけなければいけない。会って、このことを伝えなければ。しかし、テリーは新たなバージンの子を誘い出し、仲間たちと夜のプールではしゃいでいる。自分自身がHIVキャリアとも知らずに。
心霊ドキュメンタリーの製作を手掛ける事務所に刃物を持った女が侵入する。従業員が負傷する事態を引き起こした女の目的は「人類を救う」こと。どうやら「あるいわくつきのビデオテープを正しい場所に戻さないと人類が滅びる」という陰謀論を妄信していたようだ。取材班はネット上で陰謀論を撒いていた男を特定。話を聞くと、そのビデオはかつて打ち切りになったシリーズ『死画像』へ投稿されたもので、かの「クニコ」を超える恐怖映像だという。取材班はビデオを発掘し、映像に映っているものの正体を突き止めようと動く。しかしそれは数多の恐怖映像がうごめく、出口なき迷宮への入り口だった…。
★映画評論家、佐藤忠男、「映画」で世界を変えようとした男がいた――日本で初めて、ひとりの映画評論家に迫ったドキュメンタリーが誕生 日本を代表する映画評論家、佐藤忠男。独学で映画評論の道を拓き、60年にわたる批評人生で日本映画史を体系化した功績、そして後年、ライフワークとしてアジア映画を発掘し、日本に先駆的に紹介した功績から、日本におけるアジア映画研究の第一人者として知られる。アジアとの映画交流や後進の育成にも尽力し、韓国、フランス、モンゴル、ベトナムなどから勲章を授与した唯一無二の存在である。庶民の目線から多岐に論じ、150冊を超す著作を有する映画評論の巨人をアジアへと突き動かすものは果たして何だったのか? 2022年に91歳で逝去した佐藤忠男が映画を通して夢見た世界を探る。
廃墟のような建物に住む一人の女(和田光沙)。 言葉のない世界で原始的な自給自足の生活。 狩猟で蓄えた食料を行商人(寺田農)と物々交換したり、女の体と食料を目当てに来た山賊(仁科貴)に襲われたりするが、そんな不測の事態にもめげることなくたくましく生きている。 ある日女の仕掛けた罠に一人の若い男(飛葉大樹)が掛かっていた。 女は彼を家に連れて行くと、何故か女になつく若い男。 女も情が移ったのか、二人は共同で生活し始める。 そんな日常が続く中だんだんと人間の欲望の姿が明らかになっていく。 暴力・セックス・食欲等々......そして世界は崩壊に向かって動き始める...。
ゼファー(ハッシー・ハリソン)は過去の傷を癒すため、オーストラリア・ゴールドコーストに逃れてきた孤独なサーファー。落ち着きを取り戻しつつあるゼファーの生活は地元の不動産業者でサーファー仲間のモーゼズ(ジョシュ・ヒューストン)との出会いによって一変する。彼とのロマンティックな一夜のあと、夜もあけぬうちにサーフィンへと海に向かった彼女は、サメ体験ツアーの船長タッカー(ジェイ・コートニー)に連れ去られてしまう。
イスタンブールに駐留し、家族と離れて暮らす軍人ジャック。休暇で日本を訪れた妻ハンナと二人の息子を、思わぬ事故が襲う。湖で次男カイルが何者かに水中へ引きずり込まれ、溺れかけたのだ。一命は取り留めたものの、帰国後のカイルは水を異様に求め、奇妙な言動を繰り返す。やがて一家の周囲では、説明のつかない現象まで起こり始める。オンライン通話や監視カメラ越しに異変を目撃したジャックは、調査の末、人を水底へ引き込み魂を奪う妖怪「河童」の伝説にたどり着く。息子の内に潜む邪悪な存在が家族をのみ込む前に、遠く離れたジャックは世界を隔てる距離を超え、未知なる恐怖へ立ち向かう決意を固める。
バレーボールひと筋で女子力皆無の大学1年生、結城空鈴(間島和奏)は、幼馴染の相馬櫂(春本ヒロ)に「そんな女捨ててっと、一生彼氏できないぞ」とからかわれたことに大激怒。素敵な男性と出会うため、自分を盛りまくった“ウソまみれ”の完璧なプロフィールを引っ提げてマッチングアプリの世界へ飛び込む。ついにアプリで理想のオトナな大学院生・萩野蓮(下田正太郎)を見つけ、恋に落ちる空鈴。しかし、お互いの恋愛を邪魔しようとする空鈴と櫂の“偽りの仮面”を剥がし合うバトルが勃発!さらに周囲の意外な人間関係も発覚し、事態は怒涛の展開へ。現役大学生にしか描けない、理想と現実のギャップに翻弄される現代のリアルな新感覚ラブコメディ!
心理治療を受けている3組のカップルは、カウンセラーの招待で同じ場所に集まることになる。 カウンセラーは集まりに参加しなかったが、3組のカップルが何をすべきかを指示するメッセージを残しておく。 3組のカップルはカウンセラーが残したメッセージに従ってお金と嫉妬、セックスなどについて話し合うことになるが..
1995年、日本が震撼した地下鉄サリン事件。その首謀者とされた男の娘で当時11歳の松本麗華(りか)には以来どこにいても父の名、事件の記憶、そして「償い」を問う声がつきまとう。父か死刑に処された後もなお続く差別と排除の中、真摯に自身の人生を模索する6年の記録。それは、この世界で苦しみ生きる人々への希望のメッセージとなるか。